高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ぬばたま

2008-11-05 09:24:15 | 山野草
鉢植えの「ぬばたま」は、今年はたくさん実がなって、黒く光っている。この種を蒔くと、2~3年で開花する株に成長する。
万葉集にもぬばたまのでてくる歌は、80首もあるといわれる。枕詞となり「黒」や「夜」などの言葉を導き出すが、圧倒的に多いのが黒髪で、そして恋を連想させるものも多い。

「ぬばたまの 吾が黒髪を引きぬらし、乱れてさらに恋わたるかも」
「ぬばたまの 黒髪変り白けても いたき恋には、逢ふ時ありけり」

黒髪、いや白くなっても髪は大切なもので、なくなっては万葉集に参加する資格もなくしてしまう。  それでは、「ぬばたま」は、何の植物の実かわかりますか。
(髪に問題ありの寅太は、今回は意地悪です。でも考えすぎると、髪の毛は薄くなります)

アオツヅラフジ、 カクレミノ、 カラタチバナ、 クロガネモチサルトリイバラ、 ジャボチカバ、 ジュズダマ、 シロヤマブキ、 ツルリンドウ、 ヒオウギ、 ヨウシュヤマゴボウ ヤマボウシ 

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コメント (10)
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