年明けの1月6日に訪れた東尋坊、
天気が戻った金曜日、久しぶりに出かけた。
三国駅
今では珍しい、小さな漁港の駅。
何年も前、健康を兼ねて何度も歩きに来ていた。
駅を過ぎると、向こうに東尋坊
東尋坊岬
平日の金曜日だったためか、観光客も少なかった。
加えて外に出るには、気温もかなり高かった。
遊覧船にご乗船を、としきりにアナウンスが流れ。
足元に注意を払いながら、岩場の先まで歩いて行った。
切り立った岩場、
そのギリギリまで遊覧船が入ってきていた。
波が穏やかだったから良かったものの、
荒れた日には危険極まりない。
当然、そんな日は中止。
強い太陽光線ではなかった金曜日、
潮風を受けながら、遠くの海を眺めていた。
正月早々に来たときは寒くて、手がかじかんで。
もし気温が低ければ歩こうと準備してきたが、
やはり夏、いくら海とは言えど、暑さには勝てなかった。
今回は、念願のイカ焼きを食べた。
独特の調味料を使っているのだろう、うまかった。
面白いのは、この茶店のイカ焼きがどこよりも高かったこと。
この茶店は、岬のすぐそばにあるから高いのか。
岬から離れるにしたがって、イカ焼きも少し安くなっていた。
イカ焼きを食べ終わって駐車場に向かうとき、
右手のほうを見ると、
茶店のすぐ裏にポツンと建っている公衆電話。
命の電話、これから死のうと思っている人、
いのちの電話を掛ける勇気があるのか。
生きるうえで、
しんどく辛いこと、誰にも相談できないこと、
耐えられないこと、どうしても自分を抑えられない人、
残念ながら今もなお、自殺志願者がいる東尋坊。
人生さまざま。できることならおだやかに、を願い、
近くの亀の像を眺めて、帰路に就いた。