9月8日(火曜日)
定年になれば髪の毛が薄くなったことを気にしなくても良いように、丸坊主にしようと思っていた。所がいざとなれば簡単には踏ん切りがつかない。写真を撮ればハゲのカツラをかぶっているのではと思うくらい、己の髪の薄さに愕然とする。
鏡を見ているだけではそんなに禿げ上がっているようには見えない・・・・。何でや。
阪神がAクラスに入らなければ丸坊主にしてやると宣言してもよかったのだが、ヘアースプレー缶が空になったので、この際断髪してやろうと決めた。
理容院の椅子に座ると「どうしましょうか?」と聞いてくる。「ハゲの角刈りにしてもらえませんか?」「スポーツ刈りでよろしいかな?」「大将の好きなように刈ってもらって結構です」。
バリカンが入ると見る間に丸坊主になった。
丸坊主は高校3年生のとき以来なので47年ぶりだ。鏡に映った見慣れない己の頭に思わずにやけてしまった。
家に帰ると孫が遊びに来ていて、頭を見るなりきゃっきゃっと声を上げ喜んでいる。我が家にはこれで、93歳の爺さんを筆頭に私、三男、孫と四代丸坊主の揃い踏みとなった。
明日からは、洗面台に置いてあるドライアー、養毛トニック、ヘアーチック、ヘアーブラシ、クシ等の出番がなくなった。永年お世話になりました。