きのう、渋谷に出かけて東京JAZZの the HALL 昼の部を聴いてきました。
きのうの昼の部の出演者は、ミシェル・ンデゲオチェロと、我らがMISIA × 黒田卓也。
開場時刻の11:30をちょい過ぎた頃、渋谷区総合防災訓練の準備が進むケヤキ並木を通って会場のNHKホール
へ…。
この日のライヴが、いつものMISIAのライヴとは違うと実感したのは、NHKホールの前で周りをキョロキョロ
と見回した時。
知った顔の人が全然いません
3日前のTICAD7 LIVE HEART FOR AFRICA @横浜みなとみらいホール のときは、ミー友さん
たちがワヤワヤと集まっていたのに…
この状況は、入場しても一緒で、開演前にお逢いできたミー友さん
は、たったの2人
一方で、客層も明らかにいつものMISIAのライヴと違う 少なくとも年齢層が、一回りか二回り高い
やはりJAZZファンが多いんだろな、と思った次第。
いわば「他流試合」「アウェイ」で、MISIAはどんなパフォーマンスを見せてくれるんだろうかと期待が高まります。
きのうの私の座席は、9,800円也
のS席(2F)だったのですが、3,000円も高いSS席の最後列から通路+2列後ろというかなりお得
な席で、視覚的
にも音響的
にも期待
できました。
さて、定刻から5分過ぎた12:35頃、ミシェル・ンデゲオチェロのステージが始まりました
一応、彼女のアルバムを1枚購入
して、予習はしていたのですが、ほぼ初聴き。
なんとクールな、なんと多彩な、なんと不思議なサウンドを作り出すんだろか?
日頃聴くことのない音楽に触れられるのは、フェスならではのことですな
ただ気になったのは、場内の温度がかなり低めだったせいなのか、聴衆
の反応もまたクールなこと…。
JAZZのコンサートにも何度か出かけたことのある私ですが、JAZZを聴く人って「腕組みして聴いている」イメージから逃れられず、そんな私のイメージ通りの聴衆
が多かったのかもしれません。
ミシェルのステージは13:55に終わり、30分間の休憩。
この休憩時間に逢えたミー友さんは2人。
やはり少ない…。
MISIAのTシャツを着込んだ人は何人か見かけたんだけど…
MISIAのステージ開始の5分前に自席
に戻ると…会場の空気(雰囲気)が違う
温度も1~2℃上がった感じでした。
でも、この日のステージは、ホールでのJAZZフェスですから、私は「MISIAファン」というより「一人の音楽ファン」を装って、立ち上がったり、振りをするのは、周りの状況に合わせようと決め、開演
を待ちました。
そして、開演
バンドメンバーも、それぞれの配置も、「TICAD7 LIVE HEART FOR AFRICA」と同じだったのですが(予想通り)、最初のインストナンバー「ABC」が始まるやいなや、その音の良さに驚愕
「TICAD7 LIVE」では、せっかくのコンサートホールでのライヴだというのに、各パートの音が混濁
して、かなり不満
だったのですが(かなり前方かつ端の席で、スピーカーから至近だった)、こちらは、それぞれの音(特にkb)がクリア
で、ひやぁ
って感じ。
同じNHKホールの公演でも、2011年4月の「THE TOUR OF MISIA JAPAN SOULQUEST」のときは音が酷く
て、こちらの記事で、
まるで「点描画を描くつもりが、カンバスの上に何色ものペンキをぶちまけてしまった」といった感じ…。もう、ぐしゃぐしゃでした。
と書いた状況だったわけですから、これはPAの腕の違いということなのでしょう。
この良好な音響は最後まで続き、MISIAの至高の歌声も堪能できました
セットリスト
は、これまた予想どおり、「TICAD7 LIVE」とほぼ同じ(もちろん久保田さんは登場せず
)で、「BELIEVE」と「MAWARE MAWARE」が抜けて
「変わりゆくこの街で」と「アイノカタチ」が加わり
ました。
「TICAD7 LIVE」とほぼ同じセットリストとはいえ、個人的には、良好なPAにサポートされて、東京JAZZの方がずっとずっと楽しめた気がします
ただ、ずっと座っているのはかなりムズムズしましたけど…(2階席ではほぼ全員が着席したままでした)。
この日の模様は、NHK FMでも生中継されていました。
MISIAのステージも、一応生中継されたのですが、どうしたことか、前半のみ
前半も良かったけれど、後半はもっともっと良くて、これぞ MISIA × クロタクバンド だ だったのに…
「つつみ込むように…」なんて、お馴染みのロングトーンが伸びる伸びる…
ここでフェイクが入って終わる と思ったところでも、さらに伸びる
終演後、
とtweetしましたが、去年の紅白のときの1.7倍どころではない、半端ない長さでした
もちろん、場内は大盛り上がり
ほぼずっと腕組みして聴いていた私の隣の席の人も盛大な拍手を送っておりました。
さらに特筆するべきは、「AMAZING LIFE」
大林さんのピアノをバックに、語りかけるように歌うMISIAの歌声の美しさといったらもう…
空前絶後の素晴らしさでした
NHK「ダーウィンが来た!」のテーマソングでもあり、TICAD7のイメージソングでもあった「AMAZING LIFE」、今年の紅白でも披露して欲しいぞ
それも、クロタク ver.と鷺巣ver. の両方を
と、思ってしまいます。
それと、10月に予定されているBSでの放送では、MISIAのステージ後半の放映を切に
願っています。
NHKさん、どうかよろしくお願いいたします。m(_ _)m
非常に満足できた東京JAZZでしたが、気になったことも…。
それは一部の聴衆(恐らくMISIAファン)のマナーでして、私の座席から見たところ、1階席前方で、のべつ幕なくスタンディングでハンドクラップしている人たちがチラホラいたこと。
そりゃ、MISIAの単独ライヴならスタンディングもハンドクラップも手の振りも「なんでもあり」なんですが、きのうの東京JAZZの場合、そういった方々は圧倒的に少数派で、座ったままの人がほとんどでした。
そんな状況で、目の前の人がずっと立ったままで盛り上がっているというのは、純粋に東京JAZZを楽しもうとして安くないチケット
を購入してやって来た人にとってはストレスの塊
だったのではなかろうか…
いつものようにMISIAのライヴを楽しもう という気持ちはよ~く判ります。
でも、東京JAZZというJAZZファンにとって年に一度の特別なイベントの一部であることを考えて、その場に合わせることも必要なんじゃなかろうか。
こんなときこそ、ちょっと心を鎮めて、初MISIAを体験する気分を味わってみるのもオツなものですぞ
さて、きょう、MISIAは音楽フェス「SWEET LOVE SHOWER 2019」に出演します。
さらに来週水曜日からは、「MISIA SOUL JAZZ SWEET & TENDER」ツアーが始まります。
9月29日の「宗像フェス」まで続く、怒濤の「MISIA月間」が、大盛況・大好評で、新しいファンの獲得に繋がることを、心から願っている私です。
ちなみに、私の今後のMISIAライヴへの参戦は、来週土曜日の「MISIA SOUL JAZZ SWEET & TENDER」福岡初日の1公演だけです。
仕事と休暇の取得予定を鑑みてやむを得ない、寂しい選択ですが、まぁ、充電期間と捉えることにしましょう。