「半年前の信州旅行記(その20)松本編②」のつづきは、旧松本高等学校(あがたの森文化会館)の中庭の散策です。
本格化した夏(7/19)の濃い緑と、灰青色の下見板の壁が良いコントラストを見せています。
絶好のポジションに立っている像は、、、
肩に鳥を乗っけているのですが、頭から首筋にかけて鳥の落とし物で汚れているのが、なんとも皮肉で…
それにしても、人気(ひとけ)が無い
回りを見渡しても、私一人しかいません
夏草や兵どもが夢の跡
って感じですな
上の写真で、手前に写っているなにげない門、近くにあった説明板
によれば、
旧制松本高等学校には大正8年開校以来、出入口の門は5箇所ありましたが、戦後の学制改革により正門を除き解体撤去され講堂北側に野積みされていました。
校舎保存整備委員会の復元したらという意見を基に、ここ中庭の出入口に設置しました。往年の物に近い仕上がりになっています。
大正の昔を偲んでいただけたらと思います。
あがたの森文化会館
松本高等学校同窓会
だそうで、説明板には珍しい軽いノリの文ですねぇ~
ところで、往時の松本高等学校はどんな姿だったのでしょうか?
リーフレットに載っている、大正14年(1925年)頃といいますから、開校から間もない頃の航空写真がこちら
そして、昭和14年(1939年)の「校舎等の配置図」がこちらです。
左上隅に描かれている本館と講堂の大きさから推察するに、かなりの広さですが、定員は3学年合計で500名弱だったといいますから、かなぁ~りの余裕です
旧制高等学校とはどんな存在だったのか、、、「その22」で書きたいと思います。
つづき:2016/02/12 半年前の信州旅行記(その22)松本編④