創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

早く過ぎた一年

2015年12月30日 | 日記

一年一年、時の過ぎるのが早く感じられる、
実際何もしていないのに、あっという間に時が過ぎ去っていく。
子供の頃、年配者達が「はよう時間が経って!」と言うのを聞き、
一日がどうしようもなく長く感じていた私は羨ましく思ったものだ。

日記に、柿とサザンカの写真を載せたと思っているが、
なぜか、この空間だけは時間が止まっているように感じる。
柿はカラスが食べられるようにと枝に残してあった物、
サザンカは時を知らずに咲いては散りの繰り返し。

考えてみれは、このように枝が茂っている所にはカラスは来ない。
羽根が邪魔になるし、傷つく恐れもあってカラスは食べに来なかった。
その為、この景色は以前と同じまま。

時間が止まっては困るものが土練機。
何んとか具合よく鉄粉が出ないでほしいと祈っているが、
この機械も同じく何の変化もなく、鉄粉が出ている。

そんなに心配ならば土練機を動かさなければと思うかもしれないが、
動かさないと不具合が生じて、それこそ土練機がこわれてしまう。
本当に、何んとかならんかいな、と思いつつ作動している。

かなり高額なこの機械、製造元が会社を畳んでしまい、
メンテナンスを受けることが出来ない。
困ったもんだ。

土練機を作動させているときは、工房の戸を開けている。
サザンカが冬の突風に吹かれて花びらを落としてしまった。
花は花で綺麗だが、散った花びらも美しい。

作業の手を休め外に出てみたら、
この花びらの奥にはワビスケ。
ピンクが濃くなって美しい。

もう明日で今年も終わり、
侘助も終わりになると思っていたが、
暖冬の為か、今なお咲いている。

今年も様々なことが有り過ぎたが、
それでも元気に今日を過ごすことが出来ている。
新しい年、明日に向かって、更に一歩踏み出そう。

 

 

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クリスマス・ミサ

2015年12月25日 | 日記

クリスマスミサで歌うミサ曲の練習に毎週土曜夜、
金沢の中心地、広坂にあるカトリック金沢教会へ出かけていた。

駐車場が十分な広さではなく、万一を考えて午後すぐに教会へ。
平日で夜8時のミサでもあり、殆どの人は来ていなかった。
とりあえず駐車出来、深夜のミサまで安心。

誰もいない静かな教会の中に入り、
友人アルマンド神父の遺骨が納められている所で話しかけた。
心静かに、近くに居るであろうアルマンド神父と話が出来た。

夜8時までの間、車の中で細々とした作業を行った。

8時ちょうど、クリスマス・イヴのミサが始まった。

HODIE(オディエ)、私たちの歌を合図にミサが始まった。

毎年の事だが新しいミサ曲も増え、練習期間も短く、
ラテン語の意味を解釈し、言葉と音譜を目で追うだけの練習だった。

上手く歌えるかと心配をしていたが、
練習では音が取れなかったメロディーもすっと歌えた。

私達のすぐ後ろ、パイプオルガンの息遣いが聴こえていた。
全部で1553本のイタリア製のパイプオルガン、
手を伸ばせば届くパイプの数々、美しかった。

午後8時からのミサ、チプリアノ・ボンタッキョ神父の説教、
深夜零時からのミサ、クリストフォロ・カワルザン神父の説教、
それぞれ、隣人を愛し、世界平和を祈る説教だった。

今日未明、午前1時過ぎにミサは終わり、
金沢の中心に位置する教会を出れば、繁華街、片町香林坊。
幸せそうな人々を眺め、自宅に戻ったのは午前2時過ぎ。
来年もお手伝いが出来れば幸せ、そう思ったクリスマス。

 

 

 

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無線放送設置

2015年12月20日 | 日記

今日まで台所の壁には有線放送が流れるスピーカーが付いていた。
町内の案内、小松市からの案内、そして警察署からの案内と、
その都度ごとに放送で知らせてくれた。

小松市からの案内で、
有線放送から無線放送に切り替わる知らせがが届いていた。

都合の良い日時を聞かれたので、
日にちを指定して工事に掛かってもらった。
時間はどれくらい掛かるか聞いたら、すぐ終わりますと。
 

これまでの有線放送のスピーカーは勝手口のドアの上に付いていた。
電線を切ってはずしてと言われたので、特に邪魔にならないから、
設置したままにしてもらい、新たに取り付けてもらった。

案外と早くに設置が終わり、認識写真を撮り、
何処かと無線で登録しているのか、
ピッ、ピッ、ピッ、と音が。

この壁は特に何かを貼ったりする壁ではないので、
あえて、低い個所に設置してもらった。

この無線機の良いところを説明してもらった。
音量はもちろんの事、録音機能も付いていることだった。
留守にした場合でも、録音状態で出かければ録音してくれる。
大切なお知らせも帰宅してから再生して聴くことが出来る。

万一、災害が起きたら取り外して持って逃げてくださいと。
電池も内蔵されているので、情報を聴くことが出来るとの事。

では、現在殆ど人が持っている携帯電話、
これにも緊急放送が強制的に流れてくるが、
この無線機とどのように異なるのか?

いずれにしても留守の時は設定しなければならず、
お年寄りだけの家庭では十分に使いこなせるのか否か。
手の届く高さに設定したので、私はいつでも設定は可能である。

手際よく取り付けてもらった無線機、
有難いことに代金は無料との事。
自衛隊基地がある為か?

今日は久しぶりに晴れた。
夕日を受けた白山も、ほんのりと染まって見えた。

 

 

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尾崎左永子展 その二

2015年12月15日 | 日記

良い天気に恵まれた上京、白山も富士山も美しかった。

上京と言えば必ず行くところが浅草、
10月に出かけた時と同じくらいの観光客が押し寄せていた。

とは言え、私も同じく観光客の一人ではあるが。

12月、師走、すでに新しい年を迎える準備なのか、
コマ、羽子板、凧(たこ)までもが飾り付けてあった。

後ろを振り返れば押し寄せてくる観光客、
おちおちカメラを構えている暇なんて無い。

本殿前には巨大な香炉。
絶え間なく香が焚かれ、ご利益にあり付こうとする人々。

本殿から少し離れて、いつものスポットへ。
ここから眺めるスカイツリーがお気に入り。

今回は急ぎ足での上京。
尾崎先生の個展会場に行く前に走り回った。

平日だから人出は少ないかなと淡い期待で出かけた美術館、
石川の田舎と違って、誠に多くの人が訪れていた。

始皇帝と大兵馬俑を拝観。
レプリカもたくさん展示されていたが、
見事な遺物に圧倒された。特に工芸品に目を奪われた。

サッと回って目についた展示物の前でじっくりと。
全て観ていては、とてもではないが時間が足りなさすぎる。

そして尾崎先生の個展会場へ。
町田市から来て下さったSさんのご案内通りに会場へ。
そして、前回の日記のごとく、尾崎先生と無事お会いできた。

 

 

 

 

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尾崎左永子展

2015年12月10日 | 日記

いつもご支援頂いている尾崎先生の個展に出かけた。
尾崎左永子展・米寿記念短歌色紙展。
神田神保町、OKI画廊で行なわれた。

小松空港から飛び立って数分、白山が見えて来た。
何回も飛行機に乗っているが、今回初めて白山を見た気がした。
いつもは我が家から眺めているが、すぐ横に見え感動した。

今回は搭乗時間を1時間余り遅らせたことが良かったかも。
白山も富士山も美しく、堂々として見えた。

神田神保町、上手く行けるかと心配したが、
いつもお世話下さる町田市のSさんのご案内で行くことができた。

昨年9月藤沢・小田急個展でお目に掛かってから一年あまり、
先生もお元気で一安心、88枚の色紙も力強く素晴らしくかった。

眩しめば わが見失はん ものいくつ
           立冬の海の 逆光の中

掛け軸も吟味されて、一点一点が力強く輝いて見えた。

紛れざる 思ひもともに 積りゆく
           今生の雪 今生の花

先生の右腕となってお手伝いされている平塚さん、
彼女もおいでになり、久しぶりにお話しさせて頂いた。
この個展は新年早々から準備された個展との事だった。

平塚さんいわく、
先生の短歌だけ見ていると男性の作に思えるほどと。
確かにその通りで、上記の短歌も誠に力強く好きな歌である。

先生、平塚さん、OKI画廊の方々と楽しくお話しでき、
先生から、また二人展も考えているけど、と嬉しいお言葉。
鎌倉芸術祭で先生と二人展させて頂いたときのことが蘇った。

今回の尾崎先生の個展、開場が華やかになるようにと、
私の作品、青磁、鉄燿、辰砂と数点展示させて頂いた。
二人展が実現できることを願いつつ、
再開を約束させていただいた。

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