仙台、藤崎個展も間じかに迫って来て、
自分は出来る、絶対に間に合うと自身に言い聞かせて今日まで。
最終の窯焚きを慎重に行い、
還元焼成で美しく発色する、私の作品達、
微妙に窯の中の雰囲気を変えながら、窯焚きを行ってきた。
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還元炎 |
窯の中の雰囲気が変わる様子が、煙道から見える還元炎の濃さで判断。
簡単そうでいて、かなりややこしい微調整。 深夜に幾度も調整を行い、
時間をかけて窯焚きを終了した。
出来る限り、精一杯行ってきた。
今年に入ってから土練機の不具合や、私自身の体の調子を見ながらの制作。
何もかも一人で行っているので、何かにつまずくと中々調子が取り戻せなくなり、
困ったことも多々あった。
けれど最終の窯焚きも無事に終え、
焼きあがった作品を見て、本当に心から安堵。
この作品たち、仙台の方々はどのように思われるだろうかと、
ようやく作品の整理を行える段階までたどり着いた。
優しく、抱きしめてみたくなるような作品、凛とし、祈りをこめたくなる作品、
そしてホッと心和む作品、それらが焼きあがったように思っている。
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プランター |
忙しさにかまけて、庭の草花の観察もろくに出来なかった昨今、
プランターの中から小花が沢山生えて、プランターから溢れんばかりの状態に。
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小花の集合体 |
小指の先ほどの小さな小花、
観察すると、さらに小さな花が集まって丸い形を作っている。
一つ一つは本当に小さいが、何百と集まるとこんなにも美しい花となる。
気温が下がり始めている今になって、急に咲き始めた。
作品の整理を行いつつ玄関先に出てみると、プランターの中一杯に咲いている小花、
けな気に咲いている小花、私も絶対出来る、そう勇気をくれているようにも感じる。
この花の横の植木鉢にはシャコバサボテン。
今年は何の手入れも出来なかったが、と言うより余裕が無かったと言う方が正しいが、
シャコバサボテンも負けてはいられないと思ってか、葉の先に蕾がいっぱい付いている。
これから冬に向かって咲き始めるシャコバサボテン、
仙台、藤崎個展が終わる11月末頃には咲き出す気配がする。
なにも手入れが出来なくてゴメンな、と言いつつ、雨が当たらない軒先に移した。
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ローズマリー |
時間と競争しつつの作品整理、
ネコの手も借りたいところだが、トラちゃんの右腕は大怪我で曲がったきり、
トラも大怪我に負けずにシッカリと生きてくれ、私に元気を与えてくれている。
仕事の合間にプランターの小花を見たり、
前庭のハーブを観察したり。
友人のアルマンド神父が遺してくれた、ローズマリー。
彼の指導通りに植えたローズマリーも根付いて、株も大きくなってきた。
アルマンド神父が指導してきた、女声カルメンコーラス、
彼を偲んでのコンサートが、11月10日にカトリック金沢教会で行われる。
私もそのコンサートでバリトン担当で歌うことになり、個展準備と並行しながら
毎週土曜夜、金沢に出かけている。
そのコンサートに向けての練習も先日27日に終了し、
11月10日のコンサート本番を待つばかり。
個展準備を進めながら、楽譜を脳裏に浮かべつつ口ずさんでいる毎日。
コンサートも必ず上手くいく。 個展の準備もとどこおりなく、上手くいく。
再度自身に言い聞かせて時計を見ながら作業を進めている今。