OURSブログ

社会保険労務士としての日々の業務を行う中で、考えたこと、感じたこと、伝えたいことを綴る代表コラム。

プレミアムフライデー

2016-10-23 22:36:54 | 労働法

政府や経済界で、月末の金曜は午後3時に仕事を終え、夕方を買い物や旅行などに充てる「プレミアムフライデー」構想が検討されているそうです。「プレミアムフライデー」の目的は個人消費を喚起するためとされています。以下、2016/10/18日本経済新聞電子版に以下が載っています。
 
「経済産業省と経団連などの経済団体は、月末の金曜日限定の消費喚起運動「プレミアムフライデー」を来年2月末から始める。百貨店や飲食店などで、普段よりも少し良いモノやサービスを消費者に提案する。企業側は定時前の退社を奨励するなど働き方改革との相乗効果も目指す。経産省と日本百貨店協会や日本チェーンストア協会など関連団体は18日に事務レベル会合を開き、運動の名称と来年2月からの開始方針を確認する。その後、開催を毎月にするか隔月にするかなど詳細を決めたうえで、11月中に正式に決定する。

政府と経団連などは米国で定着する年末商戦「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」の日本版を検討してきた。デフレ脱却を掲げる政府が8月にまとめた経済対策でも実施方針が盛り込まれていた。経産省は取り組みを通じ、モノの消費だけでなく金曜日と土日を合わせて旅行するなど「コト消費」の活発化も目指す。インターネット上では「月末が一番忙しい」などと労働実態との乖離(かいり)を指摘する声や、サービス業従事者の負担増を懸念する声も多い。こうした懸念も踏まえ、経産省と経済団体は働く人や家族の負担が増えないような仕組みを検討する。」

これまで政府は「朝活」その後「ゆう活」を奨励してきていました。一般の企業に訪問した時にこれらが話題になることはほとんどなかったのですが、確かにアベノミクスの消費を喚起して経済効果を高めることと、長時間労働の削減の両方の効果を生むという点では「プレミアムフライデー」は目の付け所は悪くないのかもしれません。

OURSでも様々な点での「スリム化計画」を考えており、その中でミーティングの統廃合を検討しています。その中でもこれだけは残そうと考えているのが毎週金曜日の朝の1時間のミーティングです。もう6、7年続いているのですが、朝の始業時刻を1時間前倒しして8時半からとしており、情報交換を中心とした勉強を兼ねたミーティングを行っています。始業時刻が早まる代わりに終業時刻も1時間前倒しの17時とするとしています。17時には退社するスタッフも結構いるようです。月末だけは15時にするという「プレミアムフライデー」構想もありなのかもしれませんが、上記にある通り「月末の金曜日はどうかな」という気がします。

(厚生労働省「ゆう活」について)

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/summer/

秋になってきましたね。今日は半分くらい衣替えをしました。洋服は着れなくなったもの(かなり着込んだ、体形が変わってきた、年齢から着るのが恥ずかしくなってきたなどいろいろな理由があります)は毎回衣替えの際に整理しています。ほっておくとどんどん服は増えてしまいますので、整理好きの私としては嫁入りの際に母に買ってもらった洋服ダンスに入る範囲を維持することにしています。

できるだけ気に入ったものはどんどん着て着つぶすくらいに着てしまうのですが、あまり気に入っていない服はかえってきれいに残りがちです。そういう意味では洋服を買う時が勝負です。

気分を変えるためにちょっとテンプレートで遊んでみました。しばらくこれでご辛抱を。