創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

ミケランジェロ展

2013年08月30日 | 日記

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   ポスター


二ヶ月前から福井県立美術館で開かれている、ミケランジェロ展。
出かけようかと迷っていたが、最終日に思い切って出かけた。

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   国道8号


ミケランジェロ展を目的として、もう一つの目的があった。
それは海を眺めること。 この夏一度も海を見ていない。

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   福井市あたり


我が家から加賀産業道路に出、南にひたすら走れば福井に着く。
加賀産業道路も途中から国道8号へと変わる。
40分ほど国道を走って行ったら福井市内へ。

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   美術館近く


これまで福井県立美術館へは一度も行ったことが無く、
ナビゲーション頼りに福井市内を走らせた。

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   美術館前


ナビゲーションが変なのか、なんだか遠回りの案内をしてくれたナビゲーション。
地図に美術館が見えているのに、道案内はぐるぐると遠回り。
特に一方通行ではなかったのに、美術館の周りを一周した。

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   天井画


福井県立美術館、想像していたよりこじんまりとしていた。
イタリア取材でシスティーナ礼拝堂を訪れたとき、数々の美術品に圧倒された。
今回の展示ではどのような美術品が来ているのだろう、と期待いっぱいに入場した。

ロビーには大きな天井画の写真が設置されてあり、記念写真を撮っている人もいた。
さあ、いよいよ展示されている美術品と対面、入場券を示して中へ。

あれ? 何か違う、 私が取材で受けた、あの衝撃が感じられない。 何が違う?
展示されていたものは、ミケランジェロの書簡やデザイン帳などの、小さいものばかり。
確かにどれもがすばらしく、自記筆の走り書きからその当時の気迫が感じられた。

けれど、きっと大きな作品も数点展示されているだろうと思っていたことが甘かった。
手に載せられるほどの小さな彫刻も展示してあったが、現地で見たものと迫力が違う。
ミケランジェロの作品やシスティーナ礼拝堂の作品を運ぶのは至難の業、
ま、致し方ないことだろうと、そそくさと展示室から出た。

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   カフェ


私のホームページ、「 ごあいさつ 」のページにも書いてありますが、
私の取材方法は一切の写真やメモを取らずに、ひたすら頭に詰め込むこと。
イタリア取材では美術館や礼拝堂を回り、頭がパンクするほど美術品など観察、鑑賞した。

期待いっぱいで出かけたミケランジェロ展、
こじんまりした美術館にふさわしく、展示品もそれなりに考慮されていた。
ただ、私が期待していた美術品の数々には再会できなかった。
美術館入り口にあるカフェ、今回の為にしつらえたのだろうか。

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   東尋坊


午後から出かけ、美術品もイタリアで鑑賞したものばかりで、
早々に美術館を出、今度は海へと向かった。

雲行きが怪しくなってきたが、雲間から差し込む太陽光線が美しかった。
もう少し粘っていれば、海に沈む夕日を見ることができたかも。
しばらく岸壁にたたずみ、物思いにふけっていた。

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   記念像


東尋坊にくると必ず立ち寄る休憩所、
亀の像が日本海を眺めているところで車を止めた。
ロシアのタンカーが流れ着いた地点である。当時のオイルまみれの海を思い出した。

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   国道へ


夕刻の時間も迫ってきたので、再び国道8号へ向かうことにした。
あわら温泉を通り抜け国道へ出、ハンドルを石川方面に切った。

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   県境


しばらく国道を進んでいくと、看板が見えてきた。
「 またおいでください 」の言葉と、水仙の画が描かれている案内板。
「 またくるよ、」と心で言い、石川県に入った。


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コーン作り

2013年08月25日 | 日記

どうしようもなく暑い日が続き、作陶にも支障が出てしまったが、
普段使いの作品も数種類作り上げることが出来、気分が少し楽になった。

酷暑続きでエアコンをかけてあるロクロ場、乾燥も早く管理も大変だった。
ロクロで作ってあるため、仕上げは同じくロクロで回し、削る必要がある。
きっちりと管理し、作品の水分が均一に飛んでいくようにしなくてはならなかった。

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   テッポウユリ


小さな作品、すぐに乾燥が始まり、その日のうちにナイロンなどで覆った。
養生することで、均一に乾燥し、ロクロで回してもぶれることはない。
そのようにして日常お使いいただく作品をつくりあげた。

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   テッポウユリ


早くも8月も末、あと6日で9月を迎える。
金澤画廊個展の準備を急がねばならなくなってきたし、
なんとなく気ぜわしく焦りの気持ちが出てきた。

そのような日々、先日金沢に出かけ報道関係に個展後援願いを提出してきた。
家に帰り着くと前庭の庭木の下にテッポウユリが咲いているのを見つけた。
この花が咲き始めると、なんとなく秋が近いことを感ずる。

ここ数日、報道機関から後援承諾書が届き始めた。
いよいよ金澤画廊個展も、もうすぐ、を実感。
焦りの気持ちが益々出てきた。

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   土台


今は大変便利な世の中で、窯を焚くときにも温度計がある。
私も長年使っているが、その温度計はあくまでも目安。

素焼きを焚く前、自前の温度を測る材料(コーンと呼ぶ)を調べたら、
在庫がわずかしかなく、今のうちにまとめて作ろうと作業を始めた。

私が作っている、青磁、白磁、金結晶、鉄耀(天目)、辰砂、など、
これ等はそれぞれ焼き上げる温度が異なっている。
焼き上がりの作品によって温度を確認する必要がある。

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   コーン


この三角錐は、青磁など、釉薬が溶ける温度と同じ調合をしてある。
温度が上がるにしたがって三角錐もやわらかくなり、次第に曲がってくる。
その曲がり具合で窯の火を止めるかを判断している。

何十年も窯焚きをやってきて、そのつどコーンの曲がり具合を確かめているが、
いまだに満足した焼き上がりにならない・・・・・なぜだろう???

最新の機械類を使っても、コンピューターを使っても同じものが焼きあがらない。
焼きあがらないだけなら特に悩む必要は無いが、青磁、白磁、など、
私が欲している作品は微妙にずれが出、毎回毎回違う作品が焼きあがる。
加えて歩留まりが極めて悪く、100個焼いて30個にOKが出せたら上出来。
けれど、すべての作品に合格点を出せない事も多々ある・・・とてもショック。

自分が納得できる作品を焼き上げるには、歩留まりが悪かろうと実践のみ。
良い作品が焼きあがるよう、コーンの製作を行った。

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   手取渓谷


心もち気温も下がり、と言っても日中は33~35度もあるが、
清流が見たくなって手取渓谷まで出かけた。

手取渓谷まで我が家から車で15分あまり。
小松空港から一直線に伸びている国道を、ひたすら白山方面に走れば着く。
先日の大雨の影響も少なかったのか、流れる水は濁っていなかった。

橋の上から渓谷を眺めていたら、大型バスが止まり、大勢の観光客が出てきた。
皆さん説明を聞かれ、渓谷を眺めたり、又しきりに写真を撮られていた。
でも、いつから観光客が訪れるようになったのか・・・不思議・・・?
車のナンバー?見なかった。 ただ旅行者の多さにビックリしていた。


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ニョッキ

2013年08月20日 | 日記

我が家の畑、トマトだけは順調に育っている。
特に肥料も与えないし、林と化した庭木の落ち葉を土に混ぜ込んでいるだけ。
それなのにトマト、そしてゴーヤなどの蔓野菜だけが豊作となっている。

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   フルーツトマト・アイコ


今月に入ってから、殆ど雨らしい降雨の無い小松、
狭い畑に植えたアイコも、強烈な太陽光線と高温で半端でないくらい実っている。

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   ジューサーに掛けた

       アイコ


暑すぎて体を動かすのも億劫になるほどの気温、
完熟したアイコをそのままにしておく訳にはいかず、
早朝か夕方に収穫し、フルーツトマト・アイコのピューレを作った。

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   煮詰める


トマトピューレ作り、今年の夏では2回目。
何回か前の日記にアイコの味について書いたが、その時点では甘くなかったが、
いま収穫しているアイコは大変甘い。その名の通り、フルーツそのもの。

消毒も何もしていないトマト、完熟したものだけ収穫し、
キレイに洗ってミキサーに掛け、もちろん種も外皮も全部使用。
アクを取りつつ、三分の一位になるまで時間をかけて煮詰めた。

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   トマトピューレ

      完成


日中は細々とした仕事をしなくてはならず、
夜、時間が空いたときにピューレ作りを行った。

作り上げた晩は熱くて触ることは出来ないが、
一晩そのまま寝かして、翌朝、冷めたピューレの保存を行った。
一袋、400グラム見当でピューレを入れ、しっかりと空気を抜いて冷凍庫へ。

前回500グラムを8袋、今回10袋×400グラム完成、重さにすると合計8キログラム。
ぎっしりと自家製冷凍野菜が詰まっている冷凍庫、どのように詰め込むかが問題。
実は昨年豊作だったアイコで作ったピューレ、いまなお5袋残っているのです。

新しく作ったものを奥のほうへ詰め、冷凍品の入れ替えを行った。
このまま高温状態が続けば、更にアイコを収穫しなくてはならない。
そんなに食べられるわけでもないので、またピューレ作りをしなくてはならない。
自分で育て自分で調理できる幸せ、安全安心して食べることができる。

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   ジャガイモ・準備


計量したピューレ、400グラムに満たないものを早速調理してみた。
献立は、「 ニョッキ 」。 大変簡単なイタリアの家庭料理の一種である。

ジャガイモも今年は順調に育ち、乾燥途中で腐るものも少なかった。
まず外皮をむき、キレイな水にさらして澱粉を洗い流した。

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   ジャガイモをゆでる


早く茹で上がるように小さく切った。

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   ジャガイモ、つぶし


わずかの時間で茹で上がり、熱いうちにつぶした。

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   小麦粉を加えて


つなぎの小麦粉を加え更に練った・・・カロリーを考慮し、少なめに加えた。

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   ゆでる


程よい大きさにした小麦粉の混ざっているジャガイモ、
つなぎの小麦粉、カロリーを気にして少なくしたためか、やわらかくなってしまった。
浮かんでくるまでしっかりと茹で、浮かんできたら冷水に入れ、引き締めた。
そのようにして、ニョッキ本体を作り置いた。

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   前庭のハーブ


   青磁輪花鉢


次はソース作り。
イタリア料理、ニョッキの基本はトマトを使うこと。
オリーブオイルにつぶしたニンニクをひとかけら、焦がさないよう香りが出るまで炒め、
油に香りが移った頃を見計らって取り出し、先ほどのピューレを入れてなじませ、
ハーブ、赤ワインを加え更に煮詰めた。

かなり甘いトマトソース、仕上げに塩、コショウで味をととのえてソースは完成。
ソース作りは至極簡単。 特に何も加えなくても材料さえ良ければ最高の出来になる。

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   ニョッキ


   白磁線文皿

   径=26センチ


つなぎの小麦粉が足らなかったけど、ま、それなりに仕上がった。
作りたてアイコのソースをからめ、ニョッキの出来上がりー。


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お盆前に

2013年08月15日 | 日記

いまさら「 暑い、」と言ったって、どうにもならない今年の夏。
暦だけはいつもと何ら変わりも無く、一日一日と秋に向かっている。

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   平皿模様入れ


陶芸をするものにとって、真夏、乾燥する時季、そして真冬が一番気を遣う。
丁寧にロクロで作った作品、乾燥が速すぎると割れてしまう。
暑ければ変形してしまうし、寒ければ土が凍ってしまう。

作りあげたら、絶えず作品の状態を確かめる必要があるのです。
その日、その時の気候によって作品が動いてしまうことが多々あるのです。

例えば、丸い壷を作るには少しつぶれた形で壷を作ります。
水分が抜けるにしたがって潰れた部分が持ち上がっていきます。
デザイン画とは似ても似つかない形になってしまいます。

似ても似つかない壷を仕上げ、高温焼成すると、
なんと不思議なことに、デザイン画の通りに焼き上がってくれるのです。

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   平皿


土の性質を分からない限り、望みどおりの作品は焼き上がらないのです。
壷つくりからロクロ修業を始めたお陰で、それが分かるようになりました。

不幸と言うか幸いと言うか、私にはロクロ指導してくださる人はいませんでした。
窯元社長の寛大なお心で、「 好きなように自分で練習して、」の言葉で、
闇雲に、試行錯誤しながらロクロを回していました。

時には窯元の外注先のロクロ師を訪ねることも。
けれどロクロ師は決して私にロクロを回している姿を見せてはくれませんでした。
ただ世間話しをするだけ。 作りかけの壷がゆっくりとロクロの上で回っているだけ。

仕事の邪魔をしていることは重々承知していましたが、
社長から、教えてもらって来いと言われている限り、そのまま帰るわけには行かず、
話しを聞きながら、目だけはロクロの上に乗っている作りかけの壷を見ていました。
丁度今から40年前の修業時代のことでした。

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   スイカの囲い


今年は梅雨の雨が少なく、スイカも良い出来になると喜んでいた矢先、
7月末の豪雨で水分を吸収しすぎたスイカ、思わぬ出来事に味がいまいち。
加えてその後の高温状態で、まさかの生育不良に。

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   ラグビー形、

   小玉スイカ


大きくなく、冷蔵庫にも収まるからと毎年植えていたラグビー形スイカ、
甘く育つはずだったのに、残念ながら期待するほどの糖度には育たなく、
すべて中途半端に生育して、このところの気温上昇であっという間に枯れてしまい。

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   完了


早く片付けて、の要望で夕方5時から畑に出かけ、7時半までにすべて片付けた。
このラグビー形スイカ、外皮は大変薄く、殆ど食べることが出来るのです。
ただ難点は降雨に弱いことと、早く痛んでしまうこと。

母、「 来年も生きていられたら、今度は普通のスイカを植えたい、」と。
指折り数えなければならないほどの病を抱えながらも、愚痴をこぼさない母、
畑仕事を生きがいにしている母のためにも何とかしなければと思ってしまう。

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   ネット片付け


「 私も手伝うから、」と言ってくれたが、自分で片付けるほうが気が楽だし早くできる。
気になっていた平皿、線文を入れる作業も順調に行えたし、
畑のスイカの後始末もきれいに片付けられたし。

お盆前の作業はひと段落。


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金澤画廊個展打ち合わせ

2013年08月10日 | 日記

残暑お見舞い申し上げます。

気温は高くてもいいから、せめて湿気だけでも低ければと誰しもが願うこと。
いま私達が経験している暑さ、これは東南アジアの気候とそっくり。

これまで個展が終わると、気分を休めるためにプーケットに出かけていた。
ホテルのプールサイドでボンヤリし、リクライング椅子に寝転んで本を読んだり、
喉が渇けばバーカウンターから飲み物を注文したり。

プーケットは島だから海風が渡ってきて、椰子の木陰にいれば涼しかった。
気が向けばプールに入り、体を鍛えるために泳いだりした。
ただプールの温度は冷たくなく、生ぬるかった。

アンダマン海で地震が起き、その映像を見てからプーケットに出かけていない。
あの店の、あのホテルで魚介類の昼食をたべたなあ、
あの看板のスーパーで果物を買ったなあ、
映像を見ながら地震、津波の怖さを知った。

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   地震速報


仕事の手を休め、家に入ろうとしたそのとき、
いつもとは違う音が携帯電話から流れてきた。
あれっ、この前も聞いたような音、と画面を見てみた。

緊急地震速報と表示されてあった。
早速読んでみたら、奈良県で地震発生、と。
奈良で強い地震?余り地震の起こらない所なのに、
何秒後かに襲ってくるであろう地震に備え外に出、身構えた。
けれど何も起こらなかった。 結果、気象庁の計測間違いの誤報だった。

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   白鳥路


何はともあれ、誤報でよかった。
緊急地震速報を受け取った人々は、皆驚いたに違いない。
ただ誤報が続くと、どうせ何も起こらないのだろうと危機感が無くなってしまう。
被害を最小限にとどめるためにも、正しい速報を知らせてほしいと思った。

先月末の豪雨の時、何回も緊急速報が携帯電話に届き、
焦りにあせって作品の片付を行った。 「 一刻も早く安全な場所に避難を、」の表示。
緊急避難勧告のお陰で心の準備も出来たし、何事も起こらず無事にいられた。

その日以来作品は上にあげたままの状態。 暑くて湿気が多く、とても下に降ろせない。
いま展示室は空っぽのまま。 何とか早く元通りにしなくてはと思うが・・・。

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  前庭の
   サルスベリと柿


9月24日から開催する金澤画廊個展の打ち合わせに、再び金沢へ。
余りにもの暑さに、道行く人の姿もまばら。 皆さん建物の中で涼んでいたのかも。

金澤画廊へ行く道順はいくつかあり、今回は白鳥路を通った。
金沢城の北口に位置しており、にぎやかな繁華街から少し離れている。
照りつける太陽光線、白鳥像だけ見ていると涼しく感じるが、気温は36度余り。

暑さの被害が出ないよう、これ以上暑くならないよう願いながら、
浅野川沿いの金澤画廊に到着。

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   サルスベリ


打ち合わせを済ませ、まっすぐに我が家へ。
旅行者ならば観光をと思うだろうが、地元に住んでいると中々観光はしない。
いつか行けるから、と延び延びになり、結局行った事のない名所がいくつもある。
県外から訪れる観光客の方が、はるかに詳しい。

そのことがプーケットでも同じである。
プーケットには8回くらい訪れているのではないかと思う。

単なる保養に出かけているので、特に観光はしないが、
バトンビーチの地形、地図は頭の中に入っていて、何処に何があるかすべて分かる。
ただ、津波が起きてから出かけていないので、どのように変わったかは分からない。
道路わきの地下にあった大型スーパー、今はどうなっていることだろう。
復活しているのか、どうか。

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   トラちゃん


金沢から我が家までの車中、いろいろなことを思っていた。
打ち合わせも順調に進んだことだし、これからは作品の仕上げを急ぐのみ。

家にたどり着いて車から降りると、
トラちゃんが昼ねをしていて、眠い顔で「 おかえり~」と言ってくれた。
午後から日陰になる、飛び石を敷き詰めてある涼しい場所、
トラにとっては木陰同様、風渡る涼しいところなんだろう。

緊急避難勧告の出た日、緊急地震速報が出た日、
今なお各地で降り続いている猛烈な豪雨、この先どうなるのか。
数日前、仙台の皆さんから七夕祭りの様子をお知らせいただいたが、
私が短冊に願いを書くとしたら、「 日々、平凡であれば幸せ 」としたためよう。


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