OURSブログ

社会保険労務士としての日々の業務を行う中で、考えたこと、感じたこと、伝えたいことを綴る代表コラム。

運用3号のこと

2011-02-20 21:58:35 | 雑感

 ここ3週は毎週セミナーの仕事がありまして、週末ごとにパワーポイントのレジュメを作っている状態です。ちょっと追われていました。今週ある企業のグループ会社向けセミナーが終わったら少しのんびり週末を過ごそうと思っています。

 金曜日に行ったoursセミナーには顧問先企業をはじめとしてたくさんの方が参加頂きました。昨年の1月に顧問先向けに始めたoursセミナーですが1周年を迎えたわけです。最初は一般の申し込みで何人来て頂けるのか全く分からずという状態から少しずつ参加者が増え始めて、今回はさらにtacの講義を受けたことがあるとかそのお友達、また以前別のセミナーを受けて頂いた企業の人事の方など多方面からご参加頂いて嬉しかったです。

 それなのに「実は1号運用3号」はあまりうまく説明できませんでした。すみません。要するに国民年金の第3号被保険者であった人が配偶者が第1号被保険者になった又は自分の収入が130万円を超えたということで1号にならなければならなかったのに、手続きを怠り記録が3号になっていた。それが後日1号が正しいと判明した時の対応として、遡れる2年前より前の期間については3号のままとする(さらに受給権者はすべて3号の記録ままとする)という扱いです。関連して会社で起こりうるケースはどのようなケースかなど、気をつけるところまで触れるのが良いなと考え準備したのですが、かえって話が複雑になってしまいました。いつもあとで収録したものを聞いてみるのですが、無駄な説明や繰り返しが多くてかえって分かりにくくなっており、「ここは失敗だなあ~」という感じ。いつになってもなかなか講義が上手くなりませんね。今後はシンプルな説明をすることができるよう心がけてみるつもりです。

 この「実は1号運用3号」は、総務省の年金業務監視委員会から厚生労働省が指摘を受けて今後どうなるか不透明な状態です。確かに本来1号被保険者として保険料を納めるべき期間については、運用で3号にしてしまうのはあまりにも乱暴と思います。まっとうに1号被保険者として保険料を納めたことが「損した」ということになるのはおかしな話です。正直ものがバカを見ると言うことにならないよう、そこで手間を惜しんではいけないと考えます。

最近電車にベビーカーで乗ってくる人が多いですね。それも大きいタイプのものでかなり場所をとっています。しかもその中でワンワン泣いている赤ちゃんを見ると抱っこしてあげれば安心して泣きやむのではないかなと人ごとながら気になります。他にも小さな子がいるなどの事情がなければ「抱っこ」してあげることが一番なのではないでしょうか?以前は電車に乗ることも泣いたら困るなと、まして大きなベビーカーで乗るのはさらに気が引ける感じでしたけれど、いつの間にそういう遠慮がちな気持ちはなくなってしまったのでしょうかと心配になっているこの頃です。