秋生のEtude

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『レ・ミゼラブル』 2017 7/14(金) ソワレ 

2017年07月17日 21時09分14秒 | 『レ・ミゼラブル』



大好きな舞台『レ・ミゼラブル』。
以前は、全キャスト制覇!・・・なんて無謀な見方をしたこともありましたが・・・今は本当に納得のいく1回が観れればいいかな、と、私的にベストキャストの日を厳選したら、千秋楽まであと3日のこの日に

『レ・ミゼラブル』 2017.7.14(金) 18:15開演 帝国劇場


バルジャン        福井晶一
ジャベール        吉原光夫
ファンテーヌ       和音美桜
エポニーヌ        昆 夏美
マリウス         海宝直人
コゼット         生田絵梨花    
アンジョルラス      上原理生
テナルディエ       橋本じゅん
マダムテナルディエ    森公美子
ガブローシュ       大西統眞
リトルコゼット      宮島瑠南
リトルエポニーヌ     岡田奈々


全体が見渡せる1階後方席から観てきました。
広い舞台の中央がメインステージ(?)舞台袖は時折、小芝居のスペースに使われるけれど・・・あれって端の席からは見切れないんだろうか?
そして、舞台はやっぱり本当に暗い。スポットライトが当たっていてもなんだかよく見えない
バリケードの中なんて誰が誰やら・・・

とりあえずは、こだわったキャストごとの感想を。

福井バルジャン
真面目な感じがいいなぁ。お歌もクリアーきれいなお声。そして男らしく力強い。
「彼を帰して」・・・優しいなぁ。ずっと聴いていたい。

光夫ジャベール
低いドスの効いた声が迫力!!そして、大きい(笑)
「Stars」は聴き惚れてしまった。憎らしいほど上手い・・・
下水道でバルジャンを逃がしてから「自殺」に至るジャベールの葛藤が伝わってきた。「自殺」は歌の合間の息遣いが激しすぎてちょっと気になったけれど立派な死に様(?)だった。
・・・やっぱり、私は光夫が好きだ!!

和音ファンテーヌ
お嬢さんっぽいけれど、母の強さもあって、そして儚い。
〝薄幸のファンテ”でした。病室での♪コゼット・・・と呼びかけるように歌うシーンは、そこにいないコゼットが見えるようで、うるうるしてしまった。

昆ちゃんエポニーヌ
登場シーンからなんとなく投げやりで、強がりな演技が玲奈ちゃんぽくて、細やかな演技と歌の上手さは聖子ちゃんっぽい!?
なんといっても昆ちゃんはやっぱり歌が上手い。
でも、新演出独特の絶叫系ではなく、感情の波の激しさと切なさがちゃんと表現されている。
「On My Own」は聴いていて、報われない乙女心が突き刺さるようで、胸が痛い。
「恵みの雨」は瀕死の状態なのに、マリウスに抱かれて、ずっと微笑んでいる。「・・・これで、いいの」あ~~もう泣いちゃったよ。
・・・なにを観ても昆ちゃんの小ささが気になっていたけど、この『レミゼ』はまったく気にならなかった!!成長したんだねぇ。

海宝マリウス
海宝くんのマリウスは、歌声も伸びやかで、どこかしら〝いいとこのお坊ちゃん”を感じさせるのが好き。そして本当にナチュラル。(ここでチャラいマリウスはイヤなんだわ)
コゼットと出会って、本当にずっと頭から離れないあの真面目に恋してる感じがいい。
「カフェソング」はもうちょっと激しく感情がこもっていてもいいかな。
・・・しっぽ付きならなおよかったのに

生田ちゃんコゼット
まるで天使。まあまあ、本当に若い。声が細くて可愛いけれど、ちょっと細すぎる?
♪もう大人よ~と歌うけど、すごく未成年感が強い。(今までエポニーヌよりすごくお姉さんっぽいコゼットが多かった気がする)
海宝マリウスとの並びはすごく可愛らしいお人形みたい(でもやっぱりあのドレスはあんまり好きじゃない・・・)

上原アンジョルラス
堂々としてきましたね。もう言うことなし、です。
♪ラ・マルクルの死・・・から一気に歌いあげるところは安定して聴いていられる。カリスマ性も強い。
アンジョが銃を振り上げる度にドキドキした。
バリケードのシーンは革命の決意がひしひしと伝わってくる。でも、マリウスを気遣って声をかけるシーンはすごく優しい(ギャップ萌え~)
♪市民は来ない~が哀しすぎる。
あの荷車に乗せられた死に様も、やっぱりヤダ。つらすぎる・・・

じゅんさんテナルディエ
・・・すごく真摯に演じていて、なかなかよかった。
じゅんさんの〝小者感”がいい意味で活かされてた気がする。

モリクミさんテナ夫人
・・・本当はゆうなさんでした。モリクミさんはもう安定。

大西統眞くんガブローシュ
すごくはっきりした声で存在感・大!!
とにかく見せ場が多くて、ガブローシュって、あんなに主役級だった?
〝小さな革命家”って扱いは映画と似てた。



新演出に替わって、そして今年は30周年。
ずっと観てきた前のヴァージョンが懐かしいけれど、やっぱり『レミゼ』はすごい舞台だと思います。
ラストの、遠くから聴こえてくるような、静かに歌いだされる「民衆の歌」を聴くと胸が熱くなってくる。
・・・40周年も観に行けたらいいなぁ。私、そのころまだ元気でいられるかしら・・・








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