創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

一服の絵、「 しずく 」

2011年09月30日 | 日記

青磁釉薬、白磁釉薬、窯変金結晶釉薬を掛け終えた。
いつまで経っても緊張する、この釉薬がけ、何とかならないものかと思うが、
窯に火を入れるまでは私の仕事。

どうかうまく焼き上がって欲しいと願いつつ、
それぞれの作品に、慎重に慎重を重ねて釉薬がけを行った。

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   蝶


夕方5時前に作業を済ませ、
ホッとした気持ちでいつもの歩きの運動に出かけた。

心もち気温が高く感じた昨日、風の流れも緩やかで、
何となくのんびりとした秋の風情が漂っていた。

名も知らぬ白い小花に蝶がヒラヒラと。
夕暮れ間じかなのに、しきりに蜜を吸っている。
近寄っても飛び立とうとしない蝶、ならばと、思い切り近寄ってみた。
これほど小さい花に、蝶が満足できるほどの蜜があるのかと不思議。
2cmにも満たない蝶のこと、これでも十分な蜜を得ることが出来るかも知れない。

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   露草


しばらく歩いていると、「 ムラサキツユクサ 」。
夏の頃は姿を見ることがなかったが、この時季になって急に花が咲き始めた。

何気なくやり過ごしてしまえば、ただの雑草。
けれど近くに寄って観察すればするほど魅力的な美しい花である。
子供の頃から「 ツユクサ 」と覚えていたので、梅雨に咲く、つゆ草とばかり思っていた。

確かに梅雨の時季にも咲いているのを見た覚えがあるし、
そんなもんだろうと勝手に思い込み、梅雨くさ → つゆ草 → 露草、と理解したのは
随分と経った頃だった。

同じく童謡の一つ、「 ♪ ウサギおいし、かの山 小鮒釣りし かの川 ♪ 」。
この曲も子供の頃は耳で覚えていたので、「 ウサギおいし 」を、
ウサギが美味しいと、ずっと思っていて、ウサギを食べたことのない私にとって、
ウサギが可哀相と心を痛めていた。

耳から覚える言葉、目から覚える言葉、このような勘違いはいくらでもある。
でも子供の頃の音楽の先生、言葉の説明をしてくれたかは未だに定かでない。

若い頃ヨーロッパの国々を見て周り、そこに住む人々の生活を知る手っ取り早い手段が市場、
あらゆるものが売られていて、その中には皮をはがされたウサギもぶら下がっていて、
「 ウワッ! 何だこれは!」と、ギョッとした事を今もはっきりと覚えている。
文化、習慣の違いだから仕方のないことだが、初めて見たときは本当に驚いた。

それ以後も幾度と取材に出かけ、その都度市場を見て回っているが、
慣れと言うものは恐ろしいというか不思議と言うか、それ程も驚きはしなくなった。

今でこそ日本食は健康にいい、と各国の人たちに認められて食べられているが、
二十歳代、ヨーロッパから帰った時、窯元を訪れた欧州の人たちを招待したいからと、
通訳を頼まれ寿司屋に出かけた。 「 これは何ですか?」の質問に、
「 生の魚を握った寿司 」と説明したら、一切食べようとしなかった。
一週間滞在されていたあの方々、ご馳走である「 刺身 」をどう思ったか。

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   白サギ


そんなことを思い出しながら堤防を歩いていると、白サギが小魚を狙っている。
夕暮れになると活発に動き出す魚達、サギもそれを知っていて川面を睨んでいる。
そして、ふっと疑問がまた一つ。 鳥に味覚はあるのか無いのか、と。

Photo_4

   しずく


昨日までに釉薬がけが終わった作品達、
今日はそれ等の作品の窯詰め作業。

昨日まで良い天気だったが、昨晩から雨が降り続いている。
素焼き同様、作品すべてに火が均一に当たるように慎重に窯詰めを行った。
窯詰め作業が終わったのが夕刻。 工房前の物干し竿には雨のしずく。
何気ない景色だが、一つの「 画 」と観察してみると、
それなりに美しい「 一服の絵 」。


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釉薬がけ

2011年09月25日 | 日記

何となく気ぜわしく過ごした日々、
ようやく落ち着いてきて、小品の釉薬掛けを行った。

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   青磁釉薬


まずは試しに釉薬の比重確認。
釉薬が完全に均一になっているか、目的の濃さになっているかを確認。

これをおこたうと、しっかりと釉薬を掛けたつもりでも、すべて失敗してしまう。
青磁釉薬は他の焼き物の釉薬と異なって、かなり厚く釉掛けしなくてはならない。
釉薬の比重が確認できたところで気合をいれ、いざ釉薬がけ。

何をそんなに大げさにと思われそうだが、
青磁釉薬を掛けるときは気持ちの入れ替えが必要なのです。
出来るならば、フンフンフフ~ンと鼻歌を歌って釉薬がけを行いたいところですが、
こればかりは気を抜けないのです。

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   青磁汲み出し碗


釉薬がけをした汲み出し碗、釉薬がけがまだの汲み出し碗。
一度がけした作品の頃合を確認して、もう一度釉薬がけを実行。
この数秒間の時間差がとても大切なのです。
早ければ釉薬が付かないし、遅ければはがれてくるし。

微妙な時間差が必要な釉薬がけ、、釉薬を掛けるときは電話は遮断。
でもどうゆう訳か、そんな時に限って大切な用件の電話が掛かるから始末が悪い。
以前そのような場面に何度もあい、それ以後電話は留守電に切り替えている。

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   トラ


朝ご飯を食べ、雑木林と化した庭木の下で寝ていたトラがしきりに鳴いている。
工房のドアの入り口まで来て、「 入れて 」と鳴き続けている。

ああ仕方ないかとドアを開けると、いつもの居場所にちょこんと座って。
「 撹拌機の音が大きいよ、ビックリするなよ、」と声をかけて作業開始。
当然のごとく、いつものようにトラが外に出られる隙間は開けてある。
「 ガーッ!」、物凄い大きな音を立てて撹拌機がトラの真横でがなり立てている。

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   釉薬がけが終わった碗


「 もう慣れました、」といわんばかりに、平然としているトラ。
以前は撹拌機を作動させただけでも外に飛んで逃げていったのに、
今はそれも子守唄に聴こえるのかな? それにしても大きな音だ。

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   眠いな。


あさご飯をたっぷり食べ、幾分か眠たくなってきたトラ。
撹拌機を回しながらトラを観察していると、舟を漕ぎ始めた。

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   グッスリと。


ああ、完全に眠ってしまった。
釉薬が均一になるよう、時々撹拌機を作動しているが、
それにもお構いなしに眠っているトラ。 とても以前のトラでは考えられなかった。

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   乾燥


   向こうに白山神社


天気も良く、釉薬がけした作品を外で天日干しに。
前にも書いたが、工房前にあるすべての物が干し台に。
当然ながら愛車も物干し台に使っている。 塗装を傷つけないように、そっと。

あとしばらく釉薬がけを行ったら、今度は本焼きを行う。
個展まで何回本焼きが出来るかな? 何事もなければ順調に進むはず。
トラは完全に夢の世界へと入っていった。 横を通っても起きる気配なし。


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還暦 ・ 白磁壷一対 ・ 奉納

2011年09月20日 | 日記

4月の誕生日を迎えた途端、「 還暦 」の二文字が浮かんできていた。
しかし東日本大震災と福島原子力発電所爆発で、誕生日どころではなかった。

いつもお世話になっている仙台、私の第二の故郷と言っても過言ではない東北、
誕生日なんて、そしてこの歳になって誕生日なんてどうでも良くなってしまっていた。
東北の方々の安否が心配で、まんじりともせずに過ごした4月だった。

大震災が起きたその日から半年、被災された方々も少しずつ元の生活に戻られ、
余震は続くものの、精一杯生活を立て直されていることをお知らせ頂き、
心より安堵している昨今、17、18日と町内の秋祭りが執り行われた。

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   白磁壷


   径=約18センチ
   高=約30センチ


「 還暦 」、さてどうしたものかと常々考えていたが、
今日まで無事に生活できたことと、作品を作ってこれたことへの御礼も兼ね、
自作の作品を神社に奉納することに決めた。

青磁にしようか、白磁にしようかと迷っていたが、
やはり神社に奉納する作品、白磁作品に決めた。
神殿の左右対称になるよう、一対を奉納した。

白磁と言っても、私の白磁作品は青白磁色に近い、美しい色合いと自負している。
白磁釉薬をたっぷりと施してある為、とても深い色合いだと思っている。

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   箱書き


作法どおりに箱書きを書き、白磁壷、2本を桐箱に収めた。

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   和紙、袋紐かけ


特注で作ってもらった飛騨高山の山の中で作られた和紙で被い、袋紐を掛けて完成。
16日夕方からの飾りつけに神社へ・・・神社は家のすぐ前の白山神社。

奉納品と同じく還暦のモチも注文してあり、餅屋さんが時間通りに配達してくれた。
町内に住まわれている方々、それぞれの厄年に当たる方々のモチが祭壇に並べられた。

米寿の方のモチは、赤い三段モチ。 同じ還暦の同級生N君と私は二段の赤いモチ。
女性の厄年方々、男性の初老の方々は紅白のモチを奉納。

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   神殿


17日午後4時、神主さんが来られ祝詞(のりと)とお祓いを受け、
町内役員の方々、厄年に当たる私たちはそれぞれ玉串を神殿に捧げ、
無病息災、今後の安泰、平和な世を願って祭事は終了。

小雨降りのとても蒸し暑い夜だったが、同級生N君と私は皆さんから祝福の言葉を頂き、
とてもなごやかな懇親会が始まった。

役員の方から、ご挨拶と奉納作品の白磁壷の説明をといわれ、
今日まで荒木田町に住まわせて頂き、また仕事もつつがなく順調にさせてもらったこと、
安宅の関、800年祭で献茶式、茶道具一式を作る機会を得たこと。

その献茶式に東大寺貫主が招待されていて、
献茶式に使われた私の作品をお気に召され、
東大寺にも白磁盌が欲しいといわれ、買い上げていただいたことなど説明した。
東大寺がある限り、東大寺の宝物殿に私の作品が永遠に保管されていることも。

60数余軒の荒木田町、私が焼き物の仕事をしている事は知っているが、
九谷の素地を作っているらしい、くらいしかご存じなかった。
今回還暦に当たり、自分の仕事内容を少しお話しさせて頂き、
幾分かご理解いただけた感じがした。

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   白山


翌18日は湿気が多いながらも気持ちよく晴れ、
あさ7時~8時までの梯(かけはし)川の美化運動、ゴミ拾いが行われ参加した。

17日の秋祭りは小学校の運動会と重なり、子供獅子は翌日に。
18日は天気も良く、子供獅子が町内一軒一軒を回って獅子舞で厄落とし。

「 還暦 」、
何度も頭の中で反復(はんぷく)していたが、どうしても実感が湧かない。
果たして実(じつ)のある生き方をしてきたのかと、自問自答をしてしまった。

テーブルの上には、祭事の時に町内会長から頂いた感謝状。
奉納した「 白磁壷 ・ 一対 」、いつの世になっても神殿に祭られることを願いたい。
久しぶりに姿を見せてくれた穏やかな白山、ご苦労様と言ってくれているように感じた。


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町内美化運動 ・ 作品素焼き

2011年09月15日 | 日記

恒例の町内美化運動の草刈。今年ですでに数回行われた。
9月に入ったから涼しいだろうと思っていたが、意に反して早朝から猛烈な暑さ。
草刈に参加している方々からは、もっと早く始めればよかったのに、との声。

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   早朝


強い日差しが容赦なく降り注いでいた。

町内の中心、防火用水のある小公園から草刈が始まる。
一月に一度の間隔で草刈が行われるが、毎度の事ながら草が伸びるのは早い。

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   我が家の近く


中心部分の草刈が終わったら、我が家の前あたりから産業道路までの草刈。
シバ桜などの小花が植えてあるが、ここもすぐに雑草が生えてしまう。
八月中は淡いピンク色のユリが咲いていて、とても美しかった。

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   町内の反対側


我が家から産業道路までの200メートル、30分ほどで草刈が終わり、
次は町内の反対側の用水沿いの草刈。

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   用水に咲く


植えたのか、それとも何処からか種が飛んできたのか、
美しい花が用水べりに咲いていた。 でも一株だけ。

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   後片付け


あさ8時から9時までの1時間、シッカリ汗を流してキレイになった用水。
刈り取った草を軽トラック2台に詰め込んで美化作業も終了。

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   草刈終了


今回も参加してくれて有難うと、町内会からペットボトルの飲み物1本頂いて、
それぞれが自宅へと戻って行った。
私はお茶を頂いて家に帰り、汗びっしょりになった体をシャワーでスッキリと。

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   窯詰め


個展用作品の仕上げを急がねば、と少しずつ焦りの気持ちが湧いてきて、
この前から作り上げ、乾燥した作品を窯につめた。

素焼きとはいえ、火の回りが均等になるように注意して窯詰めを行った。
今回の作品はそれ程も大きくないので、冷め割れの心配をしなくてもよさそう。
かと言って手を抜いたら痛い目にあう。 これで良い、と思う窯詰めを行った。

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   素焼き開始


そのようにして詰めた作品たち、
昨日は早朝から素焼きを行った。

かなりの時間を掛け、ゆっくりゆっくりと温度を上げていった。
素焼きの温度は九谷の上絵を焼くくらいの温度。
真夜中に希望の温度になったところで火を止めた。

数日後、完全に温度が下がったら窯の扉をあけよう。
きっと全部うまく焼きあがっている、そう念じて工房の照明を落とした。


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マグカップ仕上げ

2011年09月10日 | 日記

厳しかった暑さもようやく峠を越したのか、朝夕は幾分涼しい風が渡ってくるようになった。
ロクロで作り上げてあったマグカップ、乾燥しないように保管してあり、
頃合を見て削りの仕上げを行い、文様入れた。

いつも大きなマグカップばかり作っている私、
友人から、心もち小さく作ってみては、のアドバイスに、
それならばと、チョッとだけ小さく作ってみた。

かといって中途半端な出来はイヤだし、口に当たる部分も吟味したいし。
何度か試してみて、ようやくこの形になった。 スッキリと、かつ手作りの風合いを残し。

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   マグカップ


この文様は何?と聞かれたら何と答えよう。
家の周りに咲いている花の一種、と答えよう。
小さなちいさな花が一杯咲いていて、どれもこれもかわいい。
その花を拡大し、一つのイメージの花としてマグカップに掘り込んだ、そう答えよう。

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   マグカップの手


さて問題は持ち手をどうするか。
あまり大きいと焼いたときに手の重さでカップ本体が引っ張られ、
カップの形がくずれてしまう。 かと言って小さく作ればカップ本体と手の調和が崩れる。

いつも悩むのが、この持ち手をどのように作るかということ。
洋食器のシャレたコーヒーカップ、見た目は確かに美しいが、
実際コーヒーや紅茶を入れ、手にとって飲んでみると違和感が。

デザイン優先で、手に持った時の違和感など考慮していないことに気づく。
持ち手が小さく細くて華奢(きゃしゃ)過ぎて、どうしても指が痛くなる。

いつも使って頂くカップ、見た目はごつく感じるが違和感なくスッと持ち上げられる持ち手を、
誰に何と言われようと、長く持っていても指が疲れない持ち手を、
一日に7~9杯のコーヒーを飲んでいる私が持ちやすい、と思う手を作った。

気になっていたマグカップも削り終え、持ち手も取り付けたし、
後はゆっくり乾燥させて、付けた手の部分の補正をすれば完成。
金澤画廊個展用のロクロでの作品つくりは、このマグカップで一応終了としよう。
今の時点で一応・・・・・・・また作る、かも。

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   玉ねぎ用、畝(うね)


ホッとしていたところに母から電話。
「 ようやく晴れてきたので、玉葱を植えるのを手伝って、」と。
畑に出かけたら、すでに母が仕事をしていて畝が仕上がっていた。

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   溝を掘る


いつの間に???と思いつつも言われるとおりに作業開始。

晩秋から春先にかけて芽が出る玉葱、
毎年の事ながら、種を撒いてもすべてが芽が出て立派な苗になるわけでもない。
先月農協へ行き収穫しても遅くに芽が出る玉葱をと、その種2、000粒買ってきた。

母が作り上げた畝に3本の溝を掘り、その中に撒くことにした。

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   種まき


種だけを撒くと、一箇所に固まったり、又隙間が開いたりする。
そうなっては苗が上手く育たない為、我が家の畑から砂土を運んで、
その中に玉葱種を混ぜ込んで、その混ざった土を溝に撒いた。

「 お前、何を面倒なことを、」と母。
「 こうすれば均等に撒けるから、」と私。
「 お前の好きなようにしたら・・・それで芽が出るんなら、」と母。

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   種


撒き終わった箇所を見てみると、均一に撒かれている。
「 よし、撒き終わったよ、」と言うと、

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   ニカを撒いて


昨年秋、稲を脱穀した残りかす、「 ニカ 」を母が撒いた。
これで雪が来る前に芽が出れば上出来。

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   大根


「 ありがとう、助かった、」と母。

周りを見渡すと数本の畝に芽が出ている。

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   白菜


夏のあいだ、朝4時半から畑に出ていた母。
涼しいうちに畑仕事をと、毎日畑に出ていた母。
「 頼むから無理しないでくれ、」と言っても畑に出かけていた母。
「 去年みたいに熱中症で何べんも病院に連れて行くのは困るぞ、」と、
口が酸っぱくなる程言っていたのに、それでも畑に出ていた母。

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   キャベツ


「 大根の芽が行儀良く出ているけど、間引きしたのか?」と聞けば、
「 種ひとつひとつ撒いていった、」と母・・・はあ、一粒ひとつぶ撒いていったと?
「 この広い畑、大根の種を測ったように撒いていったのか?」と聞けば、
「 誰か代わりに撒いてくれるもんがいるか?」と母・・・なんともまあ。

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   スイカネット


スイカも、もう時季が過ぎ、ネットの中はきれいに片付けてあった。
「 いつでも良いからネットを取り外して、出来るだけ早くに、」と母。
「 いつでもでなく、早く片付けろと言ってるのと同じやないか、」というと、
「 春用に、スナップエンドウや、ソラマメを植える床つくりをしたいから、」と。

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   ナスに月


「 分かった、わかった、その内に時間を見つけて、」。
丁度陽が沈みかけてきた時刻、
南の空を見上げれば、紅(くれない)に染まる前の濃い青空にお月さんがポッカリ。


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