楽天がドル建て3年シニア債を起債しました。条件はクーポン11.25%、発行価格97.83、
償還2024年1月30日、T+803bp 最終利回り12.125%、発行額18億㌦(約2660億円)です。円での調達コストは7.2% T+710bp ぐらいです。すごい水準です。
今年から来年にかけて社債の償還が続きます。次の償還は6月25日の8回債と11回債。
クーポンは8回債が0.32%、11回債は0.25%。現在の利回りは3.945%(JSP)。借換債なら大幅なコストUP。
楽天円債利回り推移
楽天社債のTスプレッド推移
・日本株
日本株指数でCORE30の騰落率(年初来)は9.32%と好調です。構成銘柄の中で最も騰落率が高い銘柄と騰落率は日立の17.65%、次が伊藤忠の16.96%です。騰落率上位10銘柄の内、今年史上最高値を更新した銘柄は日立、伊藤忠、任天堂、三菱UFJFG、トヨタ、三菱商事など。大型優良銘柄が物色されています。こういう買い方は海外の年金でしょう。
長期資金なので、簡単に相場は崩れないでしょう。
雇用統計の数字を見る限り、年中旬の政策金利の引き下げは期待薄。米国株は昨日買われていましたが、ドッカンと落ちるかもしれません。
日本株は売られたら買いのスタンスで挑みましょう。日本株の上昇はこれからですよ。
2024年末は45,000円。PBR1倍割れ、配当金や売上高が成長している銘柄が良いです。
PBR1倍割れ銘柄の例
割安銘柄(大阪ソーダ除く)の配当利回り推移
・インド
センセックスやNifty50の年初来騰落率はほぼ0%と元気がありません。しかし、個別企業はインフラ関連が急騰しています。
BSE500指数の年初来上昇率TOPはNBCCの107.48%、2位がInfibeam Avenues Ltdの79.76%、3位はインド鉄道金融公社の70.11%です。建設関連や鉄道会社などが急騰しております。
外国人はインド株に直接投資できません。米国ADRは投資可能ですが、上記の銘柄は取引されておりません。日本からの投資はファンドとなります。
インドではインフラ銘柄が急騰中
インドファンドの価格推移(昨年末=100)
来週の日本株、強そうですね。3月末には日経平均が史上最高値を更新していることでしょう。
データ:Bloomberg
証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
国際公認投資アナリスト(CIIA)
AFP
藤井理
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