7月後半から8月の今日まで、全くと言っていいほど雨が降らなかった小松。
例年より趣向を変えた小松美術展も無事に終了した。
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案内図 |
小松美術展は市役所前の、博物館などの4会場で行われた。
期間中は友人や知り合いをご案内し、数回出かけた。
小松市の文化施設の殆どは、案内図にあるように小松市役所の近辺にある。
今回の美術展は4会場で、とあるが、ものの数分で回り切れる範囲の中に位置している。
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ルフレ前 ポスター |
普段めったに訪れることのない小松博物館ルフレ、
ジリジリと焼け付く日差しの中、車から降りて急いで会場の中に飛び込んだ。
程よく冷房が効き、ふっと一息つける涼しさが嬉しかった。
ただ会場は4会場に分かれている。 次に向かうには一度外に出なくてはならない。
その時だけは強い陽射しが痛く感じた。 実際、小松は37、7度も記録した日もあった。
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記事 |
厳しい暑さが続いた一ヶ月間だったが、評判も上々の出来だった。
今年の暑さは特別だったかもしれないが、とにかく暑くて大変だった。
そのような厳しい環境の中、沢山の方々が美術展におこしいただいた。
記事にも書いてあるように、昨年の5、6倍の人々にお出掛け頂いた。
作品を出品した立場として、どうしても気になることがある。
それは作品に対して照明が良くないことだ。 これは県美術館でもいえることだが、
せっかくの美術作品を鑑賞していただくのに、照明が的確でないことである。
設計士や学識経験者の意見を取り入れて照明を決めてあると思うが、
実際の色とはかなり異なって見える照明が使用されており、
いつもそのことに、「 なぜに?」と不満を感じている。
今回出品した、青磁輪花線文壷、
我が家の照明の方がはるかに美しく映え、作品本来の色合いを表現している。
けれど、何故か公共の美術館の照明は作品本来の色合いを生かしていない。
確かに照明を当てることで、作品に悪影響を与えることもあるかもしれないが、
工芸品などの展示には気を遣って欲しいと願う。 加えて蛍光灯だけは止めてほしい。
どうしても蛍光灯をというなら、現在は様々な温度差のある蛍光灯がある。
加えてLED電灯もある。 自然光に近い照明を工夫して欲しいと思う。
館内に入ったら、ホッとする「 あかり・ともしび 」を感じるようにして欲しい。
私に照明担当をお願いされたなら、作品を生かす照明にすべて変更する。
小松美術作家協会も、美術館建設に向けて精進しているが、
そのときには自分の意見を強く主張したいと思っている。