創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

母のメモ、そして畑仕事

2013年04月30日 | 日記

家の周りの田んぼには水が満ち、田植えも始まった。
農家にとって、この連休は田植えなどで一番忙しい時季である。

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   成長した豆


今月中に千葉三越個展にお越し頂いた方々、お世話になった方々に、
お礼のご挨拶をしなければと、毎日ペンを握っていた。

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  晩秋、母が一人で植えた。


     2、000本の玉葱


畑仕事を生きがいにしている母、
「 近所の畑では夏野菜苗を植えているのに、いつになったら手伝ってくれる んや 」と催促。
「 ちゃんと考えているから、もう少し待ってくれんかな、」と言うと、
「 お前が出来んのなら母ちゃん一人で植える、」と。

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   千葉三越個展追い込み中に、
 母一人で植えた5キロのジャガイモ


     芽が出たジャガイモ


歳を重ねるごとに小さくなってきた母、体も随分と弱ってきているのに、
畑仕事さえ続けられればと、病気と痛む足をかばいつつ畑に出ている。
母が世話している畑は約100坪、無農薬で野菜を育てているので、
すぐに雑草も生えてくる。 それらを毎日のように畑に出て草むしりをしている。

少し遅く植えたって収穫時期は殆ど変わらないのに、
近所の畑で、60~70歳台の人中心に畑仕事を進めている様子を見、
満86歳の母一人が焦りを感じてしまったのだろう。

もう、まったく!と少し感情的になり、
「 自分の体調のことも考えたら! 人は人、自分は自分 」と母にきつく注意した。

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   トマト植え付け準備


チョッときつく言いすぎたかな、参ったなあと思いつつ、
27日土曜日には個展整理も完了し、日曜日に母を昼食に連れ出した。

「 おまえ、皆さんにちゃんとお礼書いたんか?」と言うもんだから、
「 ああ、ようやく皆さんにご挨拶を終えたし、この後夏野菜苗を買いに行く 」というと
「 今日一緒に植えてくれるんか 」とニッコリ。 

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   トマト・ナス=養生


農業資材など、農協が経営している小松空港近くの販売所行き、
母が書いてきたメモを受け取り、野菜苗を順々に選んで買い物カゴに入れた。
杖を突き足元おぼつかなげに私の前を歩く母の姿・・・小さくなったなあ、胸が痛む。
70歳後半までLサイズの服を着ていた母、今ではMサイズでも少し大きく見える。

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   万能ネギ


大勢の人々が買い物に来ていて、苗売り場はごった返していた。
母に「 人様にぶつからないように歩いて、」と何度も声を掛け、
母の後ろを気をつけながら販売所の中を見て廻った。

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   冬用ネギ苗


買い物を済ませ、それぞれ着替えて畑へ。
冬用のネギ苗はすでに芽が出ているし、これから食べる万能ネギも立派に育っている。
スーパーで売っている価格を見ると、1~2本で98円の定価が表示されている。
母が植えた万能ネギ、背丈が70センチほど、直径2センチの立派なネギ。
これから夏に向かって、何にでも使える食材である。

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   スイカ苗


100坪以上もある広い畑、
何かを植えていないと、草が生い茂って大変な事になる。
「 健康の為、絶対に農薬は撒かないように、」と言っている私。
畑には草1本も生えていない。 これには我が母ながら感心する。

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   スイカの覆い


何処に何を植えるかと、母に問えば、
買ってきた苗は接木苗(つぎきなえ)だから大丈夫だけど、
やっぱり去年と違う場所に植えて、と母。

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   地這えキューリ


植える場所を決め、タップリの水をと、すぐ脇の用水を見やれば、
?、水が流れていない・・・・・横の田んぼには水が満杯。
田植え真っ盛りなので、用水の水はすべて田んぼに供給されていた。

他の方々も行っているように、田んぼの水をバケツに入れ、
何度も畑に運んで夏野菜苗を植え終わった。

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   ミカンの木


今年の冬の寒さは格別に厳しかった為か、ミカンの葉が随分と落ちていた。
けれど剪定した後の枝からは、小さな若芽がたくさん芽吹いていた。
きっと今年も豊作だろうな、母も喜ぶだろうと、しばし枝を眺めた。

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   畑全体


私の仕事のやり方は、とにかく準備に時間が掛かる。
でも、いざやり始めると意外に早く事が進む。

「 さあ、終わったよ、」と母に言うと、
「 おまえに渡したメモに、ブロッコリー6本と書いてなかったか?」と言うもんだから、
「 なんも書いてなかったと思うけど、書いてあったものだけ買ってきた。」と答えると、
「 確かに書いたと思ったけど、母ちゃんボケてきたんかなあ、」と。

今回買えなかった、肉厚パプリカ・ピーマン、ゴーヤ、ブロッコリーは次回買うことに。
後始末を終え、母はゆっくり、ゆっくりと荷車を押して実家に帰って行った。
私も家に帰り、ごみ入れに捨てた母が書いたメモを取り出し見てみた。
「 ブロッコリー6本、」・・・・・。


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2013-04-25 17:50:46

2013年04月25日 | 日記
山野草

個展準備と個展を行っていた期間、
自然に触れていたのか何をしていたのか判断がつかなくなってしまった。
これはマズイ! そう思って憩いの森に出かけてきた。

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   憩いの森


     堤


渡り鳥の姿は殆ど見えず、桜の後の森では木々の芽吹きが勢いを増していた。
「 ツツジ 」が満開となっていて、「 ヤマブキ」も咲いているかな?と思ったが、
まだ早かった。

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   ツツジと水芭蕉


残雪の頃、水辺には水芭蕉が小さな花を咲かせていたが、
今はその姿は何処にもなく、大ぶりの葉が生い茂っていた。
可憐な花とウチワ=団扇のような大きな葉っぱ、
どう考えてみても一致しない。


確かこの水溜りの際に、藤の棚があったが何処にも無い。
どうしたのだろうか。 まさか移植した?なんてことはないと思っているが。
緑豊かな水芭蕉と紫の美しい藤、一服の絵になっていて美しかったが、
今回はその景色を愛でることは叶わなかった。

つつじの色があまりにも華やかで、そちらに気が行ってしまったのかも知れない。
我が家の周りはもちろんのこと、家から車で5分程の憩いの森、
その時々の季節感を堪能でき、嬉しい限りである。

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   白花の野草


雪割り草が満開だったところ、その近くの水辺に可愛い白い花が咲いていた。
見たことがあるようだが名前は分からない。 さて、何という名前の花だろう。
囲いがしてあり、その中に入るのはためらう。 望遠で撮ってみた。

う~ん、やはり分からない。 家に戻って図鑑を広げてみたが分からずじまい。
どなたかお教えいただけたら嬉しく思います。

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   クリン草


今回の日記は自然と触れ合うことがテーマ。
これから芽生えてくる山野草、憩いの森は管理人さんのお陰で楽しめる。

このクリン草、まだ数本しか花芽が伸びていないが、
気温も高くなると同時に、驚くほど沢山のクリン草が咲き始める。

今年の春は気温の変動が激しく、春らしい日は中々続かない。
明日も雷雨やヒョウまでも降るとの予報。
何故か不気味な天候のこの頃、
穏やかな日々であって欲しい。

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   ツタ(=蔦)


山野草に会いにきた憩いの森、
成長し始めた山野草の観察も出来たし、 あせもかき良い運動になった。

こなさなくてはならない事柄が一杯残っているが、
自然と触れ合うことも気分転換になっていいものだ。

毎回書いているが、個展整理を早く済ませ、
次は夏野菜などを植える仕事をしなくては。
あれもこれもと思うと億劫になってしまうが、
一つ一つこなしていこう。


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片付けの合間に

2013年04月20日 | 日記

千葉三越個展にお越し頂いた方々に御礼を、と思いつつも
またまた用事が増えたりして、計画通りに事が運ばなくなってきた。

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   チコリア


頭の整理がつかなくなったとき、畑仕事が気分を安らげてくれる。
千葉に行っている間に前庭の畑の草も伸びてきていた。

その中にチコリアが埋もれてしまっていた。
春先の、まだやわらかく、いかにも美味しそうだったイタリアサラダ菜、チコリア、
4月中旬ともなれば葉っぱの色も変化し、見た目にも硬そうな感じがする。

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   硬くなったか?


周りの草をむしりとり、チコリアの成長を見ることにした。
いくつかのチコリアは採取してサラダに加えて食べてみた。
美味しい!とは言えないが、少し苦味のあるチコリア、
きっと健康には最適だろう。

そのチコリア。 殆ど味の無いレタスにアボガドを加えてサラダにしてみた。
夕食時に赤ワイン、そして大好きなチーズと一緒に食べてみた。
独特のほろ苦さが何ともいえず、ワインとあいまって至福な気分を味わえた。

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   穴掘り


さあ、片付けなければならない事がいっぱい溜まってしまったが、
まだ頭の中が整理できていない。

時間だけが進み、夏野菜を植える準備も始めなくてはならなくなってきた。
前庭の畑では、雑草が今が盛りとばかりに勢いを増してきている。
おまけに花が咲き、種までつけている雑草がギッシリと。

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   草を入れる


これではいけない、とお礼状は少し待っていただくことにし、
畑の整理を始めた。

角スコップで草を剥ぎ取り、剥ぎ取ったところに60センチ角の穴を掘った。

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   草も肥料に


種をつけている草も、そ~っと剥ぎ取り、穴の中へ。
かなり成長している雑草たち、これ等も立派な植物だが、
畑には無用の代物、やはり除去しなくては。

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   順々に


穴を掘っては草を入れ、次の穴を掘った土を被せて又次へ。
結局、何箇所穴を掘っただろうか。 汗びっしょりの作業となってしまった。

草を剥ぎ取るたび、目を凝らして草を見てみるとルッコラの若芽が含まれていた。
また、勿忘草の葉っぱも雑草に混ざっていた。

もったいなぁ、と思ったが、今はとにかく雑草の除去と畑の整地が肝心。
作業を行いつつ、個展に来てくださった方々との会話を思い出していた。
御礼が遅くなってしまっているが、頭の中がまとまっていないので許して頂く事に、
と手前勝手に解釈して、ようやく畑の整地が出来た。

後は石灰を撒き土を中和させ、夏野菜の苗が出てきたらトマトなど植えようと思う。

お買い上げ頂いた作品の桐箱はすべて千葉三越に発送し終えたし、
これからはじっくりと考えて皆様に御礼をと思っている。


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無事に過ごせた事のお礼

2013年04月15日 | 日記

10日朝、10時にホテルをチェックアウトし、すぐに千葉三越に寄った。
個展最終日の夕方からは時間と競争しながら、片付けと同時に作品仕分けを行い、
次の展示の人に引き継ぎ、スタッフの方に挨拶も十分に出来ないまま三越を後にした。

翌あさ再び三越へ。ホテルから千葉三越まで徒歩3分弱の距離。
開店したばかりで、毎日会っている店員さん方に「 いらっしゃいませ 」と声を掛けられ、
何となく恥ずかしい感じもした。

お世話いただいたマネージャー、Hさんもいられ、改めて御礼のご挨拶をさせて頂いた。
また何かと気遣ってくださった女性スタッフSさんもいられ、心こめ御礼を述べた。
「 二年後、またお願いします、」と互いに挨拶を交わして千葉を離れた。

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   日本橋川


せっかくの上京、それも二年ぶりの東京。
上京するチャンスは作ろうと思えば作れるが、かといって簡単ではない現実。
次に控える個展や展示会のことを考えると、どうしても二の足を踏む(出ない)。

何もかも、すべてを私自身で行っているため、どうしてもためらってしまう。
家を出ればそれなりに何とかなるのだが、あれもこれもしなくてはと思うと、
もう一歩が出ないのである。

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    日本橋


そういう意味で、今回のように個展で上京した時が絶好の機会。
窯を焚くときのように、ハラハラドキドキした今回の個展も無事締められ、
情報収集に徹した。

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   日本橋から三越


千葉駅から総武線で一直線の秋葉原駅のホテルに宿泊。
ここも至極便利な拠点のひとつ、レム秋葉原ホテルの会員でもあり宿泊したことがあるが、
同じく会員になっているワシントンホテルに宿泊。 こちらのフロント対応がとても感じ良い。

東京到着と同時に行動開始。 山手線で有楽町へ。
銀座から日本橋まで、ひたすら歩き続け、目に付いたビルなどに入ってみた。

二年前に来たときは沢山の中国語を話される観光客でいっぱいだったが、
今回は殆どと言っていいくらい、中国語らしき会話が耳に入ってこなかった。
変わりに英語、ドイツ語、フランス語の会話が多く聞こえた。
政治って一筋縄に行かない、を実感した瞬間だった。

政権が変わり、アベノミクスがはやし立てられているが、
個展に来られたお客様にお聞きしても、殆どの方が首をかしげていられた。
景気回復を、そして未来への展望政策をはっきり示してくれるなら、
それを実感し見えない限り、絵に描いた餅でしかない。

いつもの日本橋も通過し、その光景に再び落胆。
都市計画をする「 お偉いさん達 」は、海外視察をしているはず。
景観を、美観を、街並みを視察してきているはず、なのにこのざま。

日本の政治屋さん達は自由を履き違えているのではないかと疑ってしまう。
毎年莫大な公費(=私達の税金)を使って視察と銘打って外遊へ。
本来の外遊の意味ではなく、字、そのものの、お遊び外遊では話にならない。

などと世界に誇れる、大都会東京の中心地を歩きながら、
私自身が取材で何度も訪れたヨーロッパの国々の街並みを思い出していた。
ただ日本の都市で大変感心できることは、「 ゴミが無い!」こと。 

自然溢れるスイス、国際機関が多く集まっているジュネーブ、
何処を歩いてもゴミが舞っていてガッカリした。でも街並みは整然と美しかった。

いい加減疲れ秋葉原に戻り、いつも行っていた駅横のイタリアンレストランに出向いた。
あれ?確かここにあったはずなのに無い。 いつのまにか閉店したらしい。
仕方ないので真向かいのビル10階のイタリアンレストランで夕食を摂った。
若いカップルが一杯で、しばらく待たされ、ようやく夕食にありついた。
デカンタ・ワインで気持ちよくなり、早々にホテルに戻った。

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   大提灯


11日あさ、ホテル2階のダイニングから秋葉原駅前を歩く人々を眺めながら、
ゆっくりと朝食を頂いた。

歩道を行き来する人々の姿が一様に同じ服装、あるいは色合い。
殆どが黒系統の服装で、2階から眺めていると異様な光景に見えた。
せっかくの春なのに、気持ちの良い明るい服装を着て欲しいなあ、
そう思う私は、皆さんとの感覚がずれているのかな?

11時にホテルを出て、浜松町駅のロッカーに手荷物を預け、
再び有楽町駅へ。 前日と同じコースで歩き始めた。

日本橋三越に寄り、偶然にも千葉三越を紹介して下さったTさんにお会いし、
個展結果を報告、「 良かったですね~」と言っていただき、すぐに横の画廊へ。

Tさんの元で仕事をしていた、顔なじみのHさんもいられ挨拶を交わした。
Hさんは偉くなり、いまは日本橋三越工芸部門の企画担当(マネージャー)をされている。
イスを勧められたが、邪魔すると申し訳ないので、個展結果だけ話して失礼した。

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   スカイツリータワー


三越を出てからも歩き続け、さすがに疲れてしまい、
甘いものが食べたくなって浅草へ。

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   浅草寺


ここでも同じく、中国語らしき会話は殆ど聞こえなかった。
それぞれの国の思惑(おもわく)があろうが、同じアジア、友好は大切にと思い願った。

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   田舎しるこ


東日本大震災からのち、表示されたのか、
「 ここの標高は3、5メートル 」などと電柱に貼り付けてあった。
これまで気付かなかったのか、何故かその表示に目がいってしまった。

浅草に来たら必ず寄る甘味どころ、
田舎しるこを注文。 以前、田舎ぜんざいを注文してビックリしたことがあった。
石川では、しるこもぜんざいも汁が入っている。
東京のぜんざいは汁なしの小豆に餅が乗っているだけ。 これには参ってしまった。

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  甘味店で


   歩数


疲れたときに食べる「 ぜんざい 」、いや「 しるこ 」は最高にウマイ!
一気に疲れが吹き飛んでしまう。

しばらく休んで、いよいよ東京を離れなければならない。
そんなに歩いた記憶は無いのに、我が家に戻って歩数を見たら、
何と、1万8千歩を超えていた。 田舎人間より都会の人の歩きが多いのを納得。

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   白山神社


帰ってくるなり、町内の春祭り。
桜が散っていると思ったが、寒さが続き、まだ随分と散らずにいた。
個展が無事終わったことのお礼を述べた。

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   石灯籠


わが町内の神社は、上空から見ても地上から見ても古墳にしか見えない。
鳥居の延長線が白山方向。

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   石灯籠


この石灯籠が建っている数十坪の地面は、我が家、堂前家の地面であった。
父が他界した平成元年、この地面を町内に寄付させていただいた。
ここは小高い丘の頂上で水の便が悪く、作物を育てることが困難な土地だった。

自家用にお茶の木を植えてあり、新芽が芽生えるといつも手伝いに借り出され、
指先が真っ黒になるまで茶摘をしたことが思い出される。

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   桜


名残の桜が、「 ご苦労様でした、」と言ってくれているように感じ、
出来るだけ早く皆様にご挨拶を、と思っています。


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盛会の内に ・ 千葉三越個展終了

2013年04月10日 | 日記

第6回千葉三越個展も、昨日無事に締めさせていただきました。
お忙しい中お越し頂きましたが、台風並みの日もあったりした今回の個展、
お越し頂きました皆様方のお心に支えさせていただき、
とても充実した個展を行うことが出来ました。

緊張感の中から生まれた作品達、皆様から作品を高く評価していただき、
そして三越の方々にもお褒め頂き、次回個展開催の確約も頂きました。

次回の個展は二年後の春、
今回と同じく、4月上旬に開催させていただくことになりました。
皆様のお心、とても嬉しく幸せに思っております。
誠にありがとうございました。

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   千葉ワシントンホテル


    最上階の部屋から


千葉市中央区の駅前に位置しているワシントンホテル、
毎朝目覚めると、部屋の外を眺めることが習慣になってしまいました。
8階の眺めの良い部屋からは遠くまで見渡すことが出来、
朝は気持ちよい朝日が部屋まで入って来て、
夜には星星までも眺めることが出来ました。

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   モノレール


毎回このホテルに泊まらせていただいていましたが、
モノレールがすぐ横を通過している事実を今回初めて知りました。

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   モノレール


防音壁のお陰か、モノレールが通過する音や、
大都会の様々な音も全く聞こえないこの部屋、
窓外を通過するモノレールを観察することも楽しみの一つでした。

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   歩道には春の花


三越とホテルは道を隔てた近い距離に位置しており、
自宅にいるように、朝食時間をゆっくりと過ごせることができ、
考える時間が取れて、良かったと思っております。

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   三越のシンボル


朝はゆっくりといえども、やはり緊張感いっぱいの個展、
早くに目覚め、身支度を整えて三越へ。

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   凛々しいライオン


三越のシンボルのライオン像が毎朝迎えてくれました。
開店までの数分間ライオンの表情を観察し、日々表情が変化することに気付き、
これって?自分の心の中?何だろうと思ったのも事実でした。

その時々の心の変化で、同じ対象物でありながらも異なって見えたり感じたり。

昨日最終日は夕方5時に閉場し、作品の片づけを一気に行いました。
お求め頂いた作品と持ち帰る作品を仕分けし、どちらにも支障が無いように
丁寧に衝撃吸収剤でくるんで保管し、梱包作業を行いました。

次の個展準備の方々が来られていて、焦りつつ汗びっしょりになりながら
作品梱包を済ませ、スタッフの方々にご挨拶をして三越を出ました。
体中汗で濡れてしまいましたが、そよ吹く夜風が心地よく感じました。

前回の個展が終了したのは3月9日。あれから二年後の今回の個展、
皆様のご生活やご健康がとても心配でしたが、皆様が穏やかな表情でいられたこと、
そのことが私にとって今日を、明日を大切に生きることを教えて頂けたと、
とても励みになり、これからも心こめて作品作りをしなければと思っております。

今朝再び三越に行きましたら、ライオンがとても穏やかで優しい表情をしておりました。
二年後、再び来られることになったので見守って下さい、と語り掛けました。

久しぶりに訪れた関東、情報収集し、明日の最終便で小松に帰ります。

ご支援ご厚情頂き、無事に個展を締めさせていただきましたこと、
重ねて御礼申し上げます。 ありがとうございました。


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