6日から15日まで仙台に出かけていたので、その間の北陸の天気は分からないが、
15日に戻ってからの天候は秋だというのに、スッキリとした青空が見えない。
昨日、ようやく霞のかかった白山が見え、フィルターを使って撮ってみた。
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我が家から白山を望む |
出かける前の白山には雪がなかったように記憶しているが、
フィルターを通してみると、所々に積雪を確認できた。 いつ降り積もったのだろうか。
仙台にはパソコンを持っていっており、毎日天気図を見ながら北陸の天気を見ていた、
しかし白山に雪が積もっている、等々の情報は流れていなかった。
今年の気候はどのように考えても異変続き。
短い秋から一気に晩秋を迎え、早くも初冬の気配である。
我が家の庭木の紅葉も、なぜか色あせている。
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道路標識 |
小松空港から一直線に山の方向に向かってくると、約15分弱で標識が見えてくる。
今まで特に何も感じなかったが、白山の文字が目に入ってくると冬近しを感じてしまう。
この交差点を左右に曲がれば、加賀産業道路。
交差点を左に曲がって200メートルで、荒木田町の信号。
さらにそこを右に曲がって200メートル進むと我が家。
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加賀産業道路 |
冷たい風が渡っているが、まあまあの天気なのでカメラを手に散歩に出かけた。
ずいぶんと長い間歩いていないな、そう思いつつ先ほどの交差点を渡り、
丘陵地にある、西軽海町(にしかるうみまち)の中を小一時間、歩いてきた。
いつもなら梯川(かけはしがわ)の堤防を歩くのだが、
一月ほど前から補強工事が始まり、堤防は歩けない。
ならば憩いの森をと思ったが、熊が出没していて歩くに歩けない。
憩いの森を歩けば紅葉した木々を眺められるかもしれない。
けれど熊と遭遇するのはちょっと困る、という訳で団地の中を歩いてきた。
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垣根の小花 |
淡い午後の光の中、コンクリートの塀を覆いかぶさるように小さい花がびっしりと。
家に帰って調べてみたら、ハーブの一種で、「 サラダバーネット 」とある。
別名は、「 オランダワレモコウ 」。
私の大好きな秋の高山植物、「 ワレモコウ 」とはずいぶんと姿かたちが違う。
加えてハーブの一種とは。 では日本の高山に自生している「 ワレモコウ 」もハーブかな?
ハーブの一種ならば、どんな料理に使えるのだろうと、またまた好奇心が。
「 サラダバーネット 」といわれているくらいだから、生食でもいいのかな?
ヨーロッパの各国を取材で廻っているが、この小花を使った料理は見たことがない。
もしかしたら料理ではなくて、リラックスハーブ=アロマオイルに使うのだろうか。
あちこちで見かけていたと思うが、午後の光を受けて一斉に咲いているのは圧巻。
ちょっと一本、と思ってはみたが、許しを得ないで頂くのはよろしくない、
写真を撮っただけにして、その場を離れた。
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我が家の庭 |
久しぶりの散歩、そう、本当に久しぶりに歩いた。
普段は車で移動しているが、ほんの近くを歩くだけでも様々な発見がある。
さっと通り過ぎてしまえば、「 サラダバーネット=オランダワレモコウ 」は何だろう、
なんて思わなかったに違いない。
あれは何?これは何だ?と寄り道しながらの散歩、
しばらく頭が働いていなかったが、少しは刺激になり何かが弾けたように思えた日だった。
やさしい日ざしを受けていた我が家の庭木、たくさんの雀達が乱舞を繰り返していた。