鮒寿司のサブレ

鮒寿司がサブレになった。
「びわいち協議会」は、県内の伝統食材を使った焼き菓子「近江びわいちサブレ」を開発、先月末に発表した。伝統食材の内容は、ふなずしと緑茶、湯葉で、それぞれがサブレに変身して三種類の味が楽しめるという。７月１日から県内１２施設で発売されていて、結構好評を博しているようだ。
実際、開発された方のお話をお伺いすると、やはり鮒寿司独特の風味をどう表現するかが難しく、風味を上手く閉じ込めながら、味の深みとして（コクのようなもの？）それぞれを残していく事に苦心されたそうで、その苦労が実って今回の商品化に至ったようだ。
日本の文化として“発酵”食品文化があり、それぞれが日々の食の中で壊れそうな位置づけにある中、うまく菓子とコラボされた点、地域資源の活用、地域のお土産的な意味合い等、大変参考になる点も多く勉強になる。