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ポスター |
二ヶ月前から福井県立美術館で開かれている、ミケランジェロ展。
出かけようかと迷っていたが、最終日に思い切って出かけた。
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国道8号 |
ミケランジェロ展を目的として、もう一つの目的があった。
それは海を眺めること。 この夏一度も海を見ていない。
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福井市あたり |
我が家から加賀産業道路に出、南にひたすら走れば福井に着く。
加賀産業道路も途中から国道8号へと変わる。
40分ほど国道を走って行ったら福井市内へ。
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美術館近く |
これまで福井県立美術館へは一度も行ったことが無く、
ナビゲーション頼りに福井市内を走らせた。
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美術館前 |
ナビゲーションが変なのか、なんだか遠回りの案内をしてくれたナビゲーション。
地図に美術館が見えているのに、道案内はぐるぐると遠回り。
特に一方通行ではなかったのに、美術館の周りを一周した。
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天井画 |
福井県立美術館、想像していたよりこじんまりとしていた。
イタリア取材でシスティーナ礼拝堂を訪れたとき、数々の美術品に圧倒された。
今回の展示ではどのような美術品が来ているのだろう、と期待いっぱいに入場した。
ロビーには大きな天井画の写真が設置されてあり、記念写真を撮っている人もいた。
さあ、いよいよ展示されている美術品と対面、入場券を示して中へ。
あれ? 何か違う、 私が取材で受けた、あの衝撃が感じられない。 何が違う?
展示されていたものは、ミケランジェロの書簡やデザイン帳などの、小さいものばかり。
確かにどれもがすばらしく、自記筆の走り書きからその当時の気迫が感じられた。
けれど、きっと大きな作品も数点展示されているだろうと思っていたことが甘かった。
手に載せられるほどの小さな彫刻も展示してあったが、現地で見たものと迫力が違う。
ミケランジェロの作品やシスティーナ礼拝堂の作品を運ぶのは至難の業、
ま、致し方ないことだろうと、そそくさと展示室から出た。
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カフェ |
私のホームページ、「 ごあいさつ 」のページにも書いてありますが、
私の取材方法は一切の写真やメモを取らずに、ひたすら頭に詰め込むこと。
イタリア取材では美術館や礼拝堂を回り、頭がパンクするほど美術品など観察、鑑賞した。
期待いっぱいで出かけたミケランジェロ展、
こじんまりした美術館にふさわしく、展示品もそれなりに考慮されていた。
ただ、私が期待していた美術品の数々には再会できなかった。
美術館入り口にあるカフェ、今回の為にしつらえたのだろうか。
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東尋坊 |
午後から出かけ、美術品もイタリアで鑑賞したものばかりで、
早々に美術館を出、今度は海へと向かった。
雲行きが怪しくなってきたが、雲間から差し込む太陽光線が美しかった。
もう少し粘っていれば、海に沈む夕日を見ることができたかも。
しばらく岸壁にたたずみ、物思いにふけっていた。
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記念像 |
東尋坊にくると必ず立ち寄る休憩所、
亀の像が日本海を眺めているところで車を止めた。
ロシアのタンカーが流れ着いた地点である。当時のオイルまみれの海を思い出した。
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国道へ |
夕刻の時間も迫ってきたので、再び国道8号へ向かうことにした。
あわら温泉を通り抜け国道へ出、ハンドルを石川方面に切った。
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県境 |
しばらく国道を進んでいくと、看板が見えてきた。
「 またおいでください 」の言葉と、水仙の画が描かれている案内板。
「 またくるよ、」と心で言い、石川県に入った。