昨日、国内初のプルサーマルが佐賀で起動した。様々な案件を抱えながら新しい政府が始動して一ヶ月、何ともいえない事件や事故が日々流れるように報道される中、私達は見逃してはいけないものを見逃し、どうでもいいことに心奪われているのではないかとふと思ったりする。環境の視点で原子力はいまや無視できない存在になっているが、温暖化(二酸化炭素の排出量)のみにあまり心奪われると、100年先の私達の未来、地球の未来が見えなくなってしまうのではないか。化石燃料はいろいろな点で人類に貢献してくれたが、人類は好き勝手にそれらを使用することで、地球に負荷をかけ過ぎてきた 。プルサーマルはまだ様々な問題が解決された訳ではない、それでも導入する、これは今(現在)さえよければ良いというあまりにも身勝手な人類の論理であり、化石燃料を使い始めた頃の人類よりも劣る論理の展開ではないかと思うのは私だけだろうか。便利だから、我慢が嫌だから、楽しい、・・・そんな我儘はもうそろそろ自粛しないと、地球もいつまでも大人しくはしていられない、そんな気がする。
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みんな自分の利益は欲しいよね。かなり優先順位は高い方です。しかし、今の自分にとっての利益を手に入れることと、未来の不利益の両方を考えて。
たとえ、今、自分に利益な事であっても、未来に不利益であるならば、踏みとどまる。誇れる程のものでは決してないけど、せめて最低限、それくらいのつつましさは持っていたいよね。
地球が数億年かけて封じた炭素を百年程の間に酸化させて大気中に放出させるのも、半減期が一万年以上ある放射性物質を際限なく作り出す行為も、今を生きる人間には利益でも、未来の不利益になるのではないか。
私もあなたも、そんなことに賛成はしていない。
でも、未来の子供たちに残してやった環境に、我々の責任は無いのかえ?
未来に生きる人達に。「なんで、こんなに成るまで・・・」っと、言われて。
「俺たちは、最大限の努力をしたんだ!これが自分たちで出来る最良の結果だったんだ!」って、彼らの瞳を正面から見て、・・・言えるかい?
お互い、未来の人達と対等に話せる人間でいたいよなぁ。
あんたは最大限の努力をしてるかい?おいら、まだまだだなーぁ。
あんた、昨日言ってたよな、「日々精進!」
お互い「精進有るのみ」で参りましょう。