今年も「7月7日」がやってきました。
きょうの関東地方はどんよりと曇っていて、小雨が降っています。
これでは到底星空は望めないでしょう。関東地方の天気予報はこんな具合…
幼少のみぎり、笹飾りを用意したものの、夜の天気が気になってヤキモキしたものでしたっけ…。そして、期待に反して星は見えず…ってことが多かった気がします。
そもそも、こんな梅雨のタイミングに星祭りなんて無理があるわけで、その辺の経緯はこちらで書いたように、
考えてみれば、新暦(グレゴリオ暦)の7月7日は、日本のほとんどが梅雨の時季で、星空を眺めるにはイマイチですよ。それに比べて、旧暦の7月7日なら、夏真っ盛りで、夕涼みしながらの星空見物を楽しめますな。
というわけです。
それでもって、旧暦の7月7日は、新暦ではほぼ1か月遅れの8月初旬の感覚なんですが、今年はといいますと、
8月24日 遅い ほとんど初秋ではありませんか
ちなみにここ数年の「旧暦の7月7日」は、
2010年 8月16日
2011年 8月 6日
2012年 8月24日
2013年 8月13日
2014年 8月 2日
2015年 8月20日
だそうで、8月の上旬・中旬・下旬と周期的に前後します。さすがは、太陰太陽暦、暦と季節がなかなか一致しませんナ
でも、夜空を楽しむには、少なくとも新暦の7月7日よりも8月に入ってからの方が、天候や日没時刻といった条件面で好都合のはず。
例えば、今夜8時頃の東京の空は、いつものStella Theater Proでシミュレートしますと、
と、まだほの明るいし(日没は19:00)、牽牛(アルタイル)はかなり低い位置にあります。
一方、旧暦7月7日にあたる今年8月24日の午後8時の東京の空は、
天の川が夜空を大きく横切り、織女(ベガ)はほぼ天頂に昇っています
空気の澄んだ場所で見たらさぞかし凄いことでしょうねぇ
右の写真は、以前も紹介した復刻版の歌川広重「名所江戸百景 市中繁栄七夕祭」。
この作品が作られた安政4(1857)年の暦を調べてみますと、7月7日は新暦(グレゴリオ暦)の8月26日にあたります。
もう晩夏ですから、日が落ちる時刻も早くなってきていて、二十四節気でも暑さが峠を越える「処暑」(立秋の次)に入っていて、藤原敏行の
秋きぬと 目にはさやかに 見えねども
風の音にぞ おどろかれぬる
が実感できる季節のはず(敏行の歌は「秋立つ日よめる」ですから半月前ですが)
もっとも、「名所江戸百景 市中繁栄七夕祭」の原画が前年の七夕を描いたものだとすれば、新暦では一気に前倒しされて、8月7日になって、夏真っ盛り と、話がずいぶんと変わってしまいます
いずれにしても、旧暦で七夕を楽しむのも一興だと思いますヨ
さて、七夕の星空は楽しめそうにありませんが、今夜のお楽しみはこれ
そう、MISIAのバースデーライヴ
おっと、遅くなりましたが、
Happy Birthday, MISIA
これを書いておかなければネ
今回のライヴ「MISIA BEST MUSIC AWARD ~since 1998~」に先立って、CLUB MSA会員から「ノミネート楽曲」が募集されていました。
一人3曲まで応募できるということで、私も応募しました。
私が選んだのは、まだライブで聴いたことのない(もちろん旧曲)あの曲と、もう一度別のアレンジ(別の人のコーラス付き)で聴きたいその曲と、all time my most favorite songの3曲。
3曲とも聴けるなんて大それたことは期待していませんが、1曲でも聴けたらうれしい
梅雨空を吹き飛ばすように楽しんで、そしてお祝いしてきます
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