創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

工房前

2016年04月30日 | 日記

朝起き、すぐに入る部屋の外にはオオモミジ・マンゲツ。
今朝はやさしい朝日を受けて静かなたたずまい。

家に居る限り、毎日見ているオオモミジ・マンゲツ、
季節の移り変わりを静かに知らせてくれている。

久しぶりに工房前の外で仕事を始めた。
朝日が照っていて、気温も上がってきたのでパラソルを出した。
かなり大振りのパラソル、紫外線予防には最適の大きさ。

視力の良い事が自慢だったが、
近年、近くの物が見えにくくなってしまった。
歳もある程度重ねてきたし、仕方ないのかな、と老眼鏡。

工房の中、家の中にも度数の異なる老眼鏡を置いている。
数えた事はないけれど、10以上はあるだろうか。
全て100円ショップで購入した物、
万一壊れても懐には優しいメガネ。

根詰めて検品していると、すぐに目が疲れてしまう。
そんな時は庭木を観察するに限る。

オオモミジ・マンゲツは窓の際に植わっているが、
その他のモミジ(カエデ?)は庭木の中で育っている。
この赤みのモミジ、木洩れ日を受けてうつくしい。

その横には名前の分からない庭木、小さい花を沢山付けている。
花の直径は1センチにも満たない花である。
小さいけれど、とても上品な感じがする。

敷地入口、そして庭木の中ではツツジが咲き出した。
かなり大きい花を咲かせるツツジ、満開になると見事になる。
まだ咲き始め、これからは花いっぱいを見させてくれる。

老眼鏡を掛け、再び素焼き作品の検品を始めた。
それにしても目が疲れる。 何か良い方法がないものか。


 

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2016年04月25日 | 日記

定期的に窯の点検を行っている。
窯場は殆どホコリは立たないが、それでも何となく溜まっている。
大小の窯が狭い工房の中に隣り合って設置してある。

窯周りのホコリなどを掃除機で吸い取り、
ガスバーナーの周辺もキレイにした。

ガス点火。圧力を上げ、炎の状態を点検。

ガス圧力を急速に高めたり弱めたり。
空気の分量を多くしたり少なくしたり。
3時間以上かけてガスバーナーの点検を行った。

今のところ不備は見つからなかった。
このまま順調に窯が焚けることを願いながら作業終了。

しばらくあたたかい天候が続き、
前庭のキャベツも急速に大きく育ってきた。
葉っぱも丸くなり始め、これもきっと立派に育つだろう。

 

 

 


 

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作品乾燥

2016年04月20日 | 日記

空気が乾燥して、湿り気があった作品を外に出した。
削り終わったばかりの作品を太陽光線に当てると割れてしまう。
約7割がた乾いた作品、もう大丈夫と外で完全に乾燥させた。

これまで作った作品は、工房内で保管してあったので、
十分に乾燥が進んでいる。これらはすぐにでも素焼き出来る。

太陽光線の当たる向きなど変えながら外での乾燥、
その合間に、庭木を観察した。

窓辺のマンゲツ、
わずかの間に若葉が大きく成長した。
このマンゲツの葉、手ほどの大きな葉である。

葉の下には、今を盛りに花が咲き、プロペラ状の種も付いている。
美しい緑色の葉っぱ、その下には濃い色の花と種。
不思議な世界だなと思って、しばし観察した。

先ほどの作品乾燥、
手前の鉢には、頂きものの三色スミレ、
そして我が家の庭に咲いているワスレナグサ(勿忘草)。

花のある生活はうれしい、もっと花を増やしたいと思った。
畑には、オバちゃん達が植えて下さった種々の花が咲きだしている。
母が大好きだった花々、オバちゃん達のご厚意で花いっぱいに。

太陽光線に当てて乾燥させた作品たち、
お日様も傾いてきて、工房の中に取り込んだ。

工房前にはドウダンツツジが真っ白い花を鈴なりに付けて美しい。
今が美しい盛りのドウダンツツジ。 花の形が本当に美しい。
この形、いつの日にか作品に表現したいと思っている。

 

 

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タイヤ交換

2016年04月15日 | 日記

私の自動車、まだ冬用のタイヤを付けたまま。
いつもの年なら3月中に普通タイヤに交換しているが、
今年は特に急ぐ必要もなかったので、そのままにしていた。

訳あって、知り合いの自動車を預かることになり、
私の車と、その方の車を交互に運転していた。
でも4月半ば、いくら何でもと交換した。

車屋さんは我が家から2キロ先のところ。
普通タイヤを載せて行き交換を頼んだ。
整備士の方「今頃交換ですか?」と。
訳あって別の車も運転していたからと答えた。

整備場内を眺めていると、さまざまな車があった。
前がペッシャンコになっている車、どうやって直すのか、
横からぶつけられた車、ドアがひどく傷ついている。
高級車も左前がつぶれている、聞けば電柱にぶつけたと。

色んな事情で持ち込まれた車達、
幸いにも今まで事故にも遭わずに来れたことを有難いと思った。
20分ほど待っていると、終わりましたと整備士さん。

土練機は最低2週間に1度は運転させねばならない。
今回は作品作りに没頭していたので、しばらくの間があった。

どうにかして鉄粉が出ないようにと願っているが、
やはり小っちゃな鉄粉が混ざっている。
一体どこから出てくるのか?

鉄粉さえ出なければ、手で揉む必要もないのに、
どうにかならないものか、とため息をつきつつ作動させた。
土練機で揉んだ粘土、厳密さを要求する青磁には使えない。
この粘土は鉄燿作品にしか使えない。

原因が分からない以上、どうしようもない。
体にかなりの負担が掛かるが、手で揉むしかない。
何とかなる、そう言い聞かせて土練機を作動させた。

 

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三色スミレ

2016年04月10日 | 日記

朝起きると、パソコンがある部屋に入る。
この部屋が私の創作の仕事場も兼ねている。
たった6畳の狭い部屋だが、とても便利な部屋である。

部屋は東側に窓があり、
窓辺にはオオモミジ・マンゲツが植わっている。
マンゲツの様子をみているだけで、四季の移ろいが分かる。

ついこの間、新芽が膨らんできたと思っていたが、
今では花も咲き、小さな葉っぱも姿を見せている。

朝はいつもの通り、ゆっくりと過ごしている。
その間に新聞を読んだり様々なことに思いを馳せ、
頭をフル回転させている。準備が整ったところで作業場へ。

前回の日記に蕾の様子を掲載したが、
今では満開になっているドウダンツツジ。
かなり大きな木になっていて、白い花が美しい。

ひとしきり仕事をし、
ひと段落が付いたところで畑に出かけた。

畑仕事の殆どが草むしり。
春の陽気に誘われて、雑草も勢いを増してきた。
夢中になって草むしりをしていたら、私を呼ぶ声が。

母の友人のオバちゃんが、手に何かを抱えてやってきた。
「これ花の苗だけど、どこに植えたらいいかな?」と。

有難いことに、母が好きだった花を植えて下さった。

「三色スミレが沢山咲いているから取って植えて、」と。
先日も別の種類の花苗を植えて下さった。
本当にありがたい。

オバちゃんの畑に行ってみると、
そこいらじゅうに三色スミレが咲いている。
遠慮なく、間引きするようにして大切に採取した。

わが家に運んで、植木鉢2鉢に植え替えた。
土ごと採取してきたので、きっと大丈夫だろう、
そう思って丁寧に植えた。

今が盛りと咲いている三色スミレ、
蕾も沢山あり、これからが楽しみだ。

 

 

 


 

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