創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

頭脳活性化

2010年10月30日 | 日記

6日から15日まで仙台に出かけていたので、その間の北陸の天気は分からないが、
15日に戻ってからの天候は秋だというのに、スッキリとした青空が見えない。
昨日、ようやく霞のかかった白山が見え、フィルターを使って撮ってみた。

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   我が家から白山を望む

出かける前の白山には雪がなかったように記憶しているが、
フィルターを通してみると、所々に積雪を確認できた。 いつ降り積もったのだろうか。
仙台にはパソコンを持っていっており、毎日天気図を見ながら北陸の天気を見ていた、
しかし白山に雪が積もっている、等々の情報は流れていなかった。

今年の気候はどのように考えても異変続き。
短い秋から一気に晩秋を迎え、早くも初冬の気配である。
我が家の庭木の紅葉も、なぜか色あせている。

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   道路標識

小松空港から一直線に山の方向に向かってくると、約15分弱で標識が見えてくる。
今まで特に何も感じなかったが、白山の文字が目に入ってくると冬近しを感じてしまう。

この交差点を左右に曲がれば、加賀産業道路。
交差点を左に曲がって200メートルで、荒木田町の信号。
さらにそこを右に曲がって200メートル進むと我が家。

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   加賀産業道路

冷たい風が渡っているが、まあまあの天気なのでカメラを手に散歩に出かけた。
ずいぶんと長い間歩いていないな、そう思いつつ先ほどの交差点を渡り、
丘陵地にある、西軽海町(にしかるうみまち)の中を小一時間、歩いてきた。

いつもなら梯川(かけはしがわ)の堤防を歩くのだが、
一月ほど前から補強工事が始まり、堤防は歩けない。
ならば憩いの森をと思ったが、熊が出没していて歩くに歩けない。

憩いの森を歩けば紅葉した木々を眺められるかもしれない。
けれど熊と遭遇するのはちょっと困る、という訳で団地の中を歩いてきた。

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   垣根の小花

淡い午後の光の中、コンクリートの塀を覆いかぶさるように小さい花がびっしりと。
家に帰って調べてみたら、ハーブの一種で、「 サラダバーネット 」とある。
別名は、「 オランダワレモコウ 」。

私の大好きな秋の高山植物、「 ワレモコウ 」とはずいぶんと姿かたちが違う。
加えてハーブの一種とは。 では日本の高山に自生している「 ワレモコウ 」もハーブかな?

ハーブの一種ならば、どんな料理に使えるのだろうと、またまた好奇心が。
「 サラダバーネット 」といわれているくらいだから、生食でもいいのかな?
ヨーロッパの各国を取材で廻っているが、この小花を使った料理は見たことがない。
もしかしたら料理ではなくて、リラックスハーブ=アロマオイルに使うのだろうか。

あちこちで見かけていたと思うが、午後の光を受けて一斉に咲いているのは圧巻。
ちょっと一本、と思ってはみたが、許しを得ないで頂くのはよろしくない、
写真を撮っただけにして、その場を離れた。

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   我が家の庭

久しぶりの散歩、そう、本当に久しぶりに歩いた。
普段は車で移動しているが、ほんの近くを歩くだけでも様々な発見がある。
さっと通り過ぎてしまえば、「 サラダバーネット=オランダワレモコウ 」は何だろう、
なんて思わなかったに違いない。 

あれは何?これは何だ?と寄り道しながらの散歩、
しばらく頭が働いていなかったが、少しは刺激になり何かが弾けたように思えた日だった。

やさしい日ざしを受けていた我が家の庭木、たくさんの雀達が乱舞を繰り返していた。


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ナポリの美、パリの街角

2010年10月25日 | 日記
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   午前9時前



   琵琶湖の朝

まだ本調子に戻っていない私、頭の切り替えがこれほど下手とは・・・。
そんな私を見越してか、S氏が誘い出してくれた。 一泊二日の大阪行き。
朝7時半の雷鳥で関西方面へ。 うす曇ながらも今回は列車から琵琶湖を撮影。

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   京都駅のホームにて

何となく気だるさと、ボーっとした頭のまま京都駅に到着。
おや、電車を待つお坊さんが二人。 右のお坊さんが手にしているものは・・・?
一生懸命指を動かしている、そう、携帯電話でメール中。
お坊さんも時代の波に乗っているということか、何もかも早くなっているのに、私の思考は?

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   京都文化博物館
S氏が以前より待ち望んでいた、ナポリ・カポディモンテ美術館展が京都で開催されていて、
大阪までの乗車券を持っていたが、京都駅で途中下車。 地下鉄烏丸線に乗車。
四条通りを越え、烏丸御池で下車。 数百メートル歩いて京都文化博物館へ。

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   ナポリ



  宮廷と美

この博物館の場所は少し分かりづらい位置にあった。 ただ薄日がさしていたので、
太陽の位置を確認でき意外と簡単にたどり着いた。 京都は碁盤の目のように造られていて、
東西南北がハッキリし、殆ど迷うことのない街である。

さて肝心の宮廷と美、S氏は期待を胸に、私はそれほどもなく美術館に入館。
1、500~1、600年代にかけての、ルネサンスからバロック美術の数々が展示されていた。
展示作品の殆どが宗教画。 彫刻や工芸品は数えるほどの展示だった。

イタリアの北から南まで、一ヶ月に渡って取材した時にS氏が訪れたい美術館のひとつがここ。
当時、私が強く反対し他の美術館を回ったのだった。 行けなかった美術館の作品が来る、
ということで、たっての願いで今回カポディモンテ美術館の所蔵作品を鑑賞したのだった。

見終わったあと、S氏に感想を聞いた。
「 う~ん、予想と違っていた。」と。
「 ナポリ滞在中にカポディモンテ美術館に行っていたら、カプリ島へは行けなかったよ。」
「 そうかもな。」と。

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   京料理

インホメーションの人に四条までの道順を聞き、ゆっくりと京都の町並みを見ながら歩いた。
京都の地名で、「 上がる、下る 」があるが、烏丸から南に向かって7、8分歩いて四条通りに。

時刻は正午。 デパートの中の日本料理店で食事をすることにした。

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   湯葉

手ごろな値段と種類豊かな京料理を選んで、いざ食事。
おや~? すべての味付けが濃すぎる。 私の味覚が変わったのかな?
「 味はどう? 」と聞くと、「 分からん 」。

東大寺に出かけた時に食した昼食の味付けは極薄味だったし、今回は濃い目の味付け。
奈良、京都、同じ関西圏なのに、これほど違うのは納得できん、と例の甘味処まで行くことに。

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      鴨川



   四条大橋から
      北に向かって。

空には多くの雲が。
季節は秋、修学旅行の学生達の姿が多く見られた。

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   くずきり

八坂神社前の、くずきりで有名な店で一息。
甘いものは別腹。 昼食で満腹になってはいたものの、黒蜜のくずきりは格別。

予定の時間が来て、近くの四条河原町から阪急電車で大阪梅田駅へ。
メンバー会員になっている梅田駅のホテルにチェックイン。
少し休んで、S氏が手配してくれたコンサート会場へ向かった。

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   兵庫県立文化センター



       テラスにて

午後6時半開場までの30分間、心地よい海から吹き渡ってくる風に当たりながらコーヒーを。
気温は程よく22度くらいだった。 前回にも書いたが仙台より空は明るい。

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   開演前のステージ

ステージから7番目あたりの席を確保してあり、ちょうど目の高さにステージが。
LE Balluche de la SAUGRENUE  = ル ・ バルーシェ ・ ドゥ ・ ラ ・ ソーグルニュー

1、930年ごろ、パリを中心に多くの若者の心をとらえていた、ミュゼット ・ ダンスバンド。
午後7時開演。 確かなバンドネオンの超絶演奏、すばやい指使いのギター、確実なベース、
迷いのないドラムス、そして完璧なマドンナの歌声。 どれをとっても素晴らしい演奏だった。
ボタンだけのアコーデオン、一音も狂いはなかった。 ギターの彼は頑張ったのか弦が切れて。
彼らは初めて日本に来て、この日が最初の演奏と言っていた。

演奏開場に集った方々は年配者が多く、早いテンポの演奏をどう思って聴いていたか。
22曲の演奏だったが、殆どの曲はなじみがなかった。
アンコールに歌ってくれた、パダム、パダムだけが馴染みの曲で、
終わった途端、割れるような拍手。

音楽好きでよく聴きに行くが、いつも演奏者と聴衆者の間のずれを感じてしまう。
演奏者は自分の得意とする難しい曲目を選んで演奏をしたがるし、
聴衆者は数曲でいいから、なじみのある曲目を聴きたいと願っている。

これは私にも言えることだが、主張すべきところと妥協する心も必要と、常々思っている。
完璧な演奏を聴かせてくれた五人の奏者に、惜しみのない拍手が贈られたが、
私が思うに、彼らの音楽は日本人には合わない。 続けるならば曲目の編成が必要と思った。

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   御堂筋

翌日、朝はゆっくりと朝食をし、昼過ぎホテルをチェックアウト。
せっかく大阪に行くのだからと、いつも個展の時に着ているポンチョ、
その生地を買うために、本町へと向かった。

もう二十年あまり着ているポンチョ、かなり丈夫で風合いも出てきて、
とても気に入っている品である。 しかし長年着ているためか、ところどころ擦り切れがある。
何とかして同じ生地をと探したが、専門家の生地屋さんでも分からないと言う。
仕方なく、少し似通った生地を購入した。 高いかと思ったが、意外に安くて拍子抜けした。

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   なんば駅

時間が余ったので、梅田に戻ったり、また御堂筋を歩いたり。
前回のような足が痛くなることを恐れて、履き慣れた靴をはいてきて正解。

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   梅田地下街

石川に帰る電車の時刻も迫って来て、梅田駅へ。
平日だというのに、昨日も今日も人、ひと、人・・・。

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   サンダーバード

午後7時27分、定刻に列車はホームを離れた。


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藤崎個展を終えて ・Ⅱ

2010年10月20日 | 日記

いくつになっても、この歳になっても気分転換の下手な私。
仙台から帰ってから五日経過しているのに、まだ普段の自分に戻っていない。

個展前は作品が揃うかどうかと、胃が痛くなるほど心配し、
焦りに焦って作品を仕上げ選び出し、その勢いのまま仙台に向かった。
私独自のものを、陶芸家の殆どが敬遠する確率の悪い焼き物を追求し、
それらを藤崎デパートの個展で皆様にご覧いただいた。

お蔭様で何とか無事に締めさせていただき、
お客さまからも様々な表現でお褒めのお言葉を頂き、
厳しい状況下ではありましたが、本当に意義のある個展を行わせていただきました。

帰ったら、あれもこれもと計画を練っていましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。
緊張の糸が切れてしまったのか、なんだか体が、頭が動かないのです。
個展前には次から次と作品の形が頭の中に浮かんで来ていたのに、
今は何も・・・・・本当に何も浮かんでこない。

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   ルッコラ

ご年配のお客さまで、このような質問をされた方がいました。
「 堂前さんは一年に何回個展をするのか? 」と。
「 一人でやっていますので、うまく出来て二回が限度です、作品が揃いません。」と。
「 そうだろうなあ、それが現実だろうなあ・・・。 」と。

実際作品を作っていて、素焼きし、素焼きがうまく上がって釉薬を施し、そして焼成。
窯から出てきた作品すべてが上出来とは限らず、殆どが満足いかない作品。
釉薬が流れたり、窯変作品では自身の欲する出来でなく不合格を出したり。
結局、ご覧いただける作品は、総数の30%位しかない。
とても作品が揃わないのです。

出来ることなら焼いた作品のすべてに合格点を付けたいが、とても無理なこと。
やはり納得のいく作品、喜んでいただける作品となると、
そう簡単に合格点は付けられない。

個展の反省をしながら、次のことを考えようと試みるが、やはり無理。
こんなときは庭に出て、草花をぼんやりと眺めるのが一番。

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   ローズマリー

夏前、友人のアルマンド神父が枝を分けてくれたローズマリー、
彼が教えてくれた通り2本づつ植えたものが、今年の夏の暑さにも負けず、
全部で6本根付いていた。

近寄ってみると、独特の香りが漂ってくる。
このまま大きく成長してくれることを願い、
その傍らを観察してみた。

いつの間に芽が出てきたのか、ルッコラのかわいい若葉がぎっしりと。
それも畑ではなく、プランターの鉢の中にびっしりと。
夏場のルッコラは癖のある、「 えぐみ 」を感じたが、今のルッコラはおいしい。
これなら料理に使えそう、などと考えつつ工房の前を見やれば、

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   トラ

トラが午後の穏やかな日差しの中で昼寝。
起こさないように、そ~っとしていたが、私の気配を感じたのか、
大あくびをしてお目覚め。

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   大あくび

仙台に行っているあいだ、母が老人車を押しながら来てくれ、
その車輪の、カタカタと音のするのを聞きつけて近寄ってきた、と母の話し。
「 トラちゃん、」と、呼ぶまでもなく、どこからか飛んできて,
母の来るのを待っていたそうな。

私が帰ってからは、いつも家の周りにいるようになった、トラ。
6日~15日まで留守をしていたのに、よく覚えていてくれた。
「 トラ、これから次第に寒くなるけど足の痛みはないか? 」
午後の日差しの中、何も考えずトラの体をなでていた。


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藤崎個展を終えて

2010年10月15日 | 日記

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   9階の部屋から

個展期間中、天気もさほど荒れることもなく順調に過ぎた。
厳しい経済状況下、一体どうなるかと心配しどうしだったが、
これまでご支援いただいているお客様方におこし頂き、
また初めて個展に来てくださったお客様方にも恵まれ、
個展を無事に締めさせて頂く事ができました。

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   ホテルリッチフィールド仙台

藤崎デパートから徒歩5分くらいに位置する、ホテルリッチフィールド仙台、
今回も長期宿泊で6日から15日チェックアウトまで、9泊しました。

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   午前9時50分

個展が始まると、朝9時50分にはホテルを出、ブランドームのアーケードへ。

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   8階

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   藤崎えびす神社

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   神社の由来

昼時、お客様が少なくなった頃を見計らって屋上に出てみると、小さな神社が。
商売繁盛を願っての神様が祭ってあった。 今回まで全く気づかず、改めてお参りした。

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   広瀬通り

最初、個展がどのような展開になるかと大変心配していたが、
皆様の温かいお心を頂戴し、作品も多くの方々のところへ嫁いで行くことになった。

藤崎からも、次回個展開催のお話しも頂き、心より幸せに思っています。
次回個展は二年後、長いように感じますが、アッと言う間に日が迫ってしまう。
今回の個展も前回から数えて二年半の期間があったが、ついこの前のようにも感じた。

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   藤崎花店

個展も無事締めさせていただき、空港に出かける前に藤崎デパートの前を再び通った。
昨日まで無かった大きなススキが添えられ、急に秋が深まったように感じた。

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   仙台駅

アーケードをゆっくりと歩き、二年後訪れる時はどのようになっているかと、
それぞれの店を確かめ、記憶しながら駅に辿りついた。

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   土産店

仙台駅は横に長く、それぞれの階に土産店が並んでいる。

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   仙台空港

今回は間違いなく空港線を利用し、普通電車に乗り空港までの景色を眺めた。

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   ラウンジ

毎日心配して過ごしたことと、その結果、再びの個展を頂き、
急に疲れが出てきて、出発時間までラウンジで休んだ。

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   ラウンジから

とは言うものの、まだ気持ちは落ち着かず、外を眺めていた。

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   出発30分前

搭乗時刻30分前に、搭乗待合室へ。

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   搭乗

羽田も仙台も、北陸に向かう搭乗口は空港の隅っこ。
何故だろうといつも思ってしまう。

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   親不知(おやしらず)

仙台から内陸は雲に覆われていて、帰りの便でも蔵王、磐梯山の姿は見えなかった。

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   飛騨連峰?

日本海に出た途端、天気も良くなり、陸地と平行して飛行。
機内放送で、「 左に見えますのが飛騨連峰です。」と。 一瞬?と思ったが、
飛騨連峰というのが正しいのかと疑問に。

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   白山

ものの数分で白山も見えてきた。

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   金沢上空

飛行機は旋廻することなく、内灘上空を通過。

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   小松空港着陸

出発は10分あまり遅れたが、ほぼ定刻に小松空港に到着。

Ibex

   IBEXエアラインズ

出かけた時と同じ飛行機、IBEXエアラインズ。
頭がぶつかるくらいに低い天井を気にしつつ、私達搭乗者は地上人となった。

今回の個展、皆様のご厚情を頂き良い成績で締めることができ、
心よりホッとし感謝申し上げます。
次回個展までの二年間、良い作品を創作できるよう、精進をと思っています。
誠にありがとうございました。 心より御礼申し上げます。


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仙台 ・ 藤崎個展

2010年10月10日 | 日記

Ibex

      小松空港


   IBEXエアラインズ

6日、二年半ぶりの仙台行き。
これまでの小松空港発、仙台空港行きの出発時刻は夕方だったが、
いつ変更になったのか分からないが、昼12時発の便に搭乗した。
加えて搭乗機はごく小さい、56人乗りの飛行機。 添乗員も一人だった。

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   日本海

小さいので揺れるかと思ったが、意外に早く上空に到達、そして平行飛行。
経費節約の為か機内サービスは無かった。 ただ頼めば飲み物の提供はあった。
座席はいつも前の方。 予約時にお願いしたら、2番席だった。
季節は秋、スカッとした日本海が眺められると思ったけれど、ちょっと甘かった。

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   佐渡

5分あまり遅れての離陸だったが、上空で調整スピードを出し佐渡上空へ。
薄雲がかかっていて上手く撮れないと思ったが、確認したらそれなりに佐渡が写っていた。

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   仙台空港近く


     田んぼ

佐渡通過後すぐに大陸に入るかと思ったが、新潟上空を通り過ぎ、
新発田上空から右旋廻して仙台へと向かった。
途端、下界は雲に覆われていた。 磐梯山や蔵王を撮ろうと構えていたが断念。

しばらくして雲の中を突っ切って飛行機は数百メートル上空を飛行。
まだ稲刈りが済んでいないと思っていたが、殆ど稲刈りが終わっていた田んぼ。
でも何故か妙に測ったように、幾何学模様の刈り取り跡が見えた。
まさかすべての田が同じ持ち主とは限らないから、この辺りの刈り取り習慣かも。

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   仙台空港


    滑走路

若干の揺れを感じ、飛行機は一端海に出て左旋廻。
小さなIBEXエアラインズは無事仙台空港に着陸。 午後13時。

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   仙台空港線

二年半前に空港を利用した時も、仙台駅ー空港間の電車はあったが、
知らずにバスで空港ー仙台駅までを利用していた。
今回は間違いなく電車を利用して仙台駅へ。 快速電車の所要時間は20分。

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   仙台駅

懐かしい仙台駅、
フェンスには夏の洋花の鉢植えが沢山掛けられていた。
無機質なフェンスがむき出しより、何がしかの花がある方が嬉しい。
機内放送では、仙台の気温は21度と言っていたが、寒さは感じなかった。

久し振りの仙台、国分町のホテルまでぶらぶらと見学がてらに歩いた。
でもどこかが違って見えた。 二年半前にはあった店が無くなっていたり、
ビルそのものが無かったり。 仙台にも不況の波が押し寄せているのを感じた。

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   藤崎

ホテルにチェックインし、まずは藤崎に挨拶。
スタッフの方々が気持ちよく迎えてくださり、二年半ぶりの再会を喜び合った。

そして翌7日、夕方からの作業に備え、遠出を控え近くを見学し、再び藤崎へ。

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   藤崎店頭花店

8日、いよいよ個展が始まった。

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   個展会場


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   個展会場

お客様方からのお花も届いて、会場も華やかに。

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   個展会場

久し振りの個展ということもあり、待っていて下さった方々にお越し頂き、
心から幸せな個展をさせていただいております。

作品製作に何度もつまづいたりしましたが、前回よりも趣を変えたこともあり、
ご覧下さった方々からは高い評価を頂き、二重の喜びを感じています。

明日から個展の後半。
より多くの方々にお越しいただきたいと、心より願っています。
   

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