年の瀬も迫り、なんとなく慌ただしさを覚える。
北陸の初冬の天気、毎日目まぐるしく変化している。
太陽が出てきたので、これから晴れるのかな?
などと油断していたら、すぐに雨やミゾレが降り出してくる。
我が家の庭には、2種?(もっとあるかな?)のサザンカ。
濃い色合いの美しいサザンカが咲きだしている。
そのかたわらには、うすい色のサザンカも咲いている。
この寒空に咲いてくれるとは、けなげな花である。
サザンカだけが庭で咲いている。
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晩秋、個展の準備をしていた真っ最中の時に吊るした柿、
すっかり干しあがり、この前から食べている。
200個あまり皮をむき、熱湯消毒して干した柿、
成功した数は150個あまりか。それにしても小っちゃくなった。
白カビが生え、失敗したものは捨てた。
かなり大きかったのに、なんともまあ、こんなに小さくなって。
ピンポン玉のような大きさまで縮んでしまった。
中にあった種、これはそのままの大きさで残っており、
食べる時には種が邪魔をする。それでもとても甘く仕上がった。
子供のころ、
実家には「日本山・にほんざん」という大きな実の柿があった。
富有柿の2,5倍くらいの大きさだったと思う。
それを軒先に吊るして干し柿にしてあった。
何故か好きになれず、食べた記憶が無い。
今なら、喜んで食べるのに。
実家の庭、とても珍しい庭木や実のなる木が沢山あったけれど、
植物や動物の嫌いな者が後を継いで、今は何も無くなった。
実家は歩いて数分、もう行くことは無い。
東京滞在13日間、
トラの世話は、母の友人の一人のオバちゃんがして下さった。
13日間も留守にして、覚えているかな?
空港から我が家に戻ったのは午後9時10分あたり。
車を敷地内に入れ、玄関先まで進めたら、トラが出てきた。
なんと、寝床からでて、迎えてくれた。
ニャ~ンニャ~ン、お帰り~と。
トラばあちゃんの年齢は23~24歳? もっとか?
これまで絶対に家の中に入ってくれなかったのに、
勝手口のドアを開けると部屋に入って来た。
ひとしきり、体をすりつけて、満足したら丸まった。
しぐれて寒いせいもあるのかもしれないが、
このようにして甘えてくれるのは、すごくうれしい。
足を動かしても、そのまま寝ている、かわいい。
私が寝る時までは、このようにして足元で寝ている。
暖房を止める時間が来ると、トラも自分の寝床に戻っていく。
もっと早くに家の中に入ってくれれば、一緒に眠れたのに。
今晩も、12時過ぎには暖房を止める。
トラちゃんは寝床に戻るだろう。
しずかなトラとの夜。