気になっていた青磁用の土づくり、
気候も少しばかり春らしくなってきて、
晴れの日に工房前で作業を行った。
数種の原料土を測り、 この大きなポリタンクに入れて混合させた。
もちろん大敵の鉄粉は磁石で取り除いた。
泥状態の青磁用の土、 沈殿するまで時間が掛かるので、
ゴミなどが入り込まないようにナイロンでカバーした。
次の作業があるが、 とりあえず今出来る作業を中心に行った。
沈殿が進んで落ち着いたら、泥を取り出す。
その泥が乾くのを待って、次は手で揉む作業。
次々と作業を進めなくてはならない。
この緑色の物は「たい肥」を作る入れ物。
野菜くずや木くず、刈り取った草などを入れておくと、
数年後には立派な土になる。
母と一緒に野菜を作っていた実家の畑、
その畑には、大、中、小と、この入れ物があった。
母が亡くなった後、実家の畑も作れなくなり、
大、中のこの入れ物は希望する方に差し上げた。
私は小さい入れ物=コンポスターを我が家に持ってきて、
野菜くず、草などを入れて使ってきた。
母が亡くなったのは2015年3月、早や4年、
先日、中に入れたものがどのようになっているかと、
底の方を取り出してみた。
様々なクズが、立派な土となっている。 しかも栄養豊富。
底の方の、土となったものだけを取り出し、
自宅の畑に混ぜ込んだり、植木鉢に入れたり。
このたい肥、作物や花などを上手に育ててくれる気がする。
コンポスターで出来た「たい肥」を使うのは初めての事。
こんなに栄養豊富に仕上がるのなら、
野菜くずや草、枯葉を入れ、 土づくりをしよう。
作品の土づくり、 そして畑の土づくり、 楽しみが増えた。