創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

窯変金結晶

2013年10月30日 | 日記

時間があるようでいて、なぜだか時間に追われている今、
白磁釉薬作りを終え、窯変金結晶釉薬作りを始めた。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
今回は、薪を焚いて作品を焼き上げる方法の一つを紹介いたします。

薪を焚き、火力が上がると同時に薪の灰が作品に付き、
その自然な炎の働きによって焼きあがる焼き物、備前などがその一例である。
当然ながら、窯のどのへんに作品を置くと灰が付くかと考えて窯詰めを行う。

それまでは普通の燃えた灰だが、高温で焼き上げると同時に灰が溶け、
様々な文様に流れたり、灰の色が変化したり。
その景色をビロードと呼んでいる。

時には稲わらを塩水に浸して焼く前の作品に巻きつけ、
灰が掛からないように窯に入れて焼く焼き方を「 火だすき 」と言う。

30年ほど前、珠洲焼きをしている知人の頼みで何回か珠洲に出かけた。
知人の窯は穴窯といって、カマボコのようなトンネル式の窯であった。
ゆるい斜面に縦にカマボコがある、を想像していただければ窯の形が分かると思う。

下にある焚き口に薪をくべ、温度が上がると同時に順々に上も温度が上がるように、
カマボコの途中にある焚き口に薪をくべ、全体に目的の温度が上がるまで焚く、
その作業を数人がかりで数日間、昼夜火が絶えないよう交代して薪をくべ、窯焚きは終了。

知人が窯の中に作品をどのように入れたかは見ていないので分からないが、
くべた薪の灰が作品全体に降りかかるように作品を詰めたと思っていた。

Photo

   準備


20歳代、車で各地を取材していた時の昼下がり、
たまたま偶然にも、薪窯で作品を発表している超有名な作家の窯場に行き着いた。
その窯が有名な作家の窯場とは知らずに、その窯を近くから眺めていた。
声を掛けたが、昼時で誰もいなく、おまけに窯場は人家から遠く離れた場所。

何気なく見ていて、見てはいけない物も見てしまった。
それは、溶かした灰が一杯入っている大きなポリバケツと、
溶かした灰を作品に吹き付けるガンとコンプレッサー。

加えて窯詰めの途中だったか、
いかにも灰が溶けて流れているような細工をしてあったり、
灰が溶けてビロードが出るように分厚く灰を掛けてあったり。
また、一部分だけ灰が掛かったように細工してあったり。

見てはいけない物を見てしまったと、急いでその場から立ち去ったが、
あとから考えてみると、それも作品を100%焼き上げるための策かな?と思ってもみたり。
作品発表する時は、「 燃えた薪の灰が自然に作品に付いた、」と説明するのだな、と。

Photo_2

   原料準備


薪を焚いて素晴らしい焼き上がりになるのは数えるほど。
焚き口の近くならば、薪を次々とくべるから灰も作品に付くが、
窯の他の場所では灰がまんべんなく作品に付くことは到底考えられない。

それは知人の薪窯焚きを手伝っていて、実践で分かったこと。
窯に作品を入れる前に、故意的に灰を作品に吹き付けて窯に入れなければ、
あれほど沢山の自然釉の作品が焼きあがるはずは無い。
それも作品つくりの一つといえばそれまでだが、・・・。

Photo_3

   少しずつ混ぜる


釉薬作りは単なる作業の一つではあるが、
ここにたどり着くまでは大変な時間と労力が掛かっている。
まず目的とする焼き上がりになるよう、調合を変えて何度も試験を繰り返し、
その焼き上がりを確かめる。

希望する焼き上がりになるまでは、本当に気が遠くなるような時間が掛かった。
調合を行うのはいつも夕食後。 計算した原料を1~10の乳鉢に入れ、
細かくなるまでゴリゴリと磨り潰す作業を繰り返した。

・・・・・薬局で薬を混ぜ合わせている白い鉢が乳鉢・・・・・

Photo_4

   基礎原料を加えて


窯元ではないので、続けて何回も窯を焚くことも出来ず、
作品を焚く時までに出来る限り様々な調合した試験をためて置き、、
作品焼成を行った時に焼き上がりを確かめ、希望と異なっていれば再度調合する、
それの繰り返しを何回も繰り返し行ってきた。

Photo_5

   着色剤を加えて


一度決めたら途中で諦めるのを好まない私。
その偏屈な性格のお陰か、それぞれ何百種類の釉薬が出来上がった。
青磁はもとより、白磁、窯変鉄耀(天目、結晶釉薬)、窯変紅彩(辰砂)、窯変金結晶、等々。

Photo_6

   窯変金結晶


いま製造している釉薬は、「 窯変金結晶釉薬 」。
とても繊細な発色をする作品だが、嫌味の無い品のある釉薬と自負している。

作品全体に金粉を散りばめたような美しい発色をする釉薬である。
ただ、この釉薬も気まぐれで、試験で合格したような焼き上がりにならないこと。
いつも同じように釉薬を掛けているが、一つとして同じものが焼きあがらない。
だからこそ、「 窯変=ようへん 」と名づけている。
窯に入れるまでは私の仕事、どのように焼きあがるかは窯にお任せ。

若いとき、偶然見てしまった薪窯の現場、
故意的に、希望通り作品すべてが焼きあがるように手を加える方法もあれば、
窯の火がどのように作品を焼き上げてくれるか、ハラハラ、ドキドキで焼いている私、
いずれにしても後世に残せるような良い作品が焼きあがればと願い、
今日も釉薬を作っている。


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トラ、どうした!!!

2013年10月25日 | 日記

いつものように起き、トラに朝食与え新聞を取り入れ、一日が始まった。
「 早起きは三文の徳 」といわれているが、朝はできるだけゆっくりと過ごしている私。
コーヒーを飲みながら新聞に目を通していると、どこからかトラの声。

耳をすませていると、よそのネコとケンカしているような声の感じもする。
何気なく聴いていたが、ケンカの声とはどうも違う。

Photo

   隣の垣根の下


    古びたシート


急いで玄関に飛び出し、「 トラ!トラちゃん! 」と呼びかけた。
明らかに尋常でない鳴き声が垣根付近から聞こえてきた。

垣根の向こうは空き地。 町内の人がその一角で野菜を育てている場所。
垣根の下から向こうをのぞきながら再び呼びかけた。

「 ニャーン、ニャーン、ニャーン 」。
姿は見えないけれど、何とも表現できない叫び声にも聴こえるトラの声。
あわてて長靴に履き替え、隣の畑にいってみた。

先ほど覗いていた辺りに行ってみると、シートの上にトラが横たわっていた。
苦しげな声でしきりに鳴いていたトラ、「 どうしたトラ!」と呼びかけても鳴くだけ。
一秒間に5回くらい、ハァーハァーと激しい速度で息をしていた。

トラの目を見ると、瞳孔が半分開き、苦しげに鳴き声を上げていた。

Photo_2

   噛まれた


困った、どうしよう・・・。
何とかしなければと、トラを抱き上げようとすると、物凄い威嚇をしてきた。

これでは私も傷ついてしまう、そう思い、
工房に戻り、厚手の皮手袋をはめ再びトラのところへ行った。
苦しみながらも威嚇をしてくるトラ。

何とか背中の下に手を入れた、その途端、
ジーパンの上からこれでもか、と思う力でガブリと噛まれた。
離そうとしても物凄い力で噛んだままのトラ。

近くにあった小枝を折ってトラの口の間に小枝を入れ、何とか口をこじあけた。
やっと噛むのをやめてくれたが、威嚇だけは続けてきたトラ。
どうしよう、どうしようと焦っていたら、トラが急に起き出して我が家の方へ走って行った。

Photo_3

   玄関先


私もトラを追いかけるように我が家の敷地に戻ってみたが、トラの姿が見えなかった。
「 トラ!トラ!」と呼んでも、どこにもトラの姿が無い。 いったいどうしたというのだ!

その日は月曜日の朝、あたたかい朝日が照っていた。
垣根の向こうは草が生えないようにと、使わなくなったシートで覆ってある場所。
もしかしたらマムシに噛まれたか? もしそうなら生きてはいけない。

でも起き上がって飛び跳ねるようにどこかに行ってしまったトラ、
半分開いていた瞳孔と激しい息遣いはなんだったのだろう。
ムカデに噛まれたか?

無事に帰ってきてくれることを願い、噛まれた傷跡の手当てをした。
かなり深く噛まれた足、アルコールで消毒をし抗生剤を塗りこんだ。

Photo_4

   庭で


翌朝、何事も無かったようにトラが戻ってきていた。
表情も普段どおり。

「 トラ、どうしたんだ? 何があったんだ?」と声をかけても「 ニャ~ン 」。
焦ってしまった二日間だったが、トラも無事に戻ってきたし、一安心。

Photo_5

   アイコ


再び釉薬作りを始めたが、なんとなくトラのことが気がかり。
手を休めて外に出てみると、庭先でトラが座っていた。

隣の敷地には枯れ草、そして庭木を剪定した枝物が沢山積んである。
草が生えないようにあちこちに古びたシートが被せてある。
トラにとっては日向ぼっこには最適だろうが、危険がいっぱいの場所でもある。

今回で懲りてくれればよいが、なにぶんにもネコのこと、
再び寝心地のいいところで昼寝をするだろう。

我が家のアイコもそろそろ片付け時となってきた。
まだ実がなっているが、果たして何時まで収穫できるやら。


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アルマンド神父、三回忌に

2013年10月20日 | 日記

先日から白磁釉薬作りを続けている。
何度も水を変え、釉薬に含まれているアクを抜く作業を行っている。
沈殿するまで時間がかかり、その間に前庭の様子を見てみた。

Photo

   富有柿


まったく気づかなかったが、富有柿が2個実っているのを発見。
10年ほど前からアメリカシロヒトリが発生し、庭にある富有柿は全滅。
春先にやわらかい新芽が出、今年こそ柿が収穫できるのでは、
と、淡い期待で観察していたが、その内にアメリカシロヒトリが大量に発生。

ああ、またダメだ、町内で一斉消毒をして欲しいと申し出たが、
庭の消毒は個人責任で、といわれた。

我が家だけ消毒しても、何処からともなく成虫が飛んできて同じ状態に。
毎年同じ状態になるので、枝を切り詰めようかと考えていた矢先、
なんと実がなったではないか、たった2個だけど。
でも来年もまた発生するだろうから、枝を整理しようと思う。

Photo_2

       指揮をする、

   在りし日のアルマンド神父


寒くなる前に、少なくなった釉薬すべてを作ろうと予定を立てている今、
カトリック金沢教会ではミサ曲の練習が始まっている。

堅信式のミサは金澤画廊個展最終日と重なり、お手伝いできなかったが、
それ以後、毎週土曜日夜にはミサ曲の練習があり出かけている。
いま練習している曲目はアルマンド神父の三回忌のミサ曲。

彼が旅立ってから早や二年も経過したのか、なんだか不思議な気もする。
この写真は2010年11月28日にパソコンに取り込んだ写真である。
彼が旅立つ一年前の姿である。

Photo_3

   Signore シニョーレ


アルマンド神父が旅立つ時、
彼が指導していたカルメンコーラスの方々が歌って見送った曲、
Signore delle cime = シニョーレ ・ デレ ・ シメ 。
この曲を聴くたび涙が出てしまう。

一人静かに、ユー ・ チューブで検索し、様々なシニョーレ ・ デレ ・ シメを聴いている。
旅立った友、兄弟が安らかに、そして天国へと導かれるようにと願う歌である。
合唱を聴いていると、友を偲び、泣きながら歌っている場面もある。
・・・・・当然ながら、私も・・・・・。

Photo_4

   パソコンで


パソコンで検索してみると、楽譜も載っている。
私たちが練習する、シニョーレ ・ デレ ・ シメ、楽譜には「 ♭ 」が三つ付いている。
主旋律を女声が担当する楽譜で、最高音は「 ミ 」、とても美しいメロディー。
もちろん男声が主旋律を担当しても、とても哀愁あふれる表現が出来る。

Photo_5

   練習曲


アルマンド神父の三回忌、12月7日に執り行われる。
まだ時間があるので、今は更に難しい旋律のミサ曲を練習している。
とても美しく、心洗われる曲であるが、難しく初めて歌うように感じていたが、
「 数年前にも歌ったことがありますよ、」とリーダー。 

ところどころ難しい読み方の歌詞もあるし、
1小節の音符のリズムがややこしく、加えて複雑に変化もする。
とにかく12月まで練習に出かけ、アルマンド神父の三回忌には歌えるようにしなくては。

「 堂前君、私が逝っても教会に来て歌って欲しい、お願いだから・・・」。
彼が旅立つ数日前、声を絞って私に遺した言葉の一つである。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

工房で音楽を聴きつつ釉薬を作りながら、様々なことを思い出している。


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白磁釉薬 ・ 製造

2013年10月15日 | 日記

金澤画廊個展の整理も順調に終え、次の作業に取り掛かろうとしている今、
個展にお越しくださった方々から、嬉しいお便りが毎日届いています。
メールで感想をお寄せくださったり、素晴らしい文面のお手紙、等々。

とても心配した個展でしたが、このように皆様に喜んでいただき、
作家冥利に尽きる、と心から幸せを感じさせていただいています。
心から御礼を申し上げます。

Photo

   ひなたぼっこ


個展準備中から気になっていた事の一つ、
釉薬の量が次第に少なくなり、今のうちに製造しなくては、と。

北陸は相変わらず良い天候に恵まれているが、
秋の訪れと同時に日中の気温も少しずつ下がり始め、
工房前ではトラちゃんが暖かいお日様に当たる時間が増えてきた。

Photo_2

   ロクロ場


十分な広さが無い私の工房、
ロクロ場で殆どの作業を行っている。

粘土を揉むのも作品を作る時も、
釉薬を掛けるときも、釉薬を製造するときも、
このロクロ場が大いに活躍してくれる。

狭ければ狭いなりに何とかなるもんさ、
と、次の作業に取り掛かる時だけ、完璧に掃除を行っている。

Photo_3

   原料


今回は白磁釉薬の製造をしている。
ゴミや鉄粉が混ざらないよう、徹底的に掃除をした。

私の白磁作品は真っ白ではなく、少し青みを持たせてある。
真っ白より少し青みがある方がより白く感じると思い、微調整を行った。

Photo_4

   原料の一部


白磁釉薬といっても気が遠くなるほど、何百種類の白磁釉薬記録があるだろうか。
現在発表している白磁作品にたどり着くまで、限りないほどの調合を行った。
いろいろ試験した結果、今の青みのある白磁作品にたどり着いた。

加えて、私が陶芸活動している小松市、
我が家から、ものの数分で九谷原石の砕石場がある。
せっかく九谷の地で創作活動を行っているのだから、
のこだわりで、九谷陶石を使わせていただいている。

Photo_5

   混合作業


九谷陶石は酸化チタンを含んでいるため、
どのように管理しようが調合しようが、真っ白にはならない。
焼くと、くすんだネズミ色になってしまう。

その九谷陶石を使って白磁を焼くのだから、大変な作業となる。
こだわりを捨て、有田などの真っ白な陶石を使えば、
素晴らしい白磁作品になるに違いない。

九谷焼といえば鮮やかな色絵の焼き物が全国的にも有名。
九谷陶石が真っ白でなく、くすんだネズミ色をしているからこそ生まれたと思う。
その素地をあえて使う私は変わり者かも。 でもこだわりも大切と思ってもいる。

Photo_6

   工房へ


慎重に何度も水を変え、白磁釉薬を製造しているあいだ、
トラちゃんは工房のすぐ前で日向ぼっこをしていた。
気温が下がり始めたら、工房に入ってきた。

Photo_7

   ブラシがけ


ロクロ場の横にしつらえてあるトラちゃんの寝床、
ニャ~ンと挨拶して寝床の中に入って私の顔を見つめているトラちゃん。

「 そうか、そうか、ブラシをかけて欲しいんか、」
体中にやさしくブラシを掛けてやると、ゴロゴロと喉を鳴らして喜んでくれる。
「 気持ちいいね、お前いったい何歳になったんだい?」とたわいも無い言葉を掛け、
作業の手を休めてトラちゃんの相手をしていた。

Photo_8

   ぐっすりと


その内、うつらうつらしてきたトラちゃん、
「 もういいかな、寝なさい、」と再び白磁釉薬製造を開始した。
攪拌機(かくはんき)の騒々しい音にも慣れたのか、夢の世界に入ったトラちゃん。
やがて20歳を越えたであろうトラちゃん、いつまでも元気でいて欲しい。


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台風24号

2013年10月10日 | 日記

台風23号が中国大陸に向かったあと、次いで24号が襲ってきた。
発生当時の気圧配置を見て、日本海に進むと分かった。

Photo_3

   白山上空


大型の勢力を保ったまま日本海に入ってきて、
北陸を直撃するかと大変心配した。

まだ金澤画廊個展の整理を完了していないが、被害が出ては困るので
前日には家の周りの片付けや植木鉢など、軽いものは工房の中に入れ、
テント車庫には愛車を重石にして、ロープでガッチリとくくりつけた。

真夜中に台風が襲来することが多かったが、
今回は朝から日中にかけて日本海を縦断する進路だった。
あさ8時の白山上空の不気味な黒い雲、かなりの速度で流れていた。

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   南の空


視線を少し南に移すと、青空も少し見えていた。

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   西の空


同じくそのままの状態で西の空を見上げれば、青空。
こんなにも美しい青空が広がっているのに、台風が来るのか?

そうこうしている内、風も次第に強くなり、
庭木たちが大きくうねり始めた。

Photo_6

   椎の木


一昨年の春、春の強風で軒下の板がはがれたり、
屋根瓦が動いたりして修理をしてもらった。

手入れをしていない、自然のままのわが庭。
35年間育った椎の木、もう少しで軒下に触れそうになっている。
そのうちに庭師にお願いしてスッキリとした庭に、と思ってから5、6、7年経過。
大風が吹きつけると屋根瓦に影響が出てしまう。いまさらどうすることも出来ず、
そのときはその時、と様子を見ることに。

Photo_7

   マンゲツ


かなりの強風が襲い掛かってくるのでは、と身構えていたが、
幸いにも能登半島北方面で熱帯大気圧に変わり、
家も庭も、どこにも台風の影響は無かった。

それでも県内各所では、屋根瓦が飛んでいったり、
塀が壊れたりと、被害も出たとの事。

台風一過の朝、風も無く穏やかな日和、
庭の大もみじ、マンンゲツの葉も心持ち色づいて、
朝の陽光に光り輝いていた。

Photo_8

   ゴーヤ


台風が過ぎ去り、飛ばされないようにと養生してあった物を元に戻したり。
最後の1本のゴーヤ、そのままにしてあったが、無事にぶら下がっていた。

今年も十分に栄養を与えてくれた前庭のゴーヤ、採取すべきか、このままにするか。
季節は10月10日、まだ花芽がいくつも付いているが、果たして成長するか。
今年の夏をしのんで、しばらく様子を見ることにしよう。


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