秋生のEtude

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映画 『天使の恋』(WOWOW)

2011年02月28日 21時44分56秒 | 映画
原作はケータイ小説・・・なんだそうです。
私、ケータイ小説って読んだことがないのですが・・・娘その2によれば、上手な人のものだと文章表現が豊かで、(たとえば、“キスした”→“くちびるが触れた”→“温もりを感じた”などなど・・・と表現されるらしい
で、それはそれは続きが気になって・・・なかなか嵌るものらしいです。


映画『天使の恋』(2009年)

主演:佐々木希 谷原章介


過去のトラウマから誰も信じない、友人と共に援助交際を重ねて自由奔放に時を過ごす17歳の高校生・理央。
そんな理央が、ほんの偶然から知り合った35歳の大学教授・光輝に本当の恋をする・・・


華やかで美しい理央(佐々木希)・・・でも、やってることはすごくエグくて
いじめられている同級生を助けて友達になるけれど・・・実はそれって仕組まれていて、地味な女の子を援助交際の道に引きずり込んでいく手口は・・・かなり怖かった
強い言葉で無理じいするわけでも、暴力で従わせるわけでもない。・・・、“友情”という絆をタテに、仕向けていくのです。
実は理央自身も過去に心に傷を持つ少女で、心が病んでいるのだけれど。
だからこそ、“先生”との出会いは理央にとって、すべてが変わるきっかけになる・・・

先生と出会った瞬間、なんていうか・・・
全身に電気みたいなものが走って、頭の中が真っ白になっちゃって


うんうん。そうだわ。これが・・・恋。
それからの理央の、本当にかわいいことったら!!
“先生っ!”“先生、勉強教えて”“今度の日本史のテストで100点取ったら・・・ごほうびにデート!”
笑う理央、飛び跳ねる理央、くるくる回る理央、全身で心の底から恋する喜びにあふれる理央。
・・・とにかくかわいくてかわいくて。

待ってるから。先生が私の歳を気にしなくなるのを

いつか通じ合う理央と先生の心。
だけど、先生には実は脳腫瘍で、手術を受けなければ命の期限が・・・だからこそ、静かに理央から離れて行こうとする先生に、理央は言い放つのです。

私は先生を愛してるよ。だから言葉にするよ。大きい声で叫ぶよ。長い長いメールで想いを伝えるよ。
・・・あの手この手で、あなたへの愛を表現するよ!!


愛は・・・想いは・・・かたちのないものだからこそ・・・黙っていては伝わらない。
表さなくちゃ。言葉に行動に、しなくちゃダメなのよね。

理央のまっすぐな恋。その想いはいつか先生の心に伝わってそして・・・

「恋っていうのはね、本気でやればやるほどクソ苦しいの。・・・でもそうやって女は運命を知るものなのよ。」

病院で先生が理央に告げる「愛してるよ」
静かにひとりで死んでいくはずだった自分が、こんなにも別れたくない人と出会ってしまった。そしてその人に迷惑をかけたくなくて、重荷になりたくなくて。

手術を受けて理央を忘れてしまった光輝〈先生)が、最初の出会いと同じように雨の中をひとつの傘を差して歩くシーン。
たとえ自分を忘れても、愛する人が生きていてくれればいい、と納得しようとする理央。
別れたあと、それでも光輝の中でなにかふっと頭の中によぎる。そして、もう一度理央に傘をさし向ける光輝。

このラストシーン・・・不覚にも泣きそうでした


佐々木希ちゃんは・・・本当にかわいい。恋を知った後は、さらにかわいい。
谷原さんも、静かな性格の“先生”を好演。理央と倍も歳がちがうのに恋愛対象になるのは、谷原さんの持ってる清潔感かな。(これが汚らしい中年お○じだったら、まったく絵にならない

そして・・・屋上から飛び降りて死んでしまう理央の友達の奈緒子。
母親の男にずっとレイプされていた奈緒子。
「だって、家でも学校でも必要とされなかった私が、あこがれてた理央に必要とされたんだもん。・・・好きな人と居れたんだもん」
女の子だけれど理央を心から好きなのがわかる、まっすぐな目。
彼女の表情(演技)・・・引きこまれました。
でも切なかった・・・イマドキって、やっぱり人と人の関係が希薄なんだろうな。
人って、人に必要とされたいんだよね。
先生も理央にこれほどまでに愛されたから、生きてみようと思ったんだろうな。


あ、そうそう、そういえば
先生(=谷原さん)が桶狭間の合戦について「今川軍の・・・」と熱く語るシーンが、なぜかツボでした(笑)←わかるかな?




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