昨夜からの激しい風雨が、思いのほか早く収まったもので、外出を決行しました。
せっかくの3連休だというのに、一昨日から昨日の午前中まで自宅にはりつかざるを得ない事情があったもので、鬱屈
したものがありましたから。
まず訪れたのは、「半年前の信州旅行記(その24)松本編⑥」で
皇居(江戸城)もそうですが、お城のお濠に白鳥が似合うのはなぜなんでしょ?
と書いたからではありませんけれど、
白鳥のいる皇居東御苑です。(上の写真、なんだか変に写っている…)
白鳥はお休み中…
皇居東御苑にやって来た目的は白鳥ではありませんで、こちら
梅を観に行ったのでありますよ。
二の丸から本丸に至る、その名も「梅林坂」には心地良い梅の香りが満ちていて、鼻がスースー通っていきます
今朝の暴風にも負けず、梅はけなげに咲いていました。
それにしても、中国語がビシバシと聞こえます。
もしかすると、日本人よりも外国人、それも中国人が多かったかもしれません。
もう春節休暇は終わったはずなのにね…
それはともかく、もう1枚
今回は天守台に上ることなく、
北桔橋門(きたはねばしもん)から退出して向かった先は、国立近代美術館(MOMAT)です。
きょうのお目当ては企画展「恩地孝四展」ではなくて、
企画展「ようこそ日本へ:1920‐30年代のツーリズムとデザイン」でした
私、1920-30年代のアート/デザインが大好きでして…
「ようこそ日本へ」展は、期待に違わない楽しい展覧会でしたが(埼玉県立近代美術館で好評
開催された「旅と芸術ー発見・驚異・夢想」と連携して同時開催したらよかったのに…
)、それに勝るとも劣らなかったのが、所蔵作品展「MOMAT コレクション 特集:ちょっと建築目線でみた美術、編年体」
「ようこそ日本へ」展のことは後日書くことにしまして、きょうは「MOMAT コレクション 特集:ちょっと建築目線でみた美術、編年体」から数点ご紹介します。
「建築目線でみた」というところはちょいと上滑りしていた感があったことと、私の嫌いなChim↑Pomの「作品」が2点も音響つき
で展示されていたことを除けば、こりゃ楽しかった
きょう初めて拝見して、一番「お持ち帰り」したかったのは、こちらの作品
中村正義「源平海戦絵巻 第1図(紅白吐霓)」です。
繰り返し描かれる波
の上に、これまた繰り返し
描かれる源氏の小舟と、
これまた繰り返し描かれる平氏の小舟…、
このパターンって、「琳派」が使う手法のような…
この記事は、「半年前の信州旅行記」を中断して書いているわけですが、そんな我が身にあれまぁ~ と思わせたものが3点ありまして、まず2点の作品がこちらで、
草間彌生さんの「残骸のアキュミレイション(離人カーテンの囚人)」と「集積の大地」で、否応もなく松本を思い出してしまいます。(この2点は、1950年作といいますから、草間さんが20~21歳の頃の作品)
そして、まったく予想していなかっただけに衝撃的だったのは、こちら
の説明板
でした
まさかここで藤森照信さんの「神長官守矢史料館」が登場するとは
「神長官守矢史料館」は、「半年前の信州旅行記」を書き綴るうち、100%間違いなく見聞録が登場するはずなんですけど…
ということで、次の記事では「半年前の信州旅行記」に戻る予定です。