型作りの為の、原型作り開始。
いつものように粘土を揉む作業から。
土練機が今なお分解したままの状態でメドがつかない。
今年の豪雪で九谷焼の粘土精製工場が被害に遭い、
しばらくは粘土を求めることができなかった。
精製された粘土を買い求め、機械を組み立て、
粘土を通して試験を繰り返そうと思っていたが、
それもかなわず。
考えても仕方ないことなので、汗しながら粘土をもんだ。
もみながら、パンの生地は完璧に揉むことができる、
そんなことを考え、時間を掛けて揉んだ。
ロクロに粘土を乗せれば、すぐに形が出来ると思ったら、
それは間違いで、粘土を均一にしないとロクロが出来ない。
機械が使えない以上、手で揉むしかない。
シッタ=型作りの大切な工程、
何度も粘土を伸ばしたり、押し込めたりして、
まずは筒を作った。
次に作品の原型部分を作り、求める大きさに作り上げた。
一応、寸法通りに原型を作り、
このあと、時間をかけて水分が飛ぶまで待つことにした。
外は厳しい暑さ、
台風が去った後のフェーン現象で、気温は37度。
庭木の下で寝ていたトラも、私が作業場に入ると、
一緒に入って来て、トラ専用の座布団でウツラウツラ。
片づけなくてはならない事柄が山ほどあるが、
出来る事から片づけていこう。
まずは動くことから、
それが肝心かなめ。