『REON』 柚希礼音スペシャル・ライブ ４/１（日） マチネ前楽 ②

パンフレットを読みながら・・・この公演の『REON』が、１幕＝“RE"で、２幕＝“ON"となっていることに気づきました（←遅い）
・・・ということで、２幕は“ON”です

ON1
２幕の開演・・・が幕は上がらず、そこに登場したのは、劇場係のおねいさん紅子！！！
まさかの紅さんの女装（って、つい言いたくなる）すごく“あり”の、きれいなおねいさん。
金髪ロングで脚が長くて細くてとってもおきれい
本人曰く、「今日はねぇ～ピンクなのぉ～」（←照明のこと）
劇場係のおねいさんらしく（？）客席に向かって「携帯電話の電源は」とか「録音とか写真撮影とか・・・固くお断りします」とか言ってたけど、客席から声がかかるといちいち反応してくれて、フリートーク状態で、しかもそれが果てしなく長くてグダグダで。（←うれしい）
いや～～紅さんって、すごいわ～～～
宝塚を全部知ってるわけじゃないけど・・・この人ほどお笑い芸人要素の多い人（つまりはそれも才能！？）って他にはいないんじゃ・・・
歌って踊って演技して、さらにコレ。すっご～～い

そして、その長い前説（？）ののち、舞台では華やかなレビューが始まり、その一番上に立つトップスターこそは！！・・・と、思いきや、あれっ？なんか羽が小ぶり
REON！！(ねねちゃん）
そこへ、客席から現れる黄色いドレスの大っきめな女子・・・ちえ子（柚希さん！？）
トップスターのREONちゃんにお花を渡そうとするちえ子を、紅子が制し、ここから二人の問答が始まる・・・
ひぇ～～柚希さんの女装（？）とその低いハスキーボイスのゆる～い大阪弁が・・・
自分はREONちゃんの大ファンで、未来の相手役になる“夢咲にょにょ”と名乗り♪REONちゃんに～会いた～～い～と歌い踊りながら、出待ちして無理やり楽屋に入り込もうとする・・・
紅子の手を振り切り、無理やり楽屋に入り込むと・・・そこには♪ラララ～イ～と歌う孤独なトップスターREONちゃんが。（あれれ？『ノバ・ボサ・ノバ』）
追いかけてきた紅子とREONちゃんの取り合い・・・あれれれ？このBGMも『ノバ・ボサ・ノバ』の、あのブリーザを取り合うオーロとマールじゃないの？？
・・・いいのか？こんな自虐なパロディ
面白過ぎて笑いすぎて、その後の展開がイマイチ記憶があいまいですが・・・再度レビューシーンが再現され、今度は本当のトップスター＝柚希さんが登場して、ねねちゃんとデュエットダンス。

ON2
さっきまでの“紅子”がうそのような紅さんのケモノ（？）ショー＆迷彩柄の衣装でハンターする（？）柚希さんのショー。
しかし・・・こういうアフリカーナ（？）な設定を目にすると・・・なぜかあの一番最初に観た『BORERO』の謎の“トマケ”を思い出してしまうのはなぜでしょうか？・・・そして密かに期待してしまったのは私だけでしょうね・・・

ON3
3組のカップルが登場して「CLUB REON」へと。
異様に色っぽいオトナなダンスシーンのあと、男役さんたちを引き連れて踊る柚希さん、やっぱりこっちの方がキマってる
しかも・・・周りの人がみんないなくなったところへ登場するスレンダーで大っきな美女２名・・・
ストレート黒髪の派手ピンクドレスの紅さんと、上品なまとめ髪に薄いピンクドレスの真風さん。
二人とも美人～～っ！！

ON4
今までの舞台シーンから、再現。
最初は『ブエノスアイレスの風』・・・あの衣装って、あの時の！？（DVDでしか観てないけど）切れのあるタンゴダンスシーン、あの時よりも息もぴったりで・・・あのねねちゃんの攻撃的なセリフ（「あなたは女を抱く時も・・・云々」）がよみがえりました（ドキドキ）
『オーシャンズ１１』の「JACKPOT」いるはずの１１のメンバーがいないのは寂しいけれど・・・本編では観られない紅さんがいたり、ねねちゃんが一人メンバーに混ざっているのはうれしかったなぁ。
これってやっぱり、カッコいい～
そして・・・まさかの柚希ショーヴラン！！
金髪だけど、あの時の衣装のまま。もちろんマルグリットの幻の娘役さんたちのバレエシーンもありで。生でこの「君はどこへ」が聴けるなんて！！？
しかもその歌い方が・・・すごい気迫があって、本当に情感がこもっていて熱いっ！！（それにさらにねちっこい←ほめてます）
このショーヴランこそ、私が柚希さんに恋したハマり役・・・ここに、まさかの『スカピン』まで持ってきてくれるなんて、私的には涙が出そうでした

ON5
うわ～～っ！！客席降り大サービス！！
そして“平井堅祭り”！！「POP STAR」「いつか離れる日が来ても」「Sing Forever」「美しい人」
みんなはピンクの『REON』Tシャツ。柚希さんだけ白で下はオレンジの重ね着風（おしゃれ～）会場の手拍子を煽ってノリノリで弾けるみんながまぶしくてまばゆくて、本当に歌の通りに♪キラキラのPOP STAR～（笑）
きらびやかな衣装でなくても、リアル男子感のにじむ柚希さん他のメンバーが、すごく素敵。
宝塚という世界の中では普通ではありえないんだろうけれど・・・なんだかすごく近いところの人たちのように感じられて、これって貴重なことだよな～と思いました。
楽しい選曲なのに、歌詞をかみしめて聴いていたら・・・愛があふれていて逆にちょっと切なくなりました。
みんなと絡みながら楽しそうにハイタッチしたり、肩を組んだり（ねねちゃんだけはハグ）しながら、先に柚希さんが舞台からはける・・・
それぞれが少しずついなくなり・・・なんか祭りのあとの寂しさが・・・
誰もいなくなった舞台にドライアイス～そして『ロミジュリ』の一曲「いつか」
なぜか、締めくくりは白いロミオ登場！！
一人で踊る柚希ロミオが・・・なんというか美しすぎて神々しくて・・・

ON6
アンコール！！
今度は柚希さんもみんなとおそろいのピンクTシャツ下には白の重ね着）（これを見たら、急に自分も買いたくなった・・・もう売り切れてたけどね）
んで、よもやの柚希さんの自作第２弾！？
「MESSAGE」・・・ごめんなさい。はっきり言って柚希さんは文才はないとでも・・・なんかね～真っ直ぐ過ぎて、かなり聴いててはずかしいんだけど、でも、すごく感動してしまったのです。

♪こんなに愛して貰っている自分が　未だに信じられない

このあまりに素直で純粋な美しい人に出会えたことを、こちらこそ神様に感謝してます
そして、最後の最後は、この舞台の主題歌「REON」

♪愛がほしいならREONがあげる

・・・十～～～～分いただきました。本当に本当にすっごくすっごく楽しかったです