靖国神社前に本店が有るという海苔弁専門店のいちのや。新宿に支店が出来、初めて存在を知りました。本店の開店はコロナ禍の真っ只中である200年7月とのこと。この時期に飲食系の開店って勇気のある決断だなぁ〜。逆にチャンスと思ったのかな?
新宿甲州街道店にて、シンプルに「海苔弁」を購入。1,080円也。海苔弁=リーズナブルという方程式を無視したような価格設定にちょっと驚く。高級なお弁当のような見た目に海苔弁感が皆無で開封の期待が高まる。
開封。最初の印象は「竹輪がデカイ!」でした。海苔弁と言うよりも竹輪弁?お約束の白身魚フライ、きんぴらなどいわゆるのり弁当の王道のトッピングは押さえられています。その周りを味噌ダレで焼いた鶏もも肉が囲み、野沢菜の漬物が脇を固める仕様。派手さは無いが地味でも無い。
蓋の裏には内容物の説明が滔々と語られています。眺めながら食していると「玉子」という文字に目が止まる。え?玉子?そんなの無いじゃん。忘れたか?と思いつつ食べ進めていたら海苔の下にハーフの味玉が隠れていた。正にイースターエッグだ。しかし蓋裏でネタバラシ済みなので驚きは半減。逆にあざとい仕込みに呆れました。更に苦言を…弁当の底にも海苔が敷いてあり、その上にご飯が盛られているのですが、箱の底に海苔が張り付き食べづらい。だったらもうひと手間掛けて二段海苔弁にしてほしかったな。
そして驚きは季節の海苔弁「すだち海苔弁」何と1,500円だ。ネットで画像をチェックしたら、弁当の上一面に輪切りのすだちが並んでいて食欲失くす系… これはセンス無いだろう。
価格の割にツッコミどころ満載の海苔弁ですが、味は悪くないです。のり弁当って思うとコスパがイマイチというだけ。懲りすぎて墓穴を掘った感じですかね。でも1,000円で色々楽しめたので良かったかな。リピートは微妙。