創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

B-mens コンサート

2014年10月30日 | 日記

先日から作り始めた作品の数々、
ロクロを回して作り上げたけれど、まだ柔らかい。
手を加えるにはもう少し待たなくてはならない。

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  玉ねぎ、うね


良い天気が続き、母に玉ねぎを植えることを伝えた。
玉ねぎ用の畝は母がすでに2列作ってあり、
ヒモを張って植える間隔を決めた。

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     母

    一列終了


程よく、玉ねぎ苗も順調に育っていて、
少し浅めに植えた。

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  玉ねぎ植え終了


母には沢山植えなくてもいいから、と言ってあったが、
玉ねぎ苗が沢山育っていて、結局全部植えることになった。

玉ねぎにも数種類の種が売ってあり、
春先に芽が出るのはかまわないが、出来るだけ芽の出が遅い物を、
長く保存できるものをと、種屋さんに相談して買った。

はたしてこの玉ねぎ、来年の収穫後、長く保存できるかどうか。

今年収穫した物は今のところ芽も出ず、軒下にぶら下がっている。
たくさん食べることは出来ないので、簡単なスープを紹介しましょう。

圧力鍋に、4等分位の大きさに切った玉ねぎをギッシリ詰め、
コンソメを1個、白ワインをほんの少し入れ、
コショウを振って蓋をして点火。

圧力が掛かってきたら弱火にして10分。10分経過で火を止める。
そのままで自然と圧力が無くなったら蓋を開ける。
おやビックリ、柔らかく甘~いオニオンスープの出来上がり。
ぜひお試しを!・・・水分は玉ねぎから出るので殆ど必要なし。

Mens

   B-Mens


先日、小松市十九番館(空とこども絵本館)で
コンサートが行われた。

タイトルは、B-Mens 演奏会。

私も団員だった、小松グリーンコラーラスの方々の音楽会。
20歳代頃、仲間作りで一緒にコーラスで楽しんだ方々。
今はそれぞれが忙しくなり、3人で活動されている。

懐かしく、馴染みのある曲目を選んでのコンサート、
随分昔に歌った曲だったが、自分のパートのメロディーが蘇り、
心の中で歌いながら私も参加させて頂いた。

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  オカリナ・ミント


2部にはオカリナ・ミントの方々の演奏。
季節にふさわしく、里の秋、ふるさと、など4曲、
透き通った音色で会場を優しく包んでくれた。

素朴なオカリナの音色。
高い天井にこだまして、フワ~ッとした雰囲気に包まれた。

Photo_5

   チェンバロ


3部、友人たちは着替えをし、更に馴染みある曲目を歌った。
ギターも交えて7曲を披露してくれた。

ほぼ暗譜していて、リズムをとりながらのトリオ合唱、
倍音も聴こえてきて、とても心地良い気分になった。
一生懸命練習した素晴らしいコンサート。
満場の聴衆から大きな拍手が湧いた。

Photo_6

   花束


お祝いの沢山の花束が届けられ、
そのうちの一つがチェンバロの上に置かれてあった。
幸せの黄色いリボンではないが、黄色のバラがステキだった。

アンコールに応え、「 遙かな友に 」が歌われた。
一緒に歌いながら、若かりし頃に戻った時空間だった。


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形が見えてきた!

2014年10月25日 | 日記

肌寒いのに、粘土をもむとすぐに暑くなってくる、
と同時に汗をかき、それまで着ていた長袖シャツを脱ぎ、
ひなたぼっこしているトラちゃんとたわむれた日々。

形が浮かんでこなくて焦っていたが、
どうやらこうやら形がハッキリと頭の中に浮かんできた。
急いで近くにある紙切れにその形を描いた。

その紙切れを持って家の中に。
紙切れに描いたデザイン画、正式に寸法も描き入れ、
A4サイズの紙にキッチリと形を描き入れた。

Photo

   久しぶりに


やっとのことでデザイン画も出来、あとは作る作業。

しばしコーヒーを飲んで心落ち着かせ、
今から作る作品のイメージをデザイン画と照らし合わせ、
気合を入れてロクロに向かった。

Photo_2

   徐々に形が


今年、身近に様々なことがあり、
今回もまた「 祈り 」の姿が浮かんできた。

形だけで祈りを表現するのは大変むずかしい。
けれど、閃いた形は祈りの姿をしたものであった。
ロクロの前に寸法を描き入れたデザイン画を貼り付け、
久しぶりにロクロを回した。

焼き上がりの大きさが30センチになるように、
ロクロ仕上げの後に手を加えることを考え、
全て形を変化させて数種類つくり上げた。

これからはゆっくりと水分を蒸発させ、
カンナで削れる硬さになるまで待つことにした。

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   玉ねぎ苗


二日に一度、畑に出かけて野菜を採りに出かけている。
いま成長している野菜は大根、今も元気なパプリカ。
毎日新鮮な野菜が食べられるのは幸せだ。

今日のネットに、
国境なき医師団が食糧のTPPの危険性を述べていた。
このことは誰が考えても至極当然のことと思える。
国内で作られている農産物やその他の食品、
それらは安全で安心して食べられる。

もしTPPが成立したら、諸外国が生産した食料品が、
99、99999%の農薬がタップリと掛かって入ってくる。
限りなく基準値ギリギリの農薬食品を食べることになる。
そのことを政治家(屋)の先生方はご存知のはず。

畑を見渡し、自国で食べる食物は余ってもいいから作るべき、
成長途中のキャベツ、ブロッコリー、などなど見つつ思った。

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   玉ねぎ用の畝


「 俺が玉ねぎの畝を作るから何もしないでくれ、」
母の体調が悪くなっては困るので、そう言ってあったのに、
いつのまにか二つの畝が作ってあった。

草ひとつ無く、キッチリと作ってある畝、ハァ~。
玉ねぎ苗が大きくなったら一緒に植えなくては。

Photo_5

   富有柿


ミカン樹の剪定を間違えてしまったか、
5本もあるミカンの木には殆ど実が付いていない。
いつもと同じように剪定したはずなのに、不思議で仕方ない。

その横には富有柿。
これも剪定したが、毎年沢山実ってくれる。

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   小粒


だが摘果しないので、実が小さい。
無いよりまし、そう思い、少し色付いた柿を採取。
食後には無農薬の柿を味わっている。

ロクロで創り上げた作品、
良い天気で乾燥が早く、仕上げ段階になった。
平凡でいいから、平和な日が送れるよう祈り込め仕上げよう。


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夕焼

2014年10月20日 | 日記

良い天気が続いた数日、歩きの運動に堤防に出かけた。
周りの景色を眺めながらの運動、歩き始めは寒いが、
次第に暑くなって、Tシャツ一枚で歩いた。

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   大根の畝(うね)


寒くなるにつれ
大根がかなり大きく成長してきて、
順番に間引きが必要になってきた。

ある程度の間隔を確保しなければ、大根は大きくならない。
かと言って大根ばかりを食べるわけにはいかず、
まずは詰まっている大根を数本抜いた。

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   間引き大根


市場には地元産の大根が出荷されたと報道があった。
母が育てている大根はまだそれほども大きくない。
間引きすれば日ごとに大きく育ってくれるだろう。

まだ葉っぱも柔らかく食べられる。
どのように調理するのが良いかと頭をひねってみた。
味噌煮はあまりにも平板だし、どうしたものか。

沢山の大根があるので失敗を覚悟で突飛な煮物に挑戦した。
適当な大きさに切った大根と葉っぱ、すべてを圧力釜に入れ、
新鮮なリンゴの皮をむいて小口切りにし、大根の上に。

その上に白菜も適当に切ってリンゴの上に。
立派な日高昆布を1本、5センチほどに切ってその上に。
この段階で味付けを決めてしまう。

盃一杯の酒、コンソメ1個、塩をごくわずかパラパラと。
ついでにコショウも振ってこれで準備終了。
蓋をして約十分、圧力が掛かってきた。
火の勢いを最小限にして更に10分。
計20分で調理終了。

釜の圧が下がったところで蓋を開け、味見。
失敗かと思いきや、何んと複雑なウマイ仕上がりになっていた。
ほんのりと甘い味はリンゴから。大根も味が染み、柔らかい。
一日300グラムの野菜をと言われているが、これで十分。

秋の味覚を楽しみながら、秋の風情も楽しもう。

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   飛行機雲


我が家から小松空港まで、一直線で15分程で行ける。
田舎だから信号も少なく、車もさほど走っていない。
今は飛行機を利用して東京などへ出かけているが、
もし新幹線が小松を通ると、どちらが便利か。

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   小松空港から


新幹線、飛行機、時間はどちらが短いか、
費用はどちらが格安か、など考えながら歩いていると、
暮れなずんできた西の空に、離陸したばかりの飛行機が一機。

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   紅に


下流の折り返し地点の橋までの間、
様々なことを思い、考えながら歩いた。

地球の地軸角度か、光の屈折率の変化か、
沈みゆく太陽が大きく見えるこの頃。
太陽に別れを告げ、上流に向かった。


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粘土

2014年10月15日 | 日記

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   マンゲツ


今回の台風19号、各地に大きな被害をもたらしたが、
石川、特に加賀地方は白山の恩恵を受け、大事に至らなかった。

18号と同じく19号も白山の南側を通過し、
白山が盾になってくれ、強風が吹くこともなかった。
金沢から北の方、能登あたりは白山から離れているので、
強風が吹き荒れたとの事。

台風が去った翌朝、
朝方には太陽が顔をだし、窓辺のマンゲツが輝いて見えた。

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 ひなたぼっこ


トラは工房前でノンビリとひなたぼっこ。
気温が急に下がり12~3度、太陽が恋しくなってきた。

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 工房の中


日中は少しばかり気温も上がってきて、トラは工房の中へ。
粘土をもんでいる私の足が触れても逃げ出さない。
こんなに馴れてきているのに、いざ抱こうとすると逃げ出す。

もう20年以上も一緒に暮らしているのに、なんで~?
甘えてくるときは体をすり寄せてくるのに、
抱き上げようとするとサッと逃げるトラ。

何年たっても野生の癖が取れないでいるトラ。
トラ自身も辛いだろうに、甘えるならトコトン甘えてほしい。
「 なぁ、トラ、」と声をかけても見向きもしない。

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   たたきもみ


さて、先日から青磁用の粘土の調合を行ってきた。
やわらかだった粘土も少し硬くなり、
揉める段階になった。

まずは手馴らしに「 たたきもみ 」から始めた。
足を前後に踏ん張って、上半身の重みを加えて揉む作業。
勢いと同時に粘土の中の空気を抜かねばならない。

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  クロワッサン?


途中段階の形が焼き上がった「 クロワッサン 」似て面白い。

この揉み方をするとクロワッサンを食べたくなってくる、
が、カロリー制限中の身では実現不可能、我慢ガマン。
形だけみて満足しましょ・・・。

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   菊もみ


ロクロ修業したころ、粘土の揉み方を教えてもらったのはコレ。
中々上達しない揉み方で、上手く揉めないからと諦めてしまう。
が、この菊もみが出来るようになれば、どんな土でも揉める。

 ※ 揉んだ形が菊の花に似ているので、このように呼ばれる。

こうやって、と一度だけ実際に揉んで見せてもらった。
その後は自分の体がコツを覚えるまで揉むしかない。
私も教えてきたが、理屈でなく体で覚えるしかないのだ。

けれど何度繰り返しても空気が粘土の中に混ざってしまう。
キレイに揉めたと粘土を切り分けると、空気の層が内側に。
これを知らずに作品を作って焼き上げると、窯の中で爆発。

自転車を乗りこなすことと同じだが、
ある時を境に、なぜか急にうまく揉めるようになる。
いちど壁を乗り越えさえすれば、後は簡単に出来るようになる。

でもやっぱり手で揉むのはしんどいなぁ。
ちょっと揉んだだけで息が切れ汗が流れ落ちてくる。
総量にして50キロほど揉んだが、あと50キロ、
己との闘いだ。


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粘土作りと畑仕事

2014年10月10日 | 日記

大型台風が又近づいている。
前回の18号は白山の南側を通過してくれたので
北陸地方には大した影響はなかった。

しかし台風の直撃を受けた地域の方々は
どれほど不安だったろうとお見舞い申し上げます。

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   マンゲツ


平穏に毎日が送れることを願い、朝には庭を眺めている。
台風が来ないことを願いながら庭の木々を観察した。
オオモミジ・マンゲツ、少し色付き始めてきた。

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   調合


先日から青磁用の粘土の調整を続けている。

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   粘土合わせ


鉄分の多い粘土、更に鉄分の少ない粘土を合わせた。
この粘土調整は青磁釉薬に貫入(ひび)を入れる為のもの。
青磁釉薬も様々あり、目的に応じて調合比率を変えている。

Photo_4

   粘土なじませる


青磁釉薬だけでも数えきれないほど調合している。
それらの結果から、7~8種類の青磁釉薬を使っている。

釉薬を変えることによって貫入にも変化が出るし、
粘土の調合比率を変化させることでも貫入が変わってくる。

手で粘土を揉まなくてはならないので、
予定分だけの粘土の調整を行っている。

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   ナス片づけ


台風が来る前に畑のナスを片づけなくてはと、
畑に出かけた。

ナスは8本植えてあり、この夏は十分に楽しめた。
一年中ナスが売られていて、自家用ナスが採れるころには
飽きてしまう。 けれどやはり自家用の野菜は新鮮でウマイ。

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   ナスの茎


最後のナスを採り、茎を引っこ抜いた。
月曜日はゴミ出し日、ナスなどの茎もゴミとして出す。
かなり大きな茎になっていたが、小さくまとめたら、
二束になった。

実のなる野菜として、パプリカがまだ元気で育っている。
最後のナス、パプリカ、お隣さんからオクラも頂いてきた。
今晩の食卓にはベジタリアンみたいに野菜の献立が増えた。


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