創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

仙台・藤崎個展

2014年05月30日 | 日記

仙台に出発する27日、朝から良い天気に恵まれた小松、
少し早目に空港に向かった。空港までは車で15分あまり。

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   小松空港


出発まで1時間、何もすることがないので土産店を見て回った。
搭乗案内があり、定刻通り飛行機は飛び立った。

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   遠くに富士山


数えきれないほど仙台便に搭乗しているが、
富士山が見えたのは初めてのこと。

機長が挨拶がてらに、
立山連峰の向こうに富士山が見えますとアナウンス。

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   蔵王


新潟上空から右に旋回して内陸へ。
ほんのしばらくして蔵王が見え、すぐに着陸。
やはり飛行機は早い。

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   アクセス線


運よく空港前には仙台駅行きのアクセス線。

Senndai

   仙台駅


仙台駅には18分で到着。これも早い。
やはり大都会、多くの人々であふれていた。

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   山形、山寺駅


一日早く27日に仙台入り。
いつもご支援下さる、A様が駅まで迎えに来ていただき、
その日は山形県、山寺にご案内頂いた。

山形県も良い天気に恵まれ、美味しい蕎麦の昼食を頂き、
山寺の参拝。 強烈な日差しで汗だくになったが、
奥の院にたどり着いた時には清々しい気分になった。

松尾芭蕉の有名な俳句、「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」
サービスなのか、蝉の声が流れていた。

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   アーケード


午後4時過ぎに仙台駅に戻り、
A様のご案内を頂き、仙台市内へ。

懐かしいアーケードも1年半前と同じ。

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   藤崎、ポスター


藤崎の入口には大きなポスターが壁面に貼られていた。

地元を離れると困ることの一つ、食事をする場所が分からないこと。
藤崎近くの食事ができるところをご案内頂いた。

翌28日、夕方から作品陳列作業、午後7時半頃終了

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   3人展


29日、個展が始まった。
スタッフの方々にご挨拶をし、
一緒に個展をさせて頂く作家さんにご挨拶をした。

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   個展会場


開店10時から多くの方々が会場にお越し頂き、
にぎやかな個展風景となった。

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   個展会場


始まったばかりの藤崎個展、
心こめ、祈りをこめ、芽生えを表現した作品たち、
多くの方々にご覧いただければ幸せに思います。


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作品発送完了

2014年05月25日 | 日記

藤崎個展作品が間に合うか、良い焼き上がりになるか、
皆様にお気に召して頂けるかと心配した、この数か月、
順調に事が運んで、本日昼、無事に作品発送を終えた。

心込め、祈りを込め、芽生えをテーマに創り上げた作品たち、
是非とも多くの方々に作品をご覧頂きたいと願っています。

作品と同時に着替えなどの私物もホテルに発送を終えた。
前回と同じく、藤崎まで徒歩で数分に位置するホテルに宿泊。
あさって27日、あさ8時20分の便で仙台へ向かう。

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   町道から


先日、町内の美化運動には参加したものの、敷地は草ぼうぼう状態。
気になっていたが作品選出が先で、その次は無事に届くようにと梱包。
すべて順調に進んで、数日前に草刈を行った。

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   草刈後


草刈を行いつつも個展の事が気がかりだった。
正直なところ、上手くいくかとハラハラした毎日だったが、
いつものように「 絶対できる、大丈夫、」と自身に言い聞かせ、
そして願いどおり作品も発送できた。

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   敷地から白山神社


敷地入口には大木となった雪柳が生い茂っている。
当然のごとく、雪柳は雑草と一体化していた。

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   スッキリした入口


草刈りを終えた雪柳の周り、とてもスッキリとして気持ちが良い。

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   柿木


入口の反対側、左側には大きなツツジと柿木がある。
この柿の木、毎年アメリカシロヒトリに葉を食べられてしまう。

もうかなりの年月が経っているが、まだ一度も実がつかない。
桃栗三年、柿八年と言われるが本当のことなのかと疑わしい。

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   柿木とツツジ


実が付かないので数年前に接ぎ木を行ったが失敗した。
どんな柿なのか、何とかして実を見たいものだ。

現在は美しい若葉だが、梅雨入りと同時に虫が発生し、
一気に若葉が食べられてしまう。困ったものだ。

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   オダマキ


約一日半かけて草刈りを行った。
曇りの日を選んで草を刈ったが、暑さに参ってしまった。

エンジン付きの草刈り機、
一気に草を刈り取ることができ、至極便利。

でも実際に草刈りを行うと大変な労力を必要とする。
どんな仕事もそうだが、楽な仕事は決してない。
汗して初めて達成感が味わえる。

草刈りの途中、草の中にたった1本のオダマキ。
以前から植わっていたのか、はたまた新しく芽生えて来たのか?
オダマキを傷つけないように、この周りは手で草をむしった。

さて仙台に向かう27日まで、持参するものを再確認しなくては。


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作品梱包、完了。

2014年05月20日 | 日記

あわただしく過ごしている毎日、
小松美術作家協会展も無事終了し、18日夕方搬出してきた。
この展示会と平行して、石川県陶芸協会展が九谷資料館で行われている。
その搬入が12日月曜日あさ9時から12時までの間、受付があった。

これ等の展示会、同時進行で行われた。
九谷資料館の石川県陶芸協会展は現在も開催中で、
6月8日まで行われている。 仙台から帰るのが5日だから搬出には間に合う。

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   大箱詰め


展示会がほぼ連続して行われ、
お客様、そして友人を案内して数度会場に足を運んだ。

早め早めと個展準備も進めていて、
昨日夕方、ようやく大箱に作品を詰める事が出来た。

様々な大きさの作品達、
輸送中に割れないよう、無事に藤崎に届くようにと、
こっちに入れたり、あっちに入れ替えたりして、何とか全部箱に収まった。

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   玄関にも大箱を。


何事があっても大丈夫なように衝撃剤を多めに詰め込んで、輸送箱は完成。
これでいつでも仙台・藤崎に発送する事が出来る。 大箱を眺め、ほっとした。

心込め、祈り込めて創り上げた作品達、
ぜひとも多くの方々にご覧頂きたいと願っています。
これまでの個展とは一味趣が異なった作品も出品いたします。

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   パソコンで


藤崎には出品目録は送信済みだし、
作品達の発送準備も完璧に出来上がったし、
次は作品の画像を取り入れた図録つくりを始めた。

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   図録


パソコンソフトのワードは、文章など記録するときに使用するが、
図表のエクセルは滅多に使う事が無い。 もたもたして時間が掛かってしまう。
作品一点一点を目録通りに表に貼り付ける作業。
中々慣れず、あっと言う間に時間が経ってしまう。

私の普段の仕事では、パソコンを使うことは全くと言っていいほど無い。
個展準備の時くらいだけ、座りっぱなしでパソコンに向かっている。
パソコンが無かったときは、せっせと手描きをしていた。
今は写真そのものを表に出来るから便利だ。

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   トマト


実家の畑にも夏野菜を植え終わったし、
我が家の小さな畑にも野菜を植え終えた。

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   花


何の養生もしないまま植えたが、
早くもトマトには花芽が付き始めた。
植えて間もないが、こんなにも早く花芽が付くとは驚きだ。
背丈もそれ程伸びていないのに、大丈夫だろうか。

毎年豊作に実ってくれるフルーツトマト、アイコ。
冷凍保存してあるトマトピューレがまだかなりある。
濃縮されたトマト、毎朝解凍し少し薄めて飲んでいる。
自家製のトマトジュース、健康維持のため今年も豊作になって欲しい。


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作品荷造り

2014年05月15日 | 日記

美術の季節は?と聞かれれば殆どの人が秋と答えるだろう。
しかし加賀の地に於いてはそうとも言えず、
春先から今日まで展覧会が目白押し。

18日、日曜日までは小松美術作家協会展が開かれており、
また6月8日までは九谷資料館で石川県陶芸協会展が開かれている。

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   仮箱


今月末からは石川の伝統工芸展が開かれ、
その搬入が26日、月曜日の午後から受付が始まる。
搬入が終わった翌日27日には、朝の便で仙台に向かう。

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   化粧箱


藤崎個展の作品準備を進めながら、
これ等の展示会の作品準備もすすめ、それぞれに出品。
3月の花との出会い展から始まり、一気に慌ただしくなってきた。

どの展示会も大切な行事で、良い作品を出品しようと心掛けた。
何とか無事に作品も準備出來、それぞれに搬入を終えた。

個展準備を進めつつ、次の段取りを考えての行動、
展示会の期間が短すぎるのではと思うことしきり。

今はとにかく藤崎個展の準備にかかりっきりでいる。
13日には作品選出も終え、藤崎に出品目録を送信した。

選び出した作品を一つ一つ桐箱に入れたり、仮箱に詰めたり。
もっとも気を遣うことは割れずに無事に届けること。
何とか半分までの箱詰めの準備はできた。

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   庭木


皆様方にお知らせをする個展案内状、
時間を調整しつつ毎日少しづつ書き綴っている。
一人でも多くの方々にご覧頂きたく願っています。

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   ヤマボウシ


庭にはツツジが満開となっていて、
その傍にはヤマボウシが可愛い花芽をつけている。

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   実らない柿


前回の日記にも書いたが、
春の芽吹きとともに、雑草も勢いを増してきた。
視線を上に向けていれば若葉の美しさに見とれてしまうが、
地面には雑草が繁茂している。

雑草の中には淡い水色の勿忘草の花も見える。
いつの間にか、かなりの範囲で広がっている。

まず今週中に、ご案内状書きを終え、
荷造りの準備も終えたいと計画している。
すべてが順調に進むことを願いながら。


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藤崎個展・作品整理

2014年05月10日 | 日記

大した雨も降らず、気温は低いながらも平穏な日々が続いている。
大型連休には大勢の方々が行楽地に出かけられたと報道があった。
私はいつものごとく何所にも出かけず、家にいて作品の整理を行った。

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   網戸越しに

    居間から


そんな中、私の状態を気遣って名古屋から友人が訪ねてくれた。
互いの近況を話し合い、楽しく有意義な時間を過ごした。
金沢に居たときは休みになると我が家に来ていたが、
さすがに遠くに転勤してしまうと中々会えない。

思い出話に花が咲き、親しくさせていただいた方々の事も話し合った。
名古屋で忙しく過ごしている友人、次会えるのはいつの事だろうか。

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   大モミジ


天気に恵まれた北陸、
朝日がこの部屋の中まで入ってきて気持ちが良い。
窓辺の大モミジ、マンゲツも立派な葉が生い茂り、
朝日を受けてまぶしい。

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   エビネ


朝食後、外に出てみた。
忙しさにかまけて垣根の周りを観察していなかったが、
いつの間にかエビネが咲いていた。

このエビネ、随分前に輪島の友人が分けてくれた株である。
なんの手入れもしていないが、忘れずに毎年咲いてくれ、
季節の変わり目を教えてくれている。

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   青磁作品


藤崎個展の作品も全部焼き上がり、
数日前より出品作品の選定を行っている。

心込め、祈り込めて焼き上げた作品達、
全部をご覧頂きたいが、出品作品には限りがあり、、
迷いながら選び出している。

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   辰砂作品


このたびの藤崎個展作品、
思いもよらずに殆どの作品が良い出来となった。
40年以上も作陶してきて、初めての事だった。

この辰砂、窯変紅彩作品、
これほど情熱的な焼き上がりになったのは初めての事。
焼こうか、どうしようかと躊躇したが、S氏の願いを叶えるため、
失敗覚悟で窯焚きをして本当によかった。

小松の窯元だけに言い伝えられている諺(ことわざ)かも知れないが、
「 辰砂(しんしゃ)で身上(しんしょう)つぶす 」と言われている。
魅力的な焼き物だが、良い色に焼き上げるのは至難の業。

私が求める辰砂、
他の陶芸家が出せない色合いが欲しくて調合を吟味している。
試験では目的の発色の焼き上がりになるが、作品として焼くと必ず失敗。

失敗の連続で、それまで掛かった費用など、全てが吹っ飛んでしまう。
けれど魅力的な色合いの辰砂、のめりこんだら大変。
辰砂にはまったら身上(しんしょう)が潰れてしまう。

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   トラ


でも今回ほど美しく情熱的に焼き上がったのは初めてのこと。
今後も希望通りの焼き上がりになって欲しいと願うが、
こればかりは窯しだい、そして運。 だから窯変と言う。

焼き上がった作品を家の中に運び入れたり、
外で検品している私のそばにはトラちゃんがいつもいる。
玄関先の木陰で居眠りしながら、絶えず私の姿を確かめている。

いつの間にか雑草も生えてきた。
個展作品を決め終えたら、早速草刈をしなくては。


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