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大好きな舞台『レ・ミゼラブル』。
以前は、全キャスト制覇!・・・なんて無謀な見方をしたこともありましたが・・・今は本当に納得のいく1回が観れればいいかな、と、私的にベストキャストの日を厳選したら、千秋楽まであと3日のこの日に
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『レ・ミゼラブル』 2017.7.14(金) 18:15開演 帝国劇場
バルジャン 福井晶一
ジャベール 吉原光夫
ファンテーヌ 和音美桜
エポニーヌ 昆 夏美
マリウス 海宝直人
コゼット 生田絵梨花
アンジョルラス 上原理生
テナルディエ 橋本じゅん
マダムテナルディエ 森公美子
ガブローシュ 大西統眞
リトルコゼット 宮島瑠南
リトルエポニーヌ 岡田奈々
全体が見渡せる1階後方席から観てきました。
広い舞台の中央がメインステージ(?)舞台袖は時折、小芝居のスペースに使われるけれど・・・あれって端の席からは見切れないんだろうか?
そして、舞台はやっぱり本当に暗い。スポットライトが当たっていてもなんだかよく見えない
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バリケードの中なんて誰が誰やら・・・
とりあえずは、こだわったキャストごとの感想を。
福井バルジャン
真面目な感じがいいなぁ。お歌もクリアーきれいなお声。そして男らしく力強い。
「彼を帰して」・・・優しいなぁ。ずっと聴いていたい。
光夫ジャベール
低いドスの効いた声が迫力!!そして、大きい(笑)
「Stars」は聴き惚れてしまった。憎らしいほど上手い・・・
下水道でバルジャンを逃がしてから「自殺」に至るジャベールの葛藤が伝わってきた。「自殺」は歌の合間の息遣いが激しすぎてちょっと気になったけれど
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・・・やっぱり、私は光夫が好きだ!!
和音ファンテーヌ
お嬢さんっぽいけれど、母の強さもあって、そして儚い。
〝薄幸のファンテ”でした。病室での♪コゼット・・・と呼びかけるように歌うシーンは、そこにいないコゼットが見えるようで、うるうるしてしまった。
昆ちゃんエポニーヌ
登場シーンからなんとなく投げやりで、強がりな演技が玲奈ちゃんぽくて、細やかな演技と歌の上手さは聖子ちゃんっぽい!?
なんといっても昆ちゃんはやっぱり歌が上手い。
でも、新演出独特の絶叫系ではなく、感情の波の激しさと切なさがちゃんと表現されている。
「On My Own」は聴いていて、報われない乙女心が突き刺さるようで、胸が痛い。
「恵みの雨」は瀕死の状態なのに、マリウスに抱かれて、ずっと微笑んでいる。「・・・これで、いいの」あ~~もう泣いちゃったよ。
・・・なにを観ても昆ちゃんの小ささが気になっていたけど、この『レミゼ』はまったく気にならなかった!!成長したんだねぇ。
海宝マリウス
海宝くんのマリウスは、歌声も伸びやかで、どこかしら〝いいとこのお坊ちゃん”を感じさせるのが好き。そして本当にナチュラル。(ここでチャラいマリウスはイヤなんだわ)
コゼットと出会って、本当にずっと頭から離れないあの真面目に恋してる感じがいい。
「カフェソング」はもうちょっと激しく感情がこもっていてもいいかな。
・・・しっぽ付きならなおよかったのに
生田ちゃんコゼット
まるで天使。まあまあ、本当に若い。声が細くて可愛いけれど、ちょっと細すぎる?
♪もう大人よ~と歌うけど、すごく未成年感が強い。(今までエポニーヌよりすごくお姉さんっぽいコゼットが多かった気がする)
海宝マリウスとの並びはすごく可愛らしいお人形みたい(でもやっぱりあのドレスはあんまり好きじゃない・・・)
上原アンジョルラス
堂々としてきましたね。もう言うことなし、です。
♪ラ・マルクルの死・・・から一気に歌いあげるところは安定して聴いていられる。カリスマ性も強い。
アンジョが銃を振り上げる度にドキドキした。
バリケードのシーンは革命の決意がひしひしと伝わってくる。でも、マリウスを気遣って声をかけるシーンはすごく優しい(ギャップ萌え~)
♪市民は来ない~が哀しすぎる。
あの荷車に乗せられた死に様も、やっぱりヤダ。つらすぎる・・・
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じゅんさんテナルディエ
・・・すごく真摯に演じていて、なかなかよかった。
じゅんさんの〝小者感”がいい意味で活かされてた気がする。
モリクミさんテナ夫人
・・・本当はゆうなさんでした。モリクミさんはもう安定。
大西統眞くんガブローシュ
すごくはっきりした声で存在感・大!!
とにかく見せ場が多くて、ガブローシュって、あんなに主役級だった?
〝小さな革命家”って扱いは映画と似てた。
新演出に替わって、そして今年は30周年。
ずっと観てきた前のヴァージョンが懐かしいけれど、やっぱり『レミゼ』はすごい舞台だと思います。
ラストの、遠くから聴こえてくるような、静かに歌いだされる「民衆の歌」を聴くと胸が熱くなってくる。
・・・40周年も観に行けたらいいなぁ。私、そのころまだ元気でいられるかしら・・・
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