首相が変われば内閣改造が行われるが、今までは誰が大臣になろうが、さほど興味はなかった。国会議員であれば大臣という肩書きは誰でも欲しい。自民党が政権与党のときは、各派閥からの推薦（当選回数）で、順繰りに大臣になっていた。先日の衆議院選挙で民主党が圧勝し政権交代をし、鳩山首相が誕生した。何よりも官僚主導から政治主導への転換が、鳩山政権の目玉だ。
連日の各大臣の意気込みを聞いていると、実現までには多少の困難はあるかも知れないが、前途に明るいものが見えてくる。今までなあなあでやっていたことが出来なくなり、すき放題に金を使っていた各省庁も意識を変えなければならない。若手の長妻厚生労働大臣、前原国土交通相には特に期待している。
世の中は景気が悪くて税収がままならぬが、これを切り抜け公約を実現すれば国民は民主党を評価することだろう。何と言っても首相から各大臣まで、原稿なしで自分の言葉でしゃべっているので好感が持てる。今まで国民が知らされていなかった、アレやコレの情報が開示されると思うとワクワクしてくる。また官僚の天下り、仕事をしない独立法人が無くなれば相当な金が浮くはずだ。官僚も今までは大臣を手の平に乗せ、思うように転がしていただろうが過去の話に。とにかく国民が幸せになるような政治をやってくれればそれでよし。期待を裏切れば政権交代が待ち受けている。４年間でマニフェストに書いている半分でも成果を挙げれば私は評価する。頑張れ新政権、頑張れタイガース！
