オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

バンクーバー冬季オリンピックが終りました。

2010年03月04日 09時33分37秒 | バンクーバー冬季オリンピック
昨晩は中野友加里さんの引退を知ったあと、久し振りに2007年の東京での世界選手権で中野友加里さんが演じた「シンデレラ」の録画を見ました。何とも表現出来ない感情が湧いてきました。そして、そのあと浅田真央さんが演じた「チャルダッシュ」も久し振りに見ました。
嗚呼、あれから、もう3年も経っているのか!

バンクーバー冬季オリンピックが終わりました。
フィギュアスケートの女子シングルの結果は皆様、ご承知の通りです。
それにしても、たいへんなハイレベルな争いでした。こんな壮絶なオリンピックでのフリーは記憶がありません。オリンピックでメダリストになることの難しさ、ましてや金メダルに輝くことの難しさ。尊さ。
フリーではキム・ヨナも浅田真央さんも真っ向勝負。
キム・ヨナも最高の演技。立派でした。2人とも美しく、清清しかった。


バンクーバー冬季オリンピックが終わりました。
私の場合、オリンピックを一区切りと考えると、単にバンクーバー冬季オリンピックだけでなく、トリノ冬季オリンピックからの4年間に、いろいろ思いを馳せなければいけません。
トリノ冬季オリンピック直後、荒川静香さんが競技から引退して、私の心の中でたいへん大きな穴がポッカリと空いてしまいました。
そしてその心の穴を最初に埋めてくれたのは中野友加里さん、その後、鈴木明子さんと浅田真央さんが続きました。
私にとってのフィギュアスケートの、この4年間は、中野友加里さん、鈴木明子さん、浅田真央さんの3人が中心だったといっても過言ではありません。

トリノ冬季オリンピックのシーズンの頃、私は浅田真央さんが大嫌いでした。
当時、大好きな荒川静香さんの成績が伸び悩んでいてヤキモキしている時、ジュニアから天才少女と言われて登場して難易度の高いジャンプを軽々と跳んで、複雑な思いでした。
いつ頃から見方が変わったのでしょうか?
やはりトリノの翌シーズンのフリーの「チャルダッシュ」からでしょうか。
私好みの音楽、私を唸らせる選曲だったのが大きかった。
そして昨シーズンの「仮面舞踏会」である。
初お披露目のGPシリーズ・フランス大会で私はノック・アウトでした。
転倒やミスだらけで酷評でしたが、私は今もあの時の演技は忘れることが出来ません。
天才と呼ばれた真央さんが、なりふり構わず、それまでの実績に甘えないで、もっと大きなもの、新しい領域に大きく踏み出した姿を見て本当に感動を覚えました。
この大会の直後、私は当ブログで下記の通りコメントしました。

>この組曲「仮面舞踏会」の中で一番聴き所で、凄さを感じるナンバーはやはり「ワルツ」である。私は最初「ギャロップ」か「夜想曲」あたりから演技が始まって、後半「ワルツ」へ流れ込むのではないかと想像していましたが、いざ始まると最初から最後まで、あの物凄い「ワルツ」で押し通した浅田さん。凄すぎる!彼女の意欲、物凄さ、そして厳しさは他のスケーターと比較にならないと思います。今回、ミスの多い浅田さんでしたが初めて今までに無い彼女の持つ厳しさ、目標の高さを強く感じました。

この感想は今シーズンも同じです。
よく言われています。前奏曲「鐘」は重すぎるのでは?と。
私は真央さんのフリーが前奏曲「鐘」で本当に良かった!真央さんでなければ出来ないプログラム。心にズシリと響くものがありました。凄いものを見せてくれて真央さんに感謝の気持ちで一杯です。
今月の世界選手権でもう一度、前奏曲「鐘」を見ることが出来ます。楽しみです。
オリンピックの女子フリーでのNHKの生放送の最後、ゲストの太田由希奈さんのコメントが印象に残りました。
「自ら険しい道を選んでいるようなストイックな真央ちゃんの演技には点数がつけられないものがあります」
本当に同感です。
浅田真央さんは既に4年後のソチ冬季オリンピックを、しっかりと見据えています。これからの4年間は長洲未来さんや村上佳菜子さんなど次の世代のスケーター達が激しく追い上げてくるでしょう。
その中で真央さんが、どのように、またどんな領域を広げてくれるのか、しっかりと見ていくつもりです。真央さんについて行きます。
ソチ冬季オリンピックまでの4年間、私のフィギュアスケートは浅田真央さんが中心であるのは間違いありません。

長々となりました。今日はここまで。