千葉三越個展までふた月を切った。
いまだに作品制作を続けているが、まだ満足出来ない。
もっと良い作品を作れるはず、そう思いロクロに向かっている。
ロクロを回すことは水を使うこと。
水を使えば、手や指の感覚がなくなってしまう。
外は冷たい北風と雪、工房の中は暖かいが使う水は冷たい。
あまりにも冷たく、お湯を用意して作品作りを行ってみるが、そのあとが大変。
湯の作用か分からないが、ロクロ仕事を終えると手がガサガサになってしまう。
ガサガサというか、パリパリと表現するほうが正しいか。
昔の方々の仕事場のことを思えば、
工房の中だけでも暖房が効き、寒さに震えることなく仕事が出来るだけ幸せ。
手が少しくらい荒れたって贅沢は言えない。
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庭 ・ 東側 |
気まぐれな天候の今、
朝から小雪が舞っていたが10時過ぎには太陽が顔を出した。
我が家の東側、木陰から太陽の光がさして美しい。
このまま積もらないで欲しいと願っているが、どうなることやら。
今の所、小松では大した積雪は無い。 先日ドカッと降っただけで、
その後は多くて15センチくらいの積雪で収まっている。
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トラの足跡 |
さてトラちゃんは、といえばまん丸に太っている。
小松地方の表現では、「 コトコトに太って 」と言う。
コロコロに太って、コトコトに太って、同じようで何となく異なっている表現。
相変わらずマイペースのトラちゃん、中々家の中に入ってくれない。
ご飯時(どき)になると、遠くからニャ~ン、ニャ~ンと鳴きながら帰ってきたよと知らせてくれる。
家ネコになれば脂肪を蓄える必要もないのに、本当にまん丸になっている。
満腹になると勝手口の中に設えた(しつらえた)トラちゃんの家の中で寝てしまう。
寒かろうと、温かい敷物にペットボトルにお湯を入れて湯たんぽ代わりに。
もちろん寝床の周りは暖気が逃げないように断熱材で囲ってある。
随分と高齢になったトラちゃん、右足も折れて曲がったまま。
でもとても高齢のネコには見えないから不思議である。
人間でいえば何歳くらいのお婆ちゃんか?
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アカバ=赤葉 |
庭木と太陽光線の調和が美しく眺めていたら、トラちゃんが勝手口から出てきた。
「 トラ、おはよう 」と声を掛けると「 ニャ~ン 」と返事を返してくれる。
可愛いなあ、でもコトコトに太って右足に負担が掛からないかなあ。
不自由な右足をかばいながら、雪の上を歩いてどこかへ行ってしまった。
庭木の下の、雪が少ないところを選んでトラは散歩に出かけた。
そうだよな、折角お日様が照っているのに寝てなんかいられないよな。
夕方、帰ってきたらギュ~っと抱きしめてやろう、食事時だけ甘えてくれるトラ。
まん丸のトラの後姿を見ながら庭木に積もった新雪を眺めていた。
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