高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

モッコク

2008-07-16 03:16:37 | 樹木

JR中央線の国分寺駅前にある都立殿ヶ谷戸庭園にはモッコクがたくさん植えてあり、モッコク庭園の別名を持っている。
モッコクは木斛と書くが、これはこの木の花のほのかな香が、セッコク(石斛)の花の淡い芳香と似通っていることから、石斛に対し木斛と名付ずけられたという。
殿ヶ谷戸庭園のモッコクについては昨年の秋に取り上げたが、葉茎が赤いことと、白い花の葉茎が長いモッコクの特徴を持つ樹木に多摩丘陵で出あった。
モッコクは葉が美しく樹形が整うので庭園によく植えられる。
また根本にセンリョウ(千両)マンリョウ(万両)を寄せ植えにし、「千両万両持ち込む(モッコク)」と語呂を合わせ、
縁起の良い木だとも言われる。

 

木斛/ツバキ科/モッコク属。
中国原産のツバキ科の常緑高木で、葉の美しさと樹形の良さから庭木として植栽されるほか建材にも使われる。
葉は厚く細長い、葉柄から枝にかけて赤紫色で、初夏の頃に白い5弁の花を付け、秋には球形の果実がはじけ中から赤い種が飛び出す。
名前の由来:ラン科のセッコク(石斛)の花の香りに似ていることからこの名が付いたなどの説がある。
花期:6~7月。
(多摩丘陵)
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コメント (6)
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