新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

約1年ぶりの関西旅行記 #4 [完結編]

2022-04-11 19:42:46 | 旅行記

「約1年ぶりの関西旅行記 #3-7」のつづきは、2泊3日の関西旅行の最終日(21/11/22)のお話です。
「ダイジェスト」を読み返すと、なんだか書き足すことはあまりない気がするなぁ…
でも、まぁ、ボチボチと書いてみましょうか。

私の関西旅行の交通手段は、往復とも新幹線か、往復で飛行機新幹線を使い分けるパターンがほとんどなのですが、昨年11月のこの関西遠征は珍しく往復とも飛行機を使いました。
これというのも、羽田⇔伊丹往復で20,500円という安い航空券を買えたから。新幹線だと新大阪 or 京都⇒東京片道13,000円以上かかりますからねぇ。

で、最終日は、リムジンバスJR奈良駅前から伊丹空港まで行くことにしていまして、その出発時刻は12:55ですから、昼食前にバスに乗ることになりそう…
まずはJR奈良駅のコインロッカー荷物を入れようと、小雨の中、ホテルからJR奈良駅まで歩きました。
空いたコインロッカーはすぐに見つかったのですが、小銭が無い
両替機無いし、交通系ICカードを使うタイプのコインロッカーも無いし、代わってこんな無情貼り紙が…。

この近辺に両替ができるお店はありません。

とな

では、自販機お茶を買って千円札を崩そう と近くの自販機に千円札を突っ込むと、

釣り切れぇ~
別の自販機を使おうとすると、

ここも釣り切れ
動揺したせいで、写真がブレてしまいました

結局、近くのコンビニに行き、お茶(税込 108円)現金で購入して、コインロッカー代 (400円)をこしらえたのでありました

しかし、これってどうよ
わざわざ多言語貼り紙を作るくらいですから、小銭が無くてコインロッカーを使えない人が出現することは想定しているわけですよね。
なんとも、、、憮然

つまらないことで時間労力を使って身軽になった私は、JR奈良駅前から路線バスに乗って興福寺へと向かいました。

   

興福寺では、前日の薬師寺(東塔&西塔:三重塔) に引き続いて、五重塔の初層内部拝観(今年1月には東寺五重塔の初層内部も拝観しました:記事)「お約束国宝館堪能したのですが、この辺りは「ダイジェスト」でけっこう細かく書きましたので省略

南円堂の横を通り、石段で猿沢池に降りようとすると、南円堂の前に柑橘類を発見

説明板がありました。

右近橘 (うこんのたちばな)
ミカン科の常緑低木。台湾から日本列島の暖地の海に近い地方に自生する。日本に古くから野生した唯一の柑橘で、別名ヤマトタチバナともいう。(中略)
京都御所紫宸殿の「右近の橘」は「左近の桜」とともに、名高く、野生のタチバナの改良種であるといわれている。桓武天皇が紫宸殿の階の左右にサクラとタチバナを植えたのに始まり、左(東)は左近衛府、右(西)は右近衛府と警護の官人が詰めていたので、そうよなれるようになったと伝える。藤原氏の氏寺である興福寺ではサクラの代わりにフジが植えられ、「右近の橘」「左近の」と言われています。

だとか。

京都御所紫宸殿2017年7月に参観しましたなぁ

なお、「右」「左」は、京都市の区名と同様、紫宸殿上から見た場合の「右」「左」ですので、紫宸殿の左側に見えるのが右近の橘」です。

それそうと、タチバナの実はたわわに実っていました。
誰も採っていかないのかな?

このあと、三重塔愛でて興福寺をあとにしました。

   

「ダイジェスト」で、

ま、この話は旅行記本編で書くことにしましょ

と書いてしまったからには、「親愛幼稚園」にも触れておかざるを得ないでしょう

興福寺が立つ「段丘」を下ると、東向商店街があります。
その一角に、お寺っぽい建物があって、その門には「親愛幼稚園」と表札がかかっていて、「え" これが幼稚園と驚きます。
そして、説明板がありまして、

重要文化財 日本聖公会奈良基督教会
  会堂    昭和5年 (1930)
  親愛幼稚園 昭和4年 (1929) 平成27年7月8日指定
奈良基督教会の歴史は明治18年(1885)に遡ります。現在の建物は、県内の大工の家に生まれ古社寺修理の経験を持つ大木吉太郎の設計・施工により、昭和5年(1930)に竣工しました。
本格的な西洋式教会の形式に則りながら、奈良公園の風致景観と調和するよう、全て和風意匠とする点に大きな特徴があります。古建築の要素を駆使した内部空間も秀逸で、昭和初期の近代和風建築として高い価値があります。
会堂家具45点、正門1所、設計図面147枚もあわせて指定されています。

です。

正面に見えるのは日本聖公会奈良基督教会で、幼稚園は教会の左手に棟続きであるようです。教会の右手奥にかすかに屋根が見えるのは興福寺南円堂です。

いろいろ調べると、「帝国奈良博物館本館」(設計:片山東熊、竣工:1894年、現 奈良国立博物館 なら仏像館)が洋風過ぎ批判を浴びたことから、「奈良公園の景観」に合わない建物の建築が認められなかったという事情があるようです。

それはともかく、さきほど、私のビデオコレクションから、2015年6月27日放送の「ブラタモリ:奈良~奈良発展の秘密は"段差"にあり?~」で教会の素晴らしい内部を拝見させていただきました。

   

この後、ファストフード店でちょいと時間調整して、伊丹空港行きのリムジンバスに乗り込みました。

車内では、買い込んでおいた「柿の葉寿司」昼食

テーブルの無いバスの中での食事としては、柿の葉寿司うってつけでした

運転手さんによる車内アナウンスでは、阪神高速の工事通行止めの影響で、伊丹空港への到着が遅れる可能性があるとのこと。
そういえば、2日前に道頓堀からフェスティバルホールまで歩いたとき環状線ガンガン工事をしていましたなぁ。

一応、エクスキューズは頂きましたけど伊丹空港へはほぼ定刻に到着できました

そして、いざ、羽田空港

この日のフライト17時頃羽田空港に到着したのですが、11月下旬ともなれば、もう真っ暗でした。
でも、この日のルートは、ぐるっと都心上空半時計回りに飛ぶルート(本宅近くの上空も飛んだはず)で、東京の夜景を真上から楽しめました

写真は、スマホで撮影した動画から切り出したもので、この動画が、我ながら凄い
流れる低い雲がとても映画チックなんです
このブログでは動画載せられないのが残念

かくして、約1年ぶりの関西旅行は無事に完了したのでありました。

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