高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

コシノカンアオイ

2007-01-28 10:04:46 | 山野草

雪国の春は、雪の中に咲くマンサクに始まり、4月に雪が溶けるといっせいに山野草が咲き始める。その中でもコシノカンアオイは、常緑のまま雪の下から現れ、他の山野草に先駆けて、特徴ある花を咲かせる。
あたり一面にカタクリが咲き乱れ、日本特有種のギフチョウが優雅に舞い始める。ギフチョウはコシノカンアオイの葉の裏に産卵し、幼虫は葉を食べて成長するのだ。

 

越の寒葵/ウマノスズクサ科/カンアオイ属。
日本海側の多雪地に生え、カンアオイに似ているが、葉は常緑で厚く、肉厚で黒ずんだ光沢のある花は直径3~4cmと大きい。
名前の由来:越の国に咲く寒葵からこの名が付いた。
花期2~5月。
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4 コメント

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珍しい花 (デコウォーカ)
2007-01-28 19:18:51
初めて見ました。葉の根っこに花が咲くのですか?コシノカンアオイとギフチョウとの関係も面白いですね。雪国の春は特徴が有るんですね。
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酒の名前にもなるね (信徳)
2007-01-28 21:05:10
 コシノカンアオイ、漢字で繋げると「越乃寒葵」酒の名前は無いのかな?地方、地方でカンアオイの名前は有るのですね。
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分布が広がらない (寅太)
2007-01-29 11:56:07
デコウォーカさん、おはようございます。
コシノカンアオイの種子はアリがはこびますが、アリは数メートルしか運ばないので、1万年で数キロしか分布が広がらない。
それでカンアオイは固有種ができるといわれます。ギフチョウも大変人気がありますが、国蝶のオオムラサキもカンアオイを食べて成長します。
藤野町では町ぐるみでカンアオイを護り、これがオオムラサキの保護につながっています。
多摩丘陵にあるのはタマノカンアオイです。
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銘酒「越乃寒葵」 (寅太)
2007-01-29 12:05:16
信徳さん、おはようございます。
酒「越乃寒葵」はまだ聞いたことがありません。
コシノカンアオイは、中越地方の山にはたくさんありますが、ギフチョウの保護から業者の乱獲が心配されています。
昔は「雪割草」も、日本海側の丘陵(柏崎や西山)にはたくさん自生していましたが、やはり乱獲に遭ってしまいました。
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