「この春は楽しみな美術展が密集」で挙げた、この春に観たい5つの展覧会の先頭を切って、会期末が一番近い「若冲と蕪村」が開催中のサントリー美術館に行ってきました。
私がサントリー美術館に着いたのはちょうど昼食どきで、展覧会を観る前に昼食
を摂ろうと、サントリー美術館のある東京ミッドタウン・ガレリアをウロウロ
してみました。
窓越しのミッドタウン・ガーデンがきれい
サクラがボチボチと咲いていて、芝生の緑と共に、いかにも咲き初めらしいピンクが目
に飛び込んできます。
気分よく昼食場所を探し始めたのですが、、、ガレリアのレストランはどこもかしこも混んでいるか、ド高い
か、ド高い
のに混んでいる
のいずれかで、適当な場所が見つかりません
ガレリアをウロウロするうち、あれは何だ
もしかして、「サモトラケのニケ」?
近づいて見ても、やはり「サモトラケのニケ」です
「サモトラケのニケ」といえば、私が一度だけ訪れたルーヴル美術館で、一番「お持ち帰りしたい
」と思った作品です
ちなみにルーヴル美術館から「お持ち帰りしたい」と思った作品の第2位はフェルメールの「レースを編む女」(極めて小さな作品で、物理的にはお持ち帰り可能でした
)、第3位は名前のないトルソでした。
それはともかく、「サモトラケのニケ」が、どうして東京ミッドタウンにあるのでしょうか?
説明板によりますと、
ルーヴル美術館が所蔵するギリシャ彫刻の至宝、サモトラケのニケは、2013年から修復が施され、2014年7月、大理石本来の輝きを取り戻し、ルーヴル美術館の元の展示スペースに戻りました。日本テレビではこの修復作業を支援してまいりました。
このニケ像は、日本テレビとルーヴル美術館のパートナーシップの象徴です。
日本テレビとルーヴル美術館は、長期的な展望にたった協力関係を築き、2034年までの20年間にわたり、6回のルーヴル美術館展を日本で開催いたします。
だとさ。
なるほど、東京ミッドタウンからほど近い国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」の広報活動の一環なんですな。
確かに、8年半前の段階でも「サモトラケのニケ」はちょっと汚れておりますな(今、改めて写真
を見てそう思うだけで、当時は気になりませんでした)。
どうでも良いことですが、下の写真は、きょう、私が着ていったブルゾン「ツレヅレタバコのNIKE」です
そうだ、そうだ、「サモトラケのニケ」の翼の「外側」は、本物もこんなに「質素な造り」なのでしょうか?
結局、東京ミッドタウンで昼食を摂ることを断念
した私、一旦、東京ミッドタウンから外に出て、近くのラーメン店で昼食
をいただきました。
まぁ、味はそこそこって感じでしょうか・・・
そして、サントリー美術館に向かうにあたりましては、せっかくですので、ちょっと前にガレリアの内側から見てとてもきれいだった、ミッドタウン・ガーデンを散策
してみました。
見頃までもう一息って感じですな(プリウスのタクシー
が余計だった
)。
もう一枚
ガレリアのガラスに映ったサクラがウルウル
で面白かった
そして、ようやく「若冲と蕪村」展に向かったのですが、こちらのお話は稿を改めます
つづき:2015/03/29 「若冲と蕪村」展のこと
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