創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

草刈り

2015年06月30日 | 日記

春先から梅雨のいままで、本当に良い天気に恵まれた。
雨も思ったほどには降らず、少し降っては晴れの日が続いた。

適当な雨と光合成にピッタリのお日様の光、
敷地の雑草が喜び勇んで急速に伸び出してきた。
この状態は荒れ屋敷そのものである。

ネジバナも咲いているが、いくらなんでもなあ、と思い、
家の周り、前庭の畑、道路までの敷地、一斉に草刈を決行した。

草刈機が無い時は、鎌でせっせと草を刈っていた。
草刈機での作業、午後の数時間で敷地内はきれいになった。

天気も良く、完全装備での草刈、
シッカリと汗をかき、一休みに家に入った。

草刈機のエンジン音が消えて、
トラも私についてきて玄関先で一休み。
何を見ているのだろう、敷地入口の道路を眺めている。

わが家の前庭の畑、
今年は実家の畑から2トン余りの土を運んできて、
従来の土の上に15センチ余り、かさ上げして畑を整えた。

初ナスが見事に大きく育った。
母がいる時ならば実家の畑で植えたはずのナス、
母が他界してからは実家では畑を作らないと言う。
私が所有している訳でなく、何も言える立場ではない。

除草剤を撒いて畑を作らないと聞き、
畑が死ぬ前にと、長年いつくしんできた畑の土を運んだ次第。

さすがに年季の入った畑の土、
栄養たっぷりで土も肥えていて、作物が順調に育った。
今日まで我が家でも植えた肉厚のパプリカ、上手く育たなかった。
けれど畑の土で植えたら、見事に大きく育った。

ナスも2本植えてあり、順々になりはじめている。
京ナスは初めて植えたが、これも真ん丸の大きなナスに育っている。
もうしばらくしたら収穫し、焼きナスでゴマみそで頂こう。
自家栽培の野菜、ウマイに決まっている。

 

 

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青磁用粘土

2015年06月25日 | 日記

時期をみては粘土を揉んでいる。
手で揉む量はたかが知れている。
それでも揉まなくてはならない。

土練機さえ順調に動いてくれれば、
フ~、フ~言わずにあっという間に揉めるのに。
けれど鉄粉が出てくる土練機は使うことが出来ない。

粘土の調合をし、ひと塊ずつ揉めるよに小分けした。
小分けといっても2キロは優にある。それを順々に揉んでいく。

青磁にはピッタリの粘土の配合である。
ウマイ具合に青磁釉薬に貫入(ヒビ)が入るように調合した。
調合しつつ全部を揉むことを考えたら、一気に疲れが出て来た。

疲れようが何しようが揉まなくてはならない現状。
気合を入れて揉み始めた。

均一に力こめて揉み、空気が順調に抜けるように揉んだ。
この揉み方を、「 きくもみ 」と言う。
揉んだ形が菊の花のようだから付いた名前。

同じ方向に約5,60回揉む。
次は向きを変えて同じく5、60回揉む。
そうすることで粘土の中の空気が抜ける。
分かってはいるけれど、大変な作業である。

機械の無い時代の人々は更に大変な思いで土を揉んだろう。
現代の私たちは便利な恩恵にさずかっているのでマシだろう。
とはいうものの、やはり機械が使えたらなあ、と思ってしまう。

日中、工房のドアを開けているとトラちゃんが入ってくる。
青磁用粘土にはゴミなどを絶対に入れられない。

ロクロ場に飛び上ろうとするトラちゃんを慰めてやり、
工房前に敷物をしいてやった。

太陽光線が強く当たるのか、マットには寝ころばない。
工房入口で私の気配を感じながら、トラちゃんは眠りの世界へ。

トラの寝顔を見ながら、
よく元気に長生きしてくれる、と嬉しくなった。
トラちゃんはかなりの高齢、もう22~23年は経っているだろう。
トラちゃんには何も望まない。 ただいつまでも元気でいて欲しい。

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応接間兼展示室

2015年06月20日 | 日記

この五日間、遅れていた応接間の整理整頓を一気に行った。

あれやこれやと考えていても仕方ないので、
部屋の中に置いてあるものをすべて廊下に出し、
その中から展示しても良い作品だけを選ぶ方法をとった。

これが案外と上手くいった。
今までは部屋の中でどうするこうすると頭をひねっていたが、
この方法だと、すべての作品が愛おしくなり飾りたくなってしまう。

滅茶苦茶になっていた部屋の中をキレイさっぱりと空にし、
天井もモップを掛けて埃やらチリまでも全て落とし、
徹底的に隅から隅までを掃除機を掛けた。

スッキリした部屋を眺め、どこに何を飾るか決め、
廊下に出してある作品を1点ずつ所定の場に置き、
次々と作品を選び出す作業を行った。

飾りきれない作品は養生し、1点ずつ段ボール箱に収めた。
クッション材を使い、段ボール箱に収め、
箱の上に作品の写真を貼り付けた。

こうすることで、段ボール箱を開かなくても中身が分かる。
そのようにして飾りつけ、収納を一緒に行った。

あれほど散らかっていた応接間兼展示室は、
この方法でキレイに片付いていった。

こんなくらいなら、もっと早くにこの方法を思いつけばよかった、
などと、整理整頓された展示室のソファに座って思った。
これでどなたが来られても大丈夫、ヤレヤレ一安心。

さあ、次は粘土を揉む作業に取りかからなくては。
これがまた頭や体を悩ませる作業でもある。
とはいえ、青磁用粘土を準備しなくては。

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片づけ

2015年06月14日 | 日記

個展などが迫ってくると自身に言い聞かせている言葉、
「 出来る、絶対に間に合う!」そのようにして準備を行ってきた。
個展が終わると一気に疲れが出て来て、片づけが進まない。

この現象は何だろう? 達成感? それとも虚脱感?
いい加減に部屋の中をスッキリと片づけたいが、
もろもろの出来事が発生し中断。

展示室兼応接間。 ここが準備と片づけの現場である。
どうにか展示台の上に置いてあった作品を片づけたが、
床にある作品はそのままの状態である。

毎日少しずつではあるが、ようやくメドがついてきた。
ここまでくれば一気に片づけるはず、と思っていたが、
明日あさから1泊2日の検査があり、また出かける羽目に。

仕方ないなあ、そう思うしかない。

金澤画廊でお客様から頂いた貴重なお茶花。
わが家に来ても元気な姿でいてくれる。

何年も金澤画廊で個展を行わせて頂いているが、
このお茶花を頂いたのは初めてのこと。

名前が出てこなくてイライラしていたが、
ようやく頭に浮かんできた。
黒山半鐘つる=クロヤマハンショウツル。

せっかくだからと、
片付いた壁に掛けてある掛け花入れに活けてみた。
掛け花入れは口が広いので中々落ち着かなかったが、
何も手入れしなくても何となく様になった感じがした。

貴重な数種類のお茶花を頂き、
挿し木を試みようと専用の土を買ってきた。
不精な私に、挿し木は順調に育つだろうか。
とにかく片づけが終わってから挿し木を行おう。
それまで元気で、と花たちに声を掛けた。


 

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金澤画廊個展

2015年06月10日 | 日記

第11回、金澤画廊個展、無事に終了致しました。

期間中は毎日良い天気に恵まれ、
多くの方々に作品をご覧いただけました。
小松・福新屋から毎日ヨモギまんじゅうを買って持参しました。

ヨモギまんじゅうは来ていただいたお客様にお出し致しました。
甘さを抑えた品の良いヨモギまんじゅう、大好評でした。

そしてご自宅で育てていられるお茶花も持ってきていただき、
美しい姿のままに作品に活けさせて頂きました。

季節がら、アジサイの珍しい品種を頂き、
小壺にそっと活けました。

何処かで見たことがあるような、でも違う品種だし、
名前を聞いたけれどメモするのを忘れてしまいました。

京かのこ、も頂きました。
水揚げが難しい花ですが、最終日まで元気に咲いてくれました。

この珍しい花、私は初めて見る花です。
活けた当初、固い蕾でしたが日増しにふくらんで、
最終日前あたりから徐々に花開き、美しい姿を見せてくれました。

ご自宅にあるお茶花の数々、
今回は小さな作品に活けさせて頂きましたが、
お花と作品が上手に調和して、心和むひと時でした。

ここには載っていませんが、
気高く、気品あふれる大山レンゲも頂きました。

これこそ初めて見る花で、美しい姿を堪能させて頂きました。
大山レンゲ、花開くと表現のしようがない芳醇香りが漂い、
美しい花々と調和して、個展が更に格が上がりました。

天候に恵まれ、お客様方にもお越し頂き、
とても嬉しい個展を行わせて頂きました。

これからも更に精進して日々研鑽を続けようと思います。
2年ぶりの個展、お運び下さいまして誠に有難うございました。

 

 

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