おはようございます。スプラムの竹内幸次です。今日は島根県出雲市の中小企業のコンサルティングです。飛行機で日帰りしてきます。初回コンサルなので緊張します。
今日は商店街活性化の切り口に関してです。昨日もある起業家が商店街を活性化するビジネスプランを作っていました。やはり多くの人の関心事項なのですね。
決してふざけている訳ではありませんが、「しょうてんがい」という文字を色々と変換してみると、新しい発想も出てきそうな気がします。
●笑店街
お店に入ると「いらっしゃいませ!」と明るい笑顔の挨拶が聞こえてくるお店が集まった街。明るい人、明るい店、明るい街には、自然と人や情報が集まるものです。また、売上高が下がっても、大型店が出店しても、笑顔で消費者を迎えることは忘れずにいたいものです。
●少店街
店舗の歯抜け状態が続き、少ない商店で商店街が形成されると、消費者が望む業種構成が維持できない状況になります。住宅地に近い商店街の場合には、生鮮店舗があることが必要ですが、今後は、誰でもが購入する生鮮品は大型店に委ねて、商店街の個店は、ニッチ(隙間)のニーズである個性ある商品を扱う方向も必要でしょう。
●賞店街
接客コンテストや、ホームページ上での人気店舗コンテスト等を行うことで、商店街から個店に賞を与える街。この活動を続ければ、「○○商店街2005年度グッドスマイル賞受賞店舗」等の垂れ幕も掲げられ、店員もさらに士気があがり、集客にもプラスになるでしょう。
●ショー店街
商店街の入り口はショー劇場の入り口。商業はまさに、接客という演劇・役割を演じること、と考えて商業をエンタテインメント化することも面白いでしょう。また、商店街全店が店内透視度をアップさせて、街区を歩くだけで個店の店内も見える街、というのも一考です。あなたの店舗の、その商品、以外と地域顧客に知られていないかも知れません。
●商店害
各地域でTMO(タウンマネジメントオーガニゼーション)による街づくりが進められています。基本的なコンセプトは、中心市街地全体としての時代適応。難しいのが個店の経営方針と中心市街地全体のコンセプトが融合しない場合。街全体にとって、「商店害」にならないよう、今こそ、商業者の一体的な活動を。
●焦点街
顧客ターゲットが明確になっている街。また、地域に果たす役割が明確になっている街。いいことです。
●商店甲斐
売上高や利益があがることは、もちろん嬉しいのですが、売上高をあげるプロセスで、仕入先や地域住民、店員等とのかかわりが生まれます。「お店」は「売上高を生む場所」のみならず、これらの「人々との交流を生む場所」でもあるのですね。売買のみならず、広範囲にかかわりを持てたとき、本当に商人冥利につきます。
●商店買い
空き店舗が増えた現在、商店街組織が空き店舗を買うという必要性も生まれる可能性があります。空き店舗のオーナーを従業員として雇用して商店街株式会社を設立する事例がありますが、一歩踏み込んで、土地と建物も商店街株式会社が取得することも選択肢の一つかもしれません。商業とは無関係の業種が商店を買うよりも、街の統一感は保たれることでしょう。
後日、第二弾を書こうと思います。
株式会社スプラム代表取締役
竹内幸次 中小企業診断士
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