百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

発酵道

2011-01-21 20:01:45 | Weblog
人間のつくったルールではなく、自然という大きな法則の中で、微生物達は働き、別段何かの見返りを求める訳ではない。
自然とは何か、それは大きな“愛”に満たされ、“愛”が“慈しみ”が限りなく降り注いでいる。
「経済も教育も“愛”」というのが、『発酵道』の著者、寺田本家の寺田啓佐さんのお言葉。
寺田本家 お蔵フェスタ 発酵トーク2009/3/15
www.youtube.com/watch?v=1T5kNkCcFLo

ドイツの憂鬱

2011-01-20 22:39:54 | Weblog
日本では今日は大寒、そして満月。
そんな中、ドイツでは昨年春から変な噂が、・・・そしてついに12月に「家畜用飼料にダイオキシンが混入」と発表され、卵や鶏肉、豚肉などが汚染された疑いが深まり、大混乱に。
ダイオキシン混入は汚染卵が原因といわれているが、詳細は不明。
少し調べてみると消費者団体の foodwatch は 2005年に既にレポートを発表しており、今回のダイオキシン汚染は回避できたはずだとして、政府の怠慢を批判している。ダイオキシン汚染というと、これまでは、ゴミ焼却施設からの排煙が主原因であるとされていたようだが、foodwatch の主張によると、ドイツ人が摂取するダイオキシンの 80% は、家畜飼料由来になるという。foodwatch ではレポートを出した 2005年時点で、ダイオキシンだけではなく、ニトロフェンなどの残留農薬についても警告を発していた。
内容的には原料を安く仕入れ(工業用油脂を使用した問題の飼料原料は、1トン当たりわずか500ユーロのコストで生産できるそうだ)、その原料を倍の値段で販売していたという、どこの国にもある食糧偽造問題のひとつで、どこまでも安い“食”を追い求める消費者と少しでも少しでも多く儲けようとする流通業者・製造業者のどこの国にもみうけられる構図が浮かび上がってくる。

skmtSocial project

2011-01-19 21:16:56 | Weblog
skmtSocial projectとは・・サカモト・ソーシャル・プロジェクトのこと。
それは坂本龍一氏が進める音楽とネットとの新しい関係を見つめるプロジェクト。
ソーシャルメディアを活用したネットユーザー参加型のイベントで、今回今月9日に韓国のソウルで行った公演をネット上で無料生中継。日本国内ではパブリックビューイング(PV)410箇所で同時に実施されたという。
新しいメディアと音楽の融合、そしてあらたな関係の創出に向けての取り組みだという。
通常ネットでは柵を高くして課金する方法をとるが、柵を外して誰でも無料で見られるようにするという、従来のビジネスとは違う発想をとっているのがその特徴で、その結果、参加者からは・お金を払いたい、・いい経験をしたからお返しがしたい等の声が集まったという。そして今回、坂本氏が「世界中のネットユーザーと一緒にライブ経験や感動を共有したい」と呼びかけただけで、視聴者自らが主催者のようにPVの会場を探したり、ツイッターで告知するなど視聴者同士の横の繋がりが一気に広がったという。
ソーシャルメディアの活用、新しい横のつながりの創出の鍵になるかもしれない。



雪景色

2011-01-18 22:13:03 | Weblog
雪は何もかも覆ってしまう。
美しいものも、醜いもの、綺麗なもの、汚いもの、すべてを真っ白にしてしまう。
光が差し込むと眩しいくらい輝き、陽がかげると一気に全体が薄暗くなる。
見えていたものが、見えない。
見えない世界がきれいにみえるのは、なんともなんとも・・・。

足跡

2011-01-17 22:06:24 | Weblog
今朝、あたりは雪化粧。
今朝はあれから16年、早いもので16年。
あの頃、生まれた子供が早くも高校生になっている。もう小中学生に震災の体験者はいないことになる。
あの瞬間から時間が停まっている人やあの瞬間を忘れてしまいたい人、あの瞬間が様々なことを我々に投げ掛け、あの瞬間に我々は様々な思いを持った。
震災は、我々人間とは如何にちっぽけな存在か横っ面を思いっきりひっぱたくように教えてくれた、一方で我々は人間のあたたかさを深く深く感じた。
足跡は雪がとければ消え去る。
でも雪がなければみえなかったその足跡を、常に心で見つめていられるだろうか。

カラーバス効果

2011-01-16 20:32:11 | Weblog
チャンスは誰にでも均等にある。
そのチャンスを掴むためには、どれだけ明確にゴールを描けるかに鍵があるようです。
博報堂の加藤昌治さんが「カラーバス効果(『考具』)」について話されていることですが、意識をしているとそれが眼に飛び込んでくる(「色を浴びる」ということのようです)ようになる、具体的には「赤い色のものを捜そう」と一日意識していると驚くほどたくさんの赤い色に巡り合えるという話です。
・目標を紙に書いておいたら、新たな仕事が舞い込んできた
・偶然にも必要な人に会うことが出来た 等 成功した方の本を読んでいるとよく記載されていますが、これらは決して偶然ではないということです。
明確にゴールをイメージし、チャンスを敏感にキャッチする努力をする必要がありそうです。

味噌づくり

2011-01-15 21:25:03 | Weblog
そろそろ味噌づくりの季節を迎えます。
手前味噌といって、大豆と麹と天日塩をみんなで混ぜて、そしてこねて(空気を抜きながら)器に詰めて、秋までゆっくり寝させる(土用に天地返しをするともっとよくなりますが)という、自分達のオリジナルの味噌をつくります。
もうつくり始めて7年なるのですが、結構好評で、みなさんに喜んでいただいています。

無化学肥料栽培

2011-01-14 23:51:27 | Weblog
「無農薬栽培は、なんとなく農薬を使用しないというという点から良さそうな気がする。でも無化学肥料栽培である必然性はよくわからない・・・」と最近言われたことがある。
私たちは、無農薬・無化学肥料栽培(あえて有機栽培とはいわずに)を志向しているが、無農薬、農薬自身に“毒”のイメージがあり無農薬栽培の理解は比較的浸透しているようなので、今後は何故無化学肥料、つまり化学肥料を使わないことを信条としているのかについてもう少しいろいろな視点からお話をしたほうが良さそうに思う。
化学肥料も石油から出来ていて・・・“毒”まではいかないにしても“悪”のイメージを持っている人もいるが
化学肥料は速効性があり・・・化学肥料は臭いも少なく・・・化学肥料は保存性も高い・・・という点は有機資材との相違点で明確であり、
化学肥料を投入すると、窒素過剰になりやすく、植物に硝酸態窒素が溜まりやすくなるのか、というとそんなことは有機資材の場合も同様であり特段の差異はない。
化学肥料の弱点は永続性に欠ける点とやはりどうしても食味(食味自身も判断指標を何に持つかは難しいが)があがらない点に尽きるのではないか。
私たちが間違いがちなのは、植物を育てようとするのか、植物が育つのを助けようとするのかという私たちの立ち位置であり、考え方である。植物は確かに単品の無機の集合体で育てることは出来る、しかし、本来あるべき植物の育ち方は自らが様々な栄養素を取り込み、それぞれの成長ステージに沿って巧みに活用することがあるべき姿であり、自然界という大きな世界の中でしっかり自らの意思で成長したものが良さそうな気がする。また、植物というより、それぞれの植物の育つ土壌環境を整えることが大切で、その土壌環境の決定要因の多くは微生物が握っているとするなら、微生物のすみやすい環境を築くことに力を注いだ方がまずはわかりやすく、その環境は持続性がありそうな気がする。最近は肥料も出来るだけ少ない方が良さそうだと感じている。微生物と付き合うということは、なかなか見えないもの(人間の肉眼では)と付き合うということになり、出来るだけ感性を磨いておかないと第六感が働かない。無化学肥料栽培とは、風を感じて農を楽しむ!!そんな農法なのかもしれない。

人の生活と微生物について

2011-01-13 23:55:14 | Weblog
◇腸には菌がいっぱい◇
腸の中には菌がたくさんいて(人間の排泄物の40㌫)、人の大腸のなかには1.0kg から 1.5kg の微生物が住んでいるらしい。数に直すと100兆個という。人の細胞の2倍くらいになるという。
土と同様に多様な菌がいる状態が、身体の自然な状態といえる。
◇生きることは食べること◇
100兆個といわれる常在菌、腸などでその役割を果たしているのが腸内細菌、大腸菌も腸の中に存在することで消化に一役かっているようだ。口腔内に100億個、皮膚には1兆個といわれている。
口腔内の細菌は、生後すぐに定着を開始し、個体の成長や歯牙の萌出などの口腔内環境の変化に伴って変わるようだ。また、個人差や家庭での食生活や生活習慣によっても大きな変化があるという。皮膚にいるのは有名な黄色ブドウ球菌、ニキビをつくるのがアクネ菌といわれている。
◇アレルギーと腸内常在菌◇
特定の食品に過剰に反応してしまう食品アレルギーも腸内常在菌と関わりがあるそうだ。
免疫系は本来「自己」と「非自己」を区別し、侵入してきた非自己は攻撃・排除する仕組みだが、“経口免疫寛容”といって口から食べるものには免疫反応をおこさない性質を持つ。免疫系である腸管が、アレルギー反応を起こさないようアレルギー抑制作用をするために腸内常在菌が大切な役割を果たしているという。

コーヒーロースト

2011-01-12 21:42:53 | Weblog
友人が群馬で珈琲の豆屋サンを始めた。
挽きたてのコーヒーは
・リラックス効果
・ダイエット効果
・血流を良くし
・善玉コレステロールを増やし
・老化を防止し
・心筋梗塞も予防、
・癌の抑制をする
という。
今夜はゆっくり挽きたての珈琲を味わいたい。
ありがとう!!