高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

カンアオイ

2008-11-21 09:36:51 | 山野草
高尾山などで見られるアオイ(葵)の仲間は、冬に葉が落ちるフタバアオイ(双葉葵)と冬でも常緑のカンアオイ(寒葵:別名関東寒葵)、タマノカンアオイ(多摩寒葵)そしてランヨウアオイ(乱葉葵)などである。
特にカンアオイの仲間は、分布の早さが1キロ1万年と言われ、各地に固有種を作ることが多い。新潟県ならコシノカンアオイ(越の寒葵)がほとんどである。
花の咲く時期は、カンアオイが晩秋、コシノカンアオイは初春、ランヨウアオイやタマノカンアオイは春と微妙に違う。
またカンアオイは蝶の餌としても知られ、高尾に近い相模原市藤野では、国蝶のオオムラサキ、新潟の中越地方ではギフチョウの保護のために、カンアオイを保護している。

 

寒葵/ウマノスズクサ科/カンアオイ属。
関東から東海地方の太平洋岸に生えている常緑の多年草。別名カントウカンアオイ(関東寒葵)葉柄が長く紫色で、葉は卵形から広卵形で基部は心形である。花は直径2cmほどで暗紫色である。
名前の由来:冬でも常緑のアオイであることからこの名が付いた。
花期:10~12月。
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コメント (6)
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