ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

今年もやって来た旅立ち記念日

2020-03-08 17:28:49 | 日記・エッセイ・コラム

3月8日(日曜日)

3月8日が来れば毎年懐かしく思い出します。

3月8日は、私の卒業&旅立ち記念日

昭和38年と言えば、日本は高度成長期真っ只中。どの企業も新卒を早く戦力にしたくてたまりません、私の就職する会社も、同様です。「3月9日に入寮せよ」の通達が会社から送られて来ました。高校の卒業式は3月8日(金曜日)。 卒業式が終われば”遊ぶぞ!”と張り切っていたのに、ナンタルチア。 ほとんどの会社は4月1日なので、羨ましくて羨ましくてたまりませんでした。早く就職する者の特典は、クラスメートの多くが駅まで見送りに来てくれます。可愛そうな者は、3月の終わりに旅立つ者。クラスメートの見送りは期待出来ません。... 夜行列車で、上井(あげい)駅(現在は倉吉駅)から、 「頑張れよ!」の級友の励ましの声に見送られ、大阪(枚方市)へ。 ドラマチックな光景が、連夜繰り広げられたことでしょう。当時の夜行列車は蒸気機関車で、山陰線はトンネルの多いことで有名です。トンネルに入れば、車内は煙で真っ白になります。翌朝京都駅に着けば鼻の穴の中は、ススで真っ黒け。 駅の便所で顔を洗いましょ。奈良電に乗り、東福寺で京阪電車に乗り換え、「枚方市駅」に降り立ちました。 今でこそ枚方市は大阪府下で4番目の人口で、40万人を超えています。当時は約10万人。これだけの人口でも、枚方市は都会では有りません。故郷、倉吉市の方が圧倒的に店も多く、田舎に来たなぁという感じでした。ビックリしたのは、喫茶店が駅前に1軒しか見当たりません。 9日(土曜日)に出社し、会社で説明を受け独身寮”双葉荘”へ。この寮は元フランスベッドの女子寮。寮に着けば、小豆色の布団袋と柳行李が届いていました。これが私の荷物のすべてです。部屋は4畳半一間で、ここに高校の同級生の山ちゃんとの共同生活が始まりました。 今の時代であれば、4畳半に二人住めば、「タコ部屋」と世間の皆さんは言うことでしょう。4畳半の部屋に二人とも机を置き、布団を敷けば足の踏み場もないとはこのことを言います。真面目な山ちゃんは、遊びが好きな私と大違い。勉強が大好で、2年後に会社の高等専門学校に合格して、2年間石川県で勉強です。出て行った後は、四畳半の部屋で一人生活となり、ようやくプライベートが確保出来ました。向かいの部屋に住む ”西野君” は、ええかっこシーの遊び人。二人で寮の前のバー、枚方市民病院の前のスナック。香里園のキャバレー”美都”、枚方市駅の近くにある、ばばあの一杯いるキャバレー”ミス枚方”に、数え切れないほど行きました。独身時代にチカラ一杯遊べば、世の中の裏も表も勉強しました。お蔭様で、女性に溺れての失敗は有りませんでした。毎年3月8日が来れば、57年前が懐かしく思い出されます。

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楽しみを奪った ”新型コロナウィルス”

2020-03-08 03:28:36 | 友達

3月7日(土曜日)

10月末に届いた、高校のクラス会開催の案内状。4月5(日)~6日(月)の一泊で、宝塚温泉で開催されます。「皆さん後期高齢者なので、クラス会も今回をもって最後にしたい」と書かれています。モチロン参加しますの返事を出しました。

日本全国 ”新型コロナウィルス” で大騒動です。学校はすべて休校、イベントもすべて中止、不要な外出は控えなさいと来れば、クラス会も中止になるのでは?

そう思っている時に、北口幹事から電話が掛かって来ました。「他の幹事の皆さんから、今回のクラス会は中止にした方が良いのでは?の声が多く中止にします。これから皆さんに中止の電話連絡します」

関西もライブハウスから、新型コロナウィルスが全国に拡散しててんやわんや。仕方のない中止の決断ですね。ホテルも私もガッカリしています。

幹事の北口さん。折角の計画が水に流れましたが、新型コロナウィルスが収束したら、最後のクラス会を計画してごしなれ。楽しみ待っています。

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