秋生のEtude

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2013 『レ・ミゼラブル』 11/11(月) マチネ

2013年11月24日 21時48分32秒 | 『レ・ミゼラブル』
体調がイマイチだったり、忙しかったり、プライベートでいろいろあったり・・・すっかり遅くなりましたが・・・

実は、元々の予定では別の日で観る予定だったのです。
ところが、いろいろ諸々の変更で11日に・・・ですから、本来の予定では『レミゼ』メインで
新演出に変わって、結局4~7月公演は観ていません。
というわけで・・・これが初めての新・バージョンです。


『レ・ミゼラブル』 2013.11.11(月) 13:00開演  帝国劇場


バルジャン        吉原光夫
ジャベール        福井晶一
ファンティーヌ      知念里奈
エポニーヌ        笹本玲奈
マリウス         原田優一
コゼット         青山郁代     
アンジョルラス      上原理生
テナルディエ       駒田一
マダムテナルディエ    森公美子
ガブローシュ       鈴木知憲
リトルコゼット      原田くるみ
リトルエポニーヌ     木村青空


新演出、ということでいろいろ以前とは違っていました。
冒頭の、囚人たちが労働する場所は船の上だし、仮出獄されたバルジャンは映画版と同じで短髪です。
いちばんびっくりしたのは、盆が回らない!?こと。(←そこ?
それゆえ、今まで観て来た位置とは別の場所に役者さんがいるので、結構あちこちを観るのがたいへんしかも当然ながら、またまたB席観劇だったので余計にたいへん。
その上、元々明るい(照明が)舞台じゃないけど、さらに舞台全体が暗い感じがして、観づらい観づらい
歌に関しては、歌詞が変更になってた部分があったり、昔のバージョンに戻っていたり・・
『ミス・サイゴン』の新演出が、とにかく絶叫系で激しく感じたので、そこが今回の『レミゼ』にも不安だったけれど・・・どちらかと言えば、みな控え目で、おとなしく感じました。(迫力がないと言えば、ない)

気づいた箇所としては、
バルジャンを正しい道へ導く司教さま・・・なんだかすごくもの静かな・・・自然体(?)前は、ここでまず泣けたんだが・・・
「独白」・・・♪生まれ変わるのだ~、で許可書を破り捨てるバルジャン。そこから『Les Miserables』の始まりになるところは、物語の幕開けっぽくていい?
ファンティーヌの工場では、横一列に座って作業してる(何かを磨いている?=もしかして原作どおりのガラス玉?)工場長の「出てけっ!!」は以前より弱め。
ラブリーレイディのシーンは舞台中央だったのが上手に密集。ちょっと見ずらいかな~
テナの宿屋で、カモにされる旅人は盲人に。そのペットの小鳥はあっという間にソーセージに!!(きゃーーーっ!!手品みたい・・・)
アンジョとマリウスの登場シーンで、あの両端から出て来て中央で合体するセットがすごーーーーく好きだった・・・だから今回のセットの“こじんまり感”はちょっとさびしい。登場後、セット中央で手を取り合う二人の姿もないのが(←言うな)
ジャベールの「星よ」は橋の上で歌われてました。
プリュメ街のコゼットは、2階の窓からマリウスに気づいて降りてくる(映画もそうだっけ?)ドレスがちょっときれいに。
1幕ラストの「ワン・デイ・モア」・・・なくなったと聞いていた“三角行進”なんとなくそれっぽい感じは残っていてホっとしました
手紙を渡しに行ったエポは、バルジャンに「坊や」と言われ、帽子を取って女の子アピール。
エポは「オン・マイ・オウン」の後、走り去って消えるのではなく、そのまま後方のバリケードに合流(?)(あのコートを翻すエポが好きだったのに~)
「恵みの雨」で最初にエポ&マリウスの異変にガブが気づき、グランに知らせ・・・エポの死のあとはガブがグランにしがみついて泣いてました
バルジャンがジャベールを逃がすのは、舞台下手の花道(?)で。
バリケードの高さが若干低めに?(今まで階段が急過ぎて、観ていて怖かったので、少し安心しました)
ガブが弾拾いする場所はバリケードの向こう側なので、ガブの姿は見えず歌声のみに(歌詞は♪チビ犬でも~に戻っていました。どうにか自力でバリケードを這い上がってきて、途中で撃たれて息絶える・・・グランがその亡骸を抱きあげ号泣
戦闘が始まって、アンジョはわりと早々に撃たれて落下?
バルジャンが死にかけたマリウスを救うのは、舞台前方のマンホールではなく、上手の地下へ続くトンネルの柵を開けて。
下水道をマリウスを連れて歩くバルジャン。抱きかかえ方はそれぞれに替えていますが、盆が回らないので、すごくたいへんそう
下水道で出会うバルジャンとジャベールに交差するように差し込む照明が!!・・・好きだったのになぁ。
ジャベールの自殺は、髪型がバルジャンと被って、あれれ?どっちだ?と軽く混乱しました。
アンジョの死・・・亡骸はリヤカー風の台車にレッドフラッグをひいた上に横たわって・・・(うわ~~ん、こんなのやだっ!!)ガブの亡骸も、その隣に置かれ、退場。
「カルーセル」は喪服の女性たちで。追悼の意味合いなのか、蝋燭のようなものを舞台上に置いて去る。
マリウスの「カフェ・ソング」は、空の椅子もテーブルもない・・・学生たちの幻影はわらわらと舞台上に出てくるけれど(ガブもいる)なんか・・・以前の方がいいかな
結婚式シーン。テナ夫妻は白塗りなしで衣装は新調!!
バルジャンのところへ飛び込んでくるコゼットはウエディングドレスの上にマント風コートを着用。

ざっと、思い出したところだけですが・・・やっぱりずっと観て来た旧ヴァージョンには、深い思い入れがあって、新演出はついていけない部分も多かった・・・


それとキャストについて、少しだけ。
光夫バルジャン
とても心優しいバルでした。またまた今井バルに近づいているような・・・
もうどこから観ても立派なバルジャンですね。

福井ジャベール
四季時代を知りませんが、スマートな素敵な方でした。歌声も

里奈ファンテ
あいかわらず、細い!!少女のよう。

玲奈エポ
いつものバズーガではなく、なんとなく静かなおとなし目なイメージ。こんな玲奈ちゃん、はじめて観たよ・・・なんかその分、マリウスに対してすごくピュアで、彼の言葉に一喜一憂するのが切なかった
一番良かったのは「恵みの雨」・・・なんにもわかってないマリウスにの腕に抱かれて、弱っていく玲奈エポ・・・観ていてこっちがつらいくらいに健気でかわいらしくて。
無償で愛を捧げるエポに、涙が頬をつたい、堪えられませんでした

原田マリウス
恋に浮かれるマリウスではあるけれど、少年っぽい感じはあんまりしなかった・・・これって、原田くんがあまりにも“男”っぽくなってきてるからかしら・・・
なんかわからないけど、すごく「恵みの雨」の直前シーンで、イラっとした。
だって、エポはあんたの使いで、危険を冒してコゼットのところへ行って来たというのに、♪会えたか?コゼットに??とそっちが優先なの!?(まあ、そういう話だから仕方がないといえば、仕方がない)う~ん、やっぱりここは育マリで観たかった・・・

青山コゼット
かわいいお声。無垢なコゼットのイメージに合ってました。

上原アンジョ
なんとなく、以前より落ち着いた(?)のか、カリスマ度が低くなったような・・・タイが赤じゃないのがいけないのか?もちろん、革命のリーダーであることはまちがいないのだけれど、バリケードで最初に堕ちるのもショックだし、あの台車に乗せられた亡骸は
こんなとこで“リアル感”を放出しなくてもいいじゃん、と思ってしまいました・・・

駒田テナ&モリクミテナ夫人
・・・もう、“鉄板”ですね。あくどい感は高レベルすぎて
う~ん。まったく関係ないけど・・・やっぱり『ミス・サイゴン』駒田エンジニアも観てみたいなぁ・・・
そして『天使に・・・』は、モリクミさんヴァージョンも・・・


それでもやっぱり、『レミゼ』は好きです。
あのラストの『民衆の歌』を聴いていると、自然と涙がこぼれてくる・・・
なんででしょう?もう私の身体の中にそういう遺伝子が組み込まれているのでしょうか。


【追記】
カーテンコールの最後の最後に、光夫バルと福井ジャベが登場。
舞台の中央に福井ジャベを突き飛ばす光夫バル。・・・よよよ、と横に崩れた格好の福井ジャベはまるで「あ~れ~~っ!!」という形でしなっとポーズを作って女座り!?
・・・うわ。なんておちゃめさん、なの?





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