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米国市場

2008-04-12 | 今日の東京市場
昨日の東京市場の上昇はいったいなんだったのでしょうか?この前へんな雰囲気がするとプログに書きましたが米国株式は暴落です。シカゴ市場では平均株価は13000円まで下がっています。G7をあざ笑うかのようにGE決算は市場予想EPS0.51ドル=>0.44ドルと市場予報を大幅に下回り、GE株は約13%下落、32.05ドルで引けました。ダウは256ドル安、SP500 も2%以上の下落、その他、北南アメリカ大陸ではチリを除き軒並み下落。

米国債は多少上昇していますが、ちょっとおかしな動きでした。普段これだけ株価が下落すればF to Qから債券に資金移動がおこるはずですが10年国債で4ティック(4/32ポイント)、30年債で10ティック(0.3125=10/32)しか上昇していません。おまけに為替はドル安、これは米国から資金が逃げていることを意味しています。

ヨーロッパの株価も下落していますが、債券市場、為替は堅調です。債券は特にドイツの2年国債金利が0.1%低下しています。資金はユーロに流れています。この流れを食い止められるかポールソン財務償還は強いドル宣言をしました。月曜から為替市場で強調介入が入るか?

そんなことよりももっと米国は市場にお金をばら撒いて土地価格下落を阻止しなくては根本的な解決にはなりません。米国の土地神話が生んだ悪魔、サブプライム君をどう処理するか? 理想はサブプライムローンを組んでいる人たちが毎月ローンを払える環境にもどすことです。土地がとにかく上がらないことには解決は無理。債権者がお金持ちで債務者にお金払わなくていいよと世界中の投資家が同意すれば解決できますが、大手金融機関は特損処理していますが、処理できない金融機関沢山存在しています。

S&Pやムーディーズは他人事のような顔をしています。彼らのほかに新しい格付け期間が必要ではないでしょうか?もしくは格付け機関の格付け機関。
まだまだ来週から米国では企業の決算発表が相次ぎます。どうなることやら?




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