この季節の夜、周りの音が聞こえなくなってきたら、翌朝には必ず積雪。
パソコンに向かいつつ、処理しなくてはならない事柄を進めていたが、
それまで聞こえていた、庭木の間に間を渡る北風の音がパタッと聞こえなくなった。
聞こえるのは灯油ストーブのファンが回る音だけ。
時計の針が午前零時を指した頃、まだし残した作業があったが大事をとり、
いつもより1時間あまり早くベッドにもぐりこんだ。
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窓の外 |
午前6時半、カーテン越しに外の明かりが部屋に入って来て、
起きるか起きまいかと悩んだ挙句、意を決してパッと起きた。
いつもの、この部屋に入ると時刻設定してあったエアコンが作動していて、
部屋は暖かくなっていた。
カーテンを開けると、雪。
雪が降らないよう、眠る前に願っていたことも見事に外れた。
窓のすぐ外、大モミジ・マンゲツの雪が朝日を受けて美しい。
しかし、美しい景色に見とれていてはいけない現実の生活。
トラちゃんが気配を感じたのか、「 ニャ~ン 」と私に呼びかけている。
勝手口のドアを開けると寝床から顔を出し、しきりに「 おはよう 」と言ってくれた。
「 お前も寒いのかい、さあさあ朝ご飯だよ、」とご飯を与えると寝床から出てきた。
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玄関先 |
新聞を取り込むために玄関戸を開けると、新雪。
ま、40センチも満たない積雪だから外出は大丈夫だろうと、急いで戸を閉めた。
何だか体がだるく、熱っぽい気がする。
コーヒーの準備をしながら体温を測ってみたが、平熱だった。
でもこれが曲者(くせもの)、このような体調の後には必ずカゼをひく。
新聞を読みながら温かいコーヒーを飲み、
食パンにカロリー2分の1のマーガリンを塗って朝食は終了。
でもまだスッキリとしない、余分に残してあった風邪薬を飲んだ。
どうやらカゼを引いたらしい。
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工房前の、ドウダンツツジ |
土練機の修理を依頼したことはいいが、
大切な、オールステンレスで作られている土練機、どのような状態かと、
先日友人と工務店の工場に出かけ、全く火の気の無い広々とした工場で
分解作業や錆が出てくる箇所など点検し、何処まで修復できるかと話し合った。
全部ステンレスで作られているはずの土練機、
一番肝心な心臓部分は鋳物鉄が使われていた。
その箇所に、ベッタリと錆が浮き出ていた。
10年前、修理に出したときは今回のように確認はしなかった。
この地域の専門工務店を完全に信じ、戻ってきた土練機を使っていたが、
今回修理に出し、あらゆる箇所の確認を行った結果、
いくつもの修理ミスなどが見つかった。
こうなるべき箇所、あるはずの部品が何処にも見当たらず。
新しく作り直したと言われていた箇所、人為的な作業ミス。
きっと余っていたであろう、在庫を使って作り直した痕(あと)がハッキリ見えた。
文句言っても始まらないので、「 なんでこのようになっているのかな?」と
問いかけても、「 自分も分からん 」と。
すべてに詳しい友人が私の代わりに色々と質問してくれたり、
細部にわたって寸法を測ってくれたり。 そんなこんなで時間が経過し、
午後1時からの確認作業が夕方5時までかかって仕舞った。
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庭から南の方角 |
薪ストーブが一台しかない、広々とした工場、
夏は涼しくていいが、冬は体に応えるなあ、と思いつつ確認作業を続けた。
手指も痛くなるほどにかじかんで、体もすっかり冷え切ってしまった。
友人を自宅まで送って行き、帰宅したのは午後6時前。
先日から様々なことが身辺で起き、歩きの運動をしなくてはと雪の堤防を1時間歩いた。
長靴を履いての歩き、思いのほか体力を使い、汗も出てきた。
家に帰ると、工務店から留守電やFAXが届いていた。
その内容はいずれも私の希望を満たしておらず、問題解決にもなっていなかった。
汗をかいたまま、友人に電話し報告。 友人と次の対策の話し合いで2時間経過。
汗も引き、夕食後にシャワーを浴びてパソコンでの作業。
何となくだるい、そう感じたが、たいしたことはないだろうとパソコンに向かっていた。
そして今朝、何となく体調が変。 カゼを引いたらしく風邪薬を飲んだ。
眠気を誘うカゼ薬、こんな位なら昨晩寝る前に飲んでいればよかった、と思っても
後悔先に立たず、しばらくはグズグズするだろう。
インフルエンザがはやってきているが、予防接種を受けているので、
たいしたことは無かろうと思っている。
土練機の修理対策で、少し臍を(へそ)を曲げだした工務店、
明日再び友人と訪ねることになった・・・私達の指摘でプライドを傷つけられたと思うが、
失敗は失敗、部品不足も事実。 前回も今回も決して安い修理代ではない。
折角修理を依頼し土練機を持って行ってくれたのだから、最後まで責任を持ち、
修理に当たって欲しい。
今日午後、友人が電話したら、「 他所で修理してくれと 」と言い始めたとのこと。
それを聞いた途端、熱が出てきた。 専門家なら専門家らしく最期まで責任を持つべし。
無理難題を押し付けているわけではないので、明日また出かけて話し合う。
今回、それぞれの箇所をしっかりと写真に撮り記録した。
そういえば、昨年の東日本大震災時、福島原発事故問題では
議事録を取っていなかった、と判明したことが分かったのは、つい最近のこと。
沢山の議員や書記官がいるのに、到底信じられない事実である。
それにしても体がだるい!