帰宅する途中、西北西の空に見事な月が見えました。
形といい、向きといい、めったに見られるものではありません。
あいにくと写真撮影できる腕を持っていませんので、Stella Theater Proの画像で代用させていただきます。
月齢が「3.6」ですから、小数点以下を切り捨てれば、まさに「三日月」です。
と、月の話で始めたきょうのブログ、テーマは「月」ではありません。
私の大好きな中華料理「雲白肉」の話です。
「雲白肉」のことは、以前にも作って食べた話を書きました(こちら)が、先週末、久しぶりに「雲白肉」を作って食べようと思い立ったのですよ。
ところが、近所のスーパーに材料を買いに行ったところから、もう具合がおかしい・・・。
長ネギの青い部分だけでも良いと思って青果売場を眺めると、売られている長ネギは、すべて青い葉の部分を短く切られているではありませんか こりゃ、余計なお世話っつうヤツです
「トウモロコシの皮とヒゲ、長ネギの青い葉の部分はいらない」という客が多いのでしょうけれど、「売られている長ネギの全部が、もっぱら白い部分だけ」というのは、やり過ぎじゃありませんか?
などとブツブツ心のなかで呟きながら、青い葉が一番多そうな長ネギを選んで、カゴに入れ、次に向かったのは精肉売場。
と、ここでもガ~ン 豚バラのブロック肉がない この日、売場に並んでいた豚肉のブロックはモモ肉だけ…。
仕方なく、豚モモで雲白肉を作ることにしました。
レシピに従って、長ネギの青い部分とショウガと共に豚モモを茹でること1時間弱…。
その間にソースを作ります。
甜麺醤と醤油と酢を、かつてもみじおろしが入っていたガラス容器に分量を間違えないように入れ、そこにおろしたニンニクを加えます。
そして、ガラス容器にふたをして、シェイク シェイク
ちょっと、想定していたものよりデロリとした感じですが、それでもソースは完成です。
そうこうしているうちに肉が茹であがりました。鍋から豚モモのブロックを取り出して、それがほどよく冷めるまでの時間を利用して、きゅうりをスライス。こちらは極めてうまくいきました。
ご飯も炊きあがったところで、ブロック肉を薄く切る作業に入りました。
豚バラで作ったときは、赤身の部分と脂身の部分とで、包丁の切れ味が違って、薄く切るのに苦労した記憶があるのですが、豚モモは脂身が皆無に近いので、さっさと作業が進みました。こりゃ楽だと思いました、この時は…。
皿に、薄く切った豚モモとスライスしたキュウリを並べ、ソースをかけますと、、、やはりソースがかなりデロリとしています。
ちょっとイヤな予感…。
で、食べてみると、、、豚モモは単調な味わいで、当然ながら、脂身の旨さは皆無です。また、ソースもイメージと全然違う…。
ということで、かなり不満がたまる状態ながら、とりあえず完食しました。
どうしてこんな失敗作になってしまったのでしょうか?
まず、豚肉がバラ肉ではなくモモ肉だったことが「敗因の一つ」です。それは十分に判るのですが、あのとんでもないソースは何だったんだ
と、改めて、レシピを見ていて気づきました。
ソースの材料を間違えていた
レシピに示されている中華調味料は「甜醤油」、そして私が使ったのは「甜麺醤」。
名前は似ているけれど、醤油と味噌の違い以上に違う両者を取り違えていたのですよ
どうりで、妙に甘ったるくて、デロリとしていたわけです…。
まいりました…。
上の写真の左が「甜醤油」で、右が「甜麺醤」です。
なんとも情けない話です…。
でも、二度と間違えることはない気もしています。
人間は成功から学ぶ以上に、失敗から学べるものなのですよ と考えることにします。
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