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ロクロ |
なんで今頃になって、と言うくらいに次から次と作品の形が頭の中に浮かんでくる。
いくらなんでも今から作っていては焼き上げに間に合わない。
せっかくのアイデアだが、頭の中に封じ込めることにした。
これからは小品の製作を行わなくてはならない。
私のつくる小品は大き過ぎる感じがする、とよく言われる。
理由は簡単明瞭。 たっぷりとした大きな器で飲み物などを楽しみたいこと、
器にいっぱい入れるのではなく半分くらい入れ、その時間、感触を楽しみたいから。
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湯のみ |
お客様のご要望もあり、手の中に納まる形の湯のみを作ってみた。
胴がすこしくびれて持ちやすい形である。 白磁、青磁釉薬の掛け分けで仕上げる予定。
このほかに2種の湯のみも製作。
それぞれ手の中に納まる大きさだが、手作りの味を表現した。
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ナスの支え |
さて、実家の畑の様子も気になり、梅雨の晴れ間に出かけてきた。
春先に植えたナス、支えが必要なくらいに大きく育っている。
中には実をつけているものさえある。
一本一本しっかり支えをし、加えて枝が伸びるように×の形に支柱を立てた。
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ナス 地這えキューリ ニンニク収穫 |
今年の畑、玉ネギを除いて根菜類は不作。 特に何かをした訳でもない。
毎年沢山の無臭ニンニクや、普通のニンニクが収穫できたのに、
今年のニンニク、たったこれだけ。 何とも情けない結果である。
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アルストロメリア |
畑の傍らでは、母が丹精込めた花が咲き始めている。
お隣の畑から、そのまた向こうの畑から株分けしてもらった花である。
母が種から植えた花々も、あちらこちらの畑にもらわれて行き、見事な花を咲かせている。
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アルストロメリア |
ついこの前まで種々の都忘れが咲いていたが、季節も移りアルストロメリアが花盛り。
ミカンの木の下にもこれから咲き出す花が蕾をつけている。
仕事の合間に畑に出かけ、それらの花々を鑑賞するのも楽しみである。
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インディゴセージ |
ナスの手入れが終わって花の写真を撮っていたら、近くのオバちゃんが声をかけてくださった。
「これハーブと思うけど、美しいからこれも撮ったら、」とのことでパチリ。
葉を揉んで香りをかいだら確かにハーブ、セージの香りがする。
オバちゃん、「何のハーブやろ?」と。 これは肉料理などに使うといい香りがするよ、と応えた。
「そうなんや、肉料理か、何に使うか知らんかった。」と。
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玉ネギ保存 |
この前収穫した玉ネギ、我が家の軒下、そして車庫の中にもぶら下げて乾燥中。
いつもの年だったらニンニクも加わるのだが、今年はそれも出来ず、工房の中で乾燥。
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乾燥中 |
毎年同じように植えているのに、今年の不作は不思議でならない。
ただ玉ネギだけは立派に育った。 その代りジャガイモは6割くらいしか育たなかった。
例年なら、すでに掘り起こしているのだが、まだ茎がしっかりしているので掘り起こすのは後回し。
作品の仕上げと同時に畑仕事も並行して行わなくてはならない。
どちらも順調に進むことを願い、再び工房に戻ってロクロに向かった。