一昨日の二十八日、月曜日、石川県内を襲った猛烈な大雨、
金沢市内を流れる二つの川の一つ、女川と呼ばれている浅野川が55年ぶりに氾濫した。
いつも個展をしている金澤画廊、そのすぐ前には浅野川。
刻々とテレビ放映される状況に苛立ちとともに、何事もなければと祈っていた。
二十八日は画廊の休館日、きのう朝一番でお見舞いの電話をかけた。
「 画廊の入り口まで水が押し寄せてきたけど、中には入らなかった、」 と画廊主。
ホッとすると同時に、いつ災害が襲ってくるか分からないので充分に防災を、とお願いした。
今回の集中豪雨は金沢を襲ったらしく、私が住んでいる小松にはそれ程の降雨は無かった。
いつも散歩している梯(かけはし)川、ほんの少しの濁りは見えたけれど水量の変化は感じなかった。
被害に遭われた方々のこれからの後始末、暑い日々で大変だなあと思うことしきり。
あの豪雨が夢のように、今日の空は何事もなかったように晴れ渡っていた。
ただ、夏だというのに湿気が多すぎる。 少し動いただけでも汗が流れ落ちてくる。
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移し変えた 「 ドベ 」 この泥の事を 「 ドベ 」 と言っています |
今月初めに行った 粘土作りで精製した泥も沈殿し、 今日はその移し変えを行った。
始めに水色の大ポリバケツで沈殿した泥を 「 どべ鉢 」 に移し変えた。
このまましばらく置いておくと、鉢全体から水分が抜けていき、程よい粘土状態になるのです。
強制的に板の上に乗せて水分を飛ばしてもいいのだが、板も傷むし粘土も均一にはならず。
特に急ぐわけではないので、ゆっくりと自然に水分が飛ぶのを待つことにしました。
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炎天下での 「 ドベ 」の移し変え |
赤いポリバケツにはそれぞれの原料粘土が混ざり合わさっている。
黄色のポリバケツには、鉄分やゴミを取り除いた 「 ドベ=泥 」。
水色のポリバケツには、黄色のポリバケツで沈殿した「 ドベ 」を更に沈殿させるために、
このように移し変えているのです。
もっと涼しい季節に行えばいいのにと思うのですが、風が強かったり、ゴミなどが飛んできたりして、
どうしても、そして仕方なく、この時季に粘土精製を行うことになるのです。
首には手ぬぐいを巻き、頭には大きめの麦藁帽子をしっかりとかぶり、
ナイロンの前掛けをしての作業。
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前庭のフルーツトマト 「 アイコ 」 |
先日の粘土作りと同じく、今日も汗ビッショリに。
気温も30度を軽く超えているので、外でシャワーを浴びることにした。
工房入り口のドアの上に園芸用のシャワーホースを引っ掛けて、即席シャワーの出来上がり。
工房内でスイミングパンツに履き替え、いざシャワータイム。
木陰のところで 「 ひなたぼっこ 」 をしているトラとシロ。 又始まったかと、ジッと私を見ている。
お前達もシャンプーしてやろうか、と近づいたら一目散に逃げて行ってしまった。
ネコって水が嫌いなんですね。 シャワーすればスッキリと気持ちがいいのに、と思いつつ、
安全圏の木陰でこちらを見ているトラとシロに、「 おいで、おいで 」 と呼びかけた。
冷蔵庫には程よく冷えた フルーツトマト 「 アイコ 」
強い日差しの下、今年のアイコは大きく、美味しく甘く育っている。
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