オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

マーラー 交響曲第5番

2010年03月11日 09時45分47秒 | 今日、聴いたCD
マーラー 交響曲第5番 嬰ハ短調

レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ドイツ・グラモフォン(1987年フランクフルトでのライブ録音)

久し振りに音楽の話題。しかしバンクーバー冬季オリンピックの余韻が、まだまだ強く残っているので、どうしてもフィギュアスケート絡みの選曲になってしまいます。
この数日、毎晩、アイスダンス金メダルのヴァーチュー&モイアのフリーの演技の録画を見ては、ため息をついています。
音楽はマーラーの交響曲第5番第4楽章「アダージェット」
その為か今日の休みの日、朝からマーラーの交響曲を朝から賑やかに?鳴らしてしまった。
いろいろあるCDの中で、やはりバーンスタインの録音に手が伸びてしまった。
私は、いつも、あまりマーラーの交響曲は聴くことは少ない。私はどちらかというとブルックナーである。マーラーの作品はどちらかと言うと歌曲の方が好きである。
さて5番の交響曲ですが、第4楽章の「アダージェット」はウィーンフィルの弦の魅力に時間を忘れますが、第1楽章と第2楽章は本当に凄みのある異常な演奏である。
やはり、マーラーの交響曲はバーンスタイン。何か異様で巨大な作品をバーンスタインに振らせると作品の良さ、面白さがストレートに伝わってくる。このマーラーの5番、特に第1楽章、第2楽章は、特にこのことが良く言えるような気がします。

さてこの交響曲の第4楽章「アダージェット」の音楽を使った映画でどうしても忘れられない作品があります。
ルキノ・ヴィスコンティ監督作品「ベニスに死す」
クラシック音楽を映画に使った作品はいろいろとありますが、この作品ほど音楽と映像が合っている作品はないのではと思います。まるでマーラーがヴィスコンティ監督の為に、この作品を書いているような気がするくらいです。
風景の美しさ、豪華絢爛なホテルの様子、そして音楽の美しさ、その中から主人公の異様な苦しみが伝わってきます。
私が、この映画を見たのは大学生の時でしたが、その時は、この作品は良く分かりませんでした。
しかし年齢を重ねるにつれて、私にとって、だんだんと大切な作品となってきました。
DVDも購入しています。
「ベニスに死す」に限らず、他のヴィスコンティ監督の映画もじっくりと見る時間が、もっと欲しいものです。