創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

考える間も無く

2015年03月30日 | 日記

千葉に出かける前に畑の野菜の片づけをと出かけた。

皆さんから、「 玉ねぎに肥料をやらんと、」と進言頂き、
時間調節しながら畑に出かけた。

玉ねぎ、キャベツに肥料を与え、
4月10日に帰っても大丈夫なようにした。

ブロッコリーの脇芽も沢山摘んだ。
チンゲンサイも元気よく成長していたが、
帰って来るころには花が咲くと思い、葉っぱを採取。
全部で30株ほど、すべて抜いた。

ミカン樹のわきに植えてあるコナ=菜の花。
丁度収穫時期だが、困ったなあと思いつつ半分だけ収穫。
残りは花が咲いても仕方ない、そのままにしておいた。

母がせっかく丹精込めて作ってくれた野菜たち、
無駄にすることは忍び難く、出来る限り採取した。
それらをきれいに洗って茹で、冷凍保存した。

石川県陶芸協会会員の私、
陶芸協会から展覧会の知らせがあり、
4月7日までに作品搬入してくださいとの事。

個展で千葉に出かけていて搬入は無理。
今朝、何んとか少しの時間を見つけて搬入に出掛けた。

あさ9時と同時に作品搬入。
やれやれと来た道とは違う山沿いを通って帰宅。

久しぶりに山すそを見ながらの運転。
あちこちに楚々とした山桜が咲いていた。
ソメイヨシノはまだ固く、一足先に咲く山桜、
華やかではないが、木々の新芽が出る前に咲き、
春の訪れを知らせてくれていた。

さあ、明日はいよいよ東京、千葉へと向かう。
午後、千葉三越から作品が無事に届きましたとの電話。
これで安心して上京出来る。

トラちゃんの世話も母の友人がして下さり安心だ。
良い個展になるよう、励まねば。

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一週間

2015年03月25日 | 日記

 母が亡くなったのは一週間前の今日、水曜日の夜。
救急隊員の方々が一生懸命に蘇生を行って下さった。
蘇生を続けながら小松市民病院、救急救命センターへ搬送された。

病院では医師たちが待っていて、
救急隊員に代わって懸命に蘇生術をして下さった。
かなり長い時間が経過したと思った頃、看護師さんが呼びに来た。

処置室に入ると、まだ懸命に蘇生術を施して下さっていた。
医師・もし心臓が動き出したとしても脳が死んでいるので
脳死状態のままになりますが・・・と。

母は延命治療を望まないと生前から言っていて、
母の意思を尊重することにし、医師にもう十分です、
ありがとうございました、と伝えた。

医師・突然にお母さんを襲ったのは、心筋梗塞、心臓発作のいずれか。
殆ど痛み苦しみは感じられずに亡くなられたと思います、と。
その言葉で苦しまずに亡くなったのなら母にとっては幸せと思えた。

個展準備は中途なか、仮通夜には母の横で案内状の切手貼りを行った。
20日に日記をブログに載せなくては、パソコンを実家に持ち込んで、
これまた母の枕元で日記を書いた。題名は「 母 」。20日朝投稿。

20日は葬儀場にて通夜、21日葬儀。
通夜、葬儀とも皆さんに母がお世話になったことの御礼の挨拶をした。
通り一遍の挨拶は母が望まないと思い、母の遺影を見ながら考えた。
母だったら、きっとこう言うと思う言葉を述べさせていただいた。

こんなにも時間の経過が早く感じたのは初めてのこと。
今日まで時間を見つけながら個展準備を進めてきた。
全ての作品の準備が整い、これからは大箱に詰める作業を行う。

そして毎週水曜日には金沢の友人たちの所に向かうことにしている。
いつも何かとお世話頂いている方々、病院、そして施設に入居。
今日午後から初七日の参りがあり、終わってから金沢に直行した。

お悔やみの言葉を頂き、
来月10日に東京から戻るまで金沢に来れない旨話した。
施設前は犀川。上流には医王山が見える。
下流は桜橋、その向こうが金沢市の中心地、片町。

今度私が訪れるころ、この桜は葉桜か、
運が良ければ桜を愛でられるだろう。
お土産を持って施設を訪れよう。

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2015年03月20日 | 日記

母、自然が大好き!
向こうに見える白山、山を望みながら畑に出かけていた。

母、花が大好き!
母が育てた苗、友達と交換し合って育て楽しんでいた。

母、畑が大好き!
母が育てた野菜苗、友達と交換し合いながら育て楽しんでいた。

母、無農薬野菜を育てることが好き!
友人から消毒を撒いたら、と言われても無農薬作りを続けた母。

いつも安心して食べられるもの。
それらを心掛け、手塩にかけて育てていた母。

一人ぼっちになっていた小動物たち、
優しく声をかけ、愛情を込めて育てていた母。

母が畑に出かける時、
母と巡り合い、家族になったニャンコちゃんが後を追いながら畑へ。

母に出逢い、汚れていた体をきれいにしてもらった犬たち、
母が生きがいにしていた畑へ、いつも連れ立って出かけていた。

畑の一角、
母が愛情込め一緒に生活していた動物たち、
何匹ものニャンコちゃん、ワンちゃんが眠っている。

もう母は畑に出かけることは無くなった。

母、慈しみ深く愛情を注いできたものたちと共に、
いまは手の届かない幸せな所で楽しく暮らしているだろう。

母、3月19日午前1時、永遠の旅に出かけた。
母、87歳と3ヶ月の人生を閉じた。

 

 

 

 

 

 

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作品選定終了

2015年03月15日 | 日記

千葉三越個展の準備を進めながら、
35年ぶりに、伝統九谷工芸展に出品してみた。
入選するか落選するか、どちらでも構わないと思って応募した。
そして事務局から入選の通知が届いた。

私の作品は青磁、果たして華やかな九谷の中で入選するか、
どんなものだろうかと思っていたが、入選の結果が届いてホッとした。

犀川

伝統九谷工芸展は石川県立美術館で行なわれている。
どのような作品が陳列されているのか確かめたくなって、
個展準備の合間に金沢に出かけた。

展覧会に出品しても、
私の作品はいつも隅っこに置かれる。
35年ぶりに出品した展覧会、きっと隅っこと思いつつ、会場へ。
予想は的中し、いつものように出口の隅っこに置かれてあった。

そして何故か蛍光灯を使ってある美術館。
スポットは熱を発するので絵画などの劣化が進む、
との理由で使われないのは分かるが、なぜ色の悪い蛍光灯なのか?

現在は様々な蛍光灯が出ている。
太陽光と同じ発色をする自然な蛍光灯を使わない理由は何?
青い発色の私の青磁作品、灰色がかった煤(すす)けた色に見えた。
隅っこに置かれた作品と昔の事務所で使われていたような蛍光灯、
なんだかなあ、と帰宅。

ずっと天気が悪く、雷さえも近くで鳴っていて散歩に出られなかった。
ようやく落ち着いた空模様になり、梯川の堤防を歩いてきた。

のんびりと鵜(う)が羽を休めている。
3月半ばと言うのに雪も降り、先日は5センチも積もった。
天候不順が続き、まだタイヤ交換は出来ない。

寒空の下、渡り鳥を眺めたり鵜の休む姿を眺めたり。
1時間の歩きを終えて家に戻った。

早く作品選出を済ませ、種類別にまとめなければ、
カレンダーと時計を見ながら一気に作業を進めた。

そして今日15日、ようやくすべてが終了し、
その都度パソコンに打ち込んでいた作品一覧も出来上がり、
夕方、千葉三越に送信した。

次は写真撮影と図録作りを始めなくては。
それが終わったら、一つ一つ養生して梱包作業を開始する。
もう一息、作品を送り出す時まで気を抜かないで励もう。

 

 

 

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作品選定開始

2015年03月10日 | 日記

千葉三越個展、4月1日~7日、個展に出品する作品、
ようやくすべての作品が焼き上がった。
あれもこれもとご覧頂きたいと願いつつ、
出品作品の選定を始めた。

なぜかダルマのような、ひょうたんのような形が好きな私、
デザインを考えている時もロクロを回している時も
気持ちがホンワカと温かくなる。

様々な大きさと形、そして青磁釉薬と窯変鉄燿釉薬、
これ等の釉薬で焼き上げた作品たち、
さて、どれを出品するか悩み始めた。

千葉三越個展は4月1日~7日。
私が上京して千葉に向かうのは3月31日。
その前に作品リストを仕上げて三越に送付しなくてはならない。

作品を前に、どうする、こうすると悩み始めた。
でも時間が迫ってきている。しばし悩んで作品を決定しなくては。
とりあえず全作品が揃っただけでも安心だ。

昨日までは、まあまあの天気だった。

庭の山茶花は盛りを過ぎた。

侘助の後に咲き出した椿、やぶ椿とは違う種類だが名前が分からない。

この八重椿、山茶花とは異なって、花弁が多く色合いも淡い。
数種類の椿が植わっている我が庭、冬の時季に彩があるのは嬉しい。

昨日までの天気から、今日は一気に冬に逆戻り。

日ざしもあり、もう春かな? と期待していたら今日は雪になった。
横なぐりの猛吹雪が容赦なく吹き付けてきた。
風が強いのでまだ積もってはいないが、
明日はどうなることやら。

明日は知り合い二人の面会に金沢へ。

 

 

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