鉢植えの「ぬばたま」は、今年はたくさん実がなって、黒く光っている。この種を蒔くと、2~3年で開花する株に成長する。
万葉集にもぬばたまのでてくる歌は、80首もあるといわれる。枕詞となり「黒」や「夜」などの言葉を導き出すが、圧倒的に多いのが黒髪で、そして恋を連想させるものも多い。
万葉集にもぬばたまのでてくる歌は、80首もあるといわれる。枕詞となり「黒」や「夜」などの言葉を導き出すが、圧倒的に多いのが黒髪で、そして恋を連想させるものも多い。
「ぬばたまの 吾が黒髪を引きぬらし、乱れてさらに恋わたるかも」
「ぬばたまの 黒髪変り白けても いたき恋には、逢ふ時ありけり」
黒髪、いや白くなっても髪は大切なもので、なくなっては万葉集に参加する資格もなくしてしまう。 それでは、「ぬばたま」は、何の植物の実かわかりますか。
(髪に問題ありの寅太は、今回は意地悪です。でも考えすぎると、髪の毛は薄くなります)
アオツヅラフジ、 カクレミノ、 カラタチバナ、 クロガネモチ、 サルトリイバラ、 ジャボチカバ、 ジュズダマ、 シロヤマブキ、 ツルリンドウ、 ヒオウギ、 ヨウシュヤマゴボウ、 ヤマボウシ